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クラウン・バイオサイエンス、がん免疫治療薬候補の反応予測を改善する「3D生体外患者組織プラットフォーム」の投入を発表

表現型ハイコンテントイメージング解析と患者の新鮮な腫瘍の3次元モデルを組み合わせ、治療薬候補の選択と臨床プログラムのデザインための情報を与える薬物反応の重要な分析を実現するプラットフォーム

米カリフォルニア州サニーベール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- JSRライフサイエンス傘下企業であり、バイオ医薬品企業が新薬開発プログラムを加速できるよう支援する橋渡しサービスのリーダー企業の地位にあるクラウン・バイオサイエンスは本日、「3D生体外患者組織プラットフォーム」(3D Ex Vivo Patient Tissue Platform)の投入を発表しました。この新しいサービスは、患者さんから採取した新鮮な腫瘍検体を使用し、がん治療薬やがん免疫治療薬で誘導された殺腫瘍効果と内在免疫細胞の増殖を、ハイスループットで正確に測定することができます。研究者らは、この新しいプラットフォームに関するデータを、2021年10月7~10に仮想形式で開催されている今年の「分子標的とがん治療に関するAACR-NCI-EORTC国際会議」で発表します。

この専有技術は、クラウン・バイオサイエンスが最近買収した(旧称OcellO B.V. 、オランダのライデン)施設で開発されたもので、患者と最も関連が深い腫瘍検体を使用して治療薬候補に対する腫瘍反応の予測を改善することで、臨床的成功率を向上させることを目指しています。

当社の生体内研究担当シニアバイスプレジデントであるレオ・プライス博士は、次のように述べています。「当社の目標は、保有するコア技術を活用して、腫瘍の構造と微小環境について適切に把握し、既存の治療薬候補および潜在的な治療薬候補の治療プロトコルに対する患者反応の予測可能性を向上させる橋渡しモデルシステムを構築することにあります。この手法は、免疫適格のヒト原発性腫瘍組織を使用し、開発プログラムで臨床試験が開始される前に医薬品候補の有効性を分析するのに役立てることで、医薬品開発における橋渡しとしての重要性を高めると当社は考えています。この手法は、適切な医薬品を適切な患者に適切なタイミングで提供することに貢献するという当社の使命に最も適合するものです。」

「3D生体外患者組織プラットフォーム」で使用する患者の腫瘍組織は、生検、外科的切除、腹水、胸水の試料から分離し、腫瘍微小環境を保存するために24時間以内に処理したものです。この自動高速処理プラットフォームは、ハイコンテント3Dイメージングと画像解析を使用して、新鮮な患者組織における個別の細胞集団に特有の反応を定量化します。これらの分析により、さまざまなタイムポイントで、異なる投与量の治療薬候補に対する反応の評価に加え、治療薬または治療薬の組み合わせが腫瘍の死滅と免疫細胞の増殖に及ぼす影響の判定が可能になります。

クラウン・バイオサイエンスの最高経営責任者(CEO)であるアーミン・スプラ博士は、次のように述べています。「この新しいサービスは、早期段階で橋渡しとなる生体外患者組織モデルを使用し、有効性の評価と作用機序の確認ができるようにすることで、研究の現状における深刻な不足を補うこと立つと、当社は考えています。当社が新たに提供する本サービスは、オンコロジー領域の臨床プログラムにおける高い失敗率を低減する狙いがあり、当社の最近におけるOcellO買収で表明した目的の1つです。当社はこの投資によって顧客に即座に価値を提供できることを大変うれしく思っており、本買収が今後もたらす価値に期待しています。」

分子標的とがん治療に関するAACR-NCI-EORTC国際会議

クラウンバイオの研究者らは、今年の年次大会で「患者由来微小腫瘍の3D生体外モデルを使用した腫瘍研究用の新規準生体薬物反応プラットフォーム」(Novel Near Vivo Drug Response Platform for Oncology using 3D Ex Vivo Patient-Derived Microtumors)と題するポスター発表を行います。本ポスターの要旨は下記の通りです。

  • 患者の生体外腫瘍試料を使用する本3次元ハイコンテントアッセイは、腫瘍本来の微小環境および構造を保存
  • 超新鮮な患者腫瘍試料を使用した生体外検査は、無傷な内在免疫細胞集団を維持
  • 卵巣がん、膀胱がん、NSCLC、その他腫瘍の試料の組織供給者と連携した臨床試験が進行中

クラウン・バイオサイエンスの3D生体外患者組織プラットフォームに関する詳細情報については、Crown Bioscienes's webpage on the new serviceをご覧ください。

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クラウン・バイオサイエンスについて

JSRライフサイエンス傘下のクラウン・バイオサイエンスは世界的な創薬・医薬品開発サービス企業として、オンコロジー、がん免疫療法、免疫介在性炎症性疾患の研究を前進させる橋渡し的プラットフォームを提供しています。クラウン・バイオサイエンスは適切なモデルと予測ツールの広範なポートフォリオにより、顧客が優れた臨床候補薬を生み出せるようにします。詳細情報についてはwww.crownbio.com をご覧ください。

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