ロンドン & パリ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- ムーディーズESGソリューションズは本日、V.Eが欧州委員会の次世代EU（NGEU）グリーンボンドの枠組みに対してセカンド・パーティー・オピニオン（SPO）を提供したと発表しました。この枠組みは、NGEUのパンデミック復興計画の中核となる復興レジリエンス・ファシリティーのためのグリーン投資の資金確保を目的としています。V.EのSPOでは、サステナビリティへの貢献度、当該枠組みの国際基準との一致度、発行体のサステナビリティに関する戦略的優先事項との整合性という3つの主要な要素を評価します。
ムーディーズESGソリューションズのサステナブル・ファイナンス担当マネジングディレクターのパトリック・ミスパゲルは、次のように述べています。「欧州委員会の枠組みを通じて発行されるグリーンボンドは、サステナビリティに対して当社の4段階評価で2番目に高い『確固とした』貢献をすると予想されます。パンデミックからのグリーンな復興への投資は、グリーン移行の実現および欧州のサステナブルな金融市場の一層の発展におけるEUの取り組みと役割を示しています。」
V.Eによれば、この枠組みは、国際資本市場協会の2021年グリーンボンド原則の4つのコア構成要素に「沿って」おり、国連の持続可能な開発目標のうち9項目に貢献すると予想されます。
V.Eの意見では、この枠組みはサステナブルな投資への資本フローの流れの変更を含むEUの戦略的サステナビリティ優先事項と「整合的」です。これはまた、2050年までに気候中立を達成する長期目標など、EUの環境への取り組み、目的、目標に貢献すると予想されます。調達資金の配分が完了するまでの資金の使途の年次報告、環境インパクトの年次報告（初回発行の2～3年後に開始）、手法の公表、資金配分に関する前提と外部による検証を含む報告基準は、市場の最良慣行に適合しています。
サステナビリティ認証に関するV.EのSPOは、市場参加者のサステナブルボンドおよびサステナブル・ローンによる資金調達を可能にし、発行体とプロジェクトに対する信頼を高め、投資家に自信を与えることに貢献します。これまでにV.Eは、業界表彰を受けたものや先駆的ミッションに関するものを含め、世界30カ国以上でサステナブル・ファイナンス活動に関する370件を超えるSPOを提供してきました。V.Eは、西アフリカ開発銀行（BOAD）、IDBインベストなどの国際機関のほか、フランス、イタリア、スペインといったEUのソブリン発行体にSPOを提供してきました。
詳細については、moodys.com/sustainable-financeをご覧ください。
欧州委員会の次世代EUグリーンボンドの枠組みに対するV.EのSPOは、こちらで入手できます。
ムーディーズESGソリューションズについて
ムーディーズESGソリューションズ・グループは、ESGと気候に関する洞察に対する世界的な需要の高まりに対応するムーディーズ・コーポレーションの事業部門です。同グループは、ESG、気候リスク、サステナブル・ファイナンスに関するムーディーズのデータと専門知識を生かし、ムーディーズ・インベスターズ・サービスおよびムーディーズ・アナリティックスと連携して包括的かつ総合的なESGおよび気候リスク・ソリューションを提供します。これには、ESGスコア、アナリティックス、持続可能性格付け、サステナブル・ファイナンス評価・認証サービスが含まれます。
詳細情報については、ムーディーズESGおよび気候リスク・ハブ（www.moodys.com/esg）をご覧ください。
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