-

Esriが欧州連合のオープンデータ指令を高く評価

新たな法的要件により、EUのGISコミュニティー内の協力が可能になる

米カリフォルニア州レッドランズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- ロケーション・インテリジェンスの世界的リーダーのEsriは本日、欧州で再利用可能なデータの国境をまたいだ利用を促進することを目指す指令(EU)2019/1024(オープンデータ指令)の実施において、欧州連合(EU)がリーダーシップを発揮していることを高く評価しました。標準化されたオープンデータ・ポリシーの枠組みに従うことで、EU加盟国は、地理空間、地球観測、環境、気象、統計、交通、企業所有に関する高価値のデータセットを信頼できる方法で容易に利用できるようになります。

オープンデータにより、加盟国はアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)のウェブサービスを利用したアクセスが可能になりました。データがあらゆる場所でかつてないペースで増えている中、この新しいモデルは、全加盟国に利益をもたらすオープンデータの欧州単一市場を実現します。

Esriの創業者で社長のジャック・デンジャモンドは、次のように述べています。「貴重な地理空間データへの透明かつ自由なアクセスを可能にするこの指令を主導した欧州委員会の尽力に、感謝しています。データにどのようにアクセスし、処理し、再利用するかは、技術開発に大きく影響し、私たちの日常生活を向上させます。この指令によって、欧州のユーザーは地域レベルから世界レベルまでの課題に対処する解決策を見出し、データ駆動型の方針を制定できるようになります。」

EU加盟国がオープンデータ指令の実施を最終決定するにあたり、地理空間ツールは欧州全域でオープンデータ・ポータルのデータカタログ相互運用性要件をサポートする必要があります。指令へのサポートを拡大するため、Esriは相互運用可能なウェブサービスAPI、メタデータ、ArcGIS Hubカタログの能力を拡張しています。Data Catalog Vocabulary Applicationプロファイル(DCAT-AP)などの国際的なオープン標準を利用することで、欧州の顧客は新しいオープンデータ指令に準拠したデータを共有でき、オープンデータのカタログやウェブサービスを再利用向けに公開しやすくなります。

ArcGIS Hubは、企業、市民、コミュニティー、大学、非政府組織(NGO)が共同政策イニシアチブにオープンデータと空間分析を活用できるようにするエンゲージメント・システムです。現在のEU加盟国のユーザーは、アイルランド持続可能な開発目標(SDGs)のデータハブの事例ように、ArcGIS Hubを利用してSDGsに向けた自国の進捗状況を報告しています。アイルランドのSDGsハブでは、空間パターンを強調し、傾向を特定し、コミュニティー・データを共有することで、この目標の達成を支援しています。

DCAT-AP 2.0.1を拡張可能なアーキテクチャと共にArcGIS Hubに組み入れることは、地理空間技術のユーザーがオープンデータ指令の法的要件を適用する支援をして手引きするロードマップとして役立ちます。地理空間データは変革をもたらすものであり、EUのオープンデータ指令は、アクセス性と透明性の拡大に道を開きました。今回の変更は、欧州で加盟国が協力してイノベーションを起こす素晴らしい機会を引き起こすでしょう。

Esriについて

地理情報システム(GIS)ソフトウエア、ロケーション・インテリジェンス、マッピングの世界的市場リーダーのEsriは、顧客がデータの潜在力すべてを活用して業績や事業成果を改善する手助けをしています。1969年に米国カリフォルニア州レッドランズに設立されたEsriのソフトウエアは、フォーチュン500企業、政府機関、非営利組織、大学など、世界全体で計35万を超える組織に、また米州、アジア太平洋、欧州、アフリカ、中東の計20万を超える機関に導入されています。Esriは、6大陸100カ国以上に現地サポートを提供する地域事業所、国際的販売業者、パートナーを有しています。地理空間情報技術に対する先駆的取り組みにより、Esriのエンジニアはデジタル変革、モノのインターネット(IoT)、高度アナリティクスに対する最も革新的なソリューションを構築しています。当社サイトのesri.comをご覧ください。

Copyright © 2021 Esri. All rights reserved. Esri、Esriの地球ロゴ、ArcGIS 、The Science of Where、esri.com、@esri.comは、米国、欧州共同体、その他の一定の司法管轄におけるEsriの商標、サービスマーク、登録商標です。本リリースで言及した他の企業・製品・サービスは、各所有者の商標、サービスマーク、登録商標である場合があります。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Jo Ann Pruchniewski
Public Relations, Esri
Mobile: 301-693-2643
Email: jpruchniewski@esri.com

Esri



Contacts

Jo Ann Pruchniewski
Public Relations, Esri
Mobile: 301-693-2643
Email: jpruchniewski@esri.com

More News From Esri

エスリ、 Microsoft Fabric向け最新ArcGIS統合機能を発表

カリフォルニア州レッドランズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ロケーション・インテリジェンスの世界的リーダーであるエスリは、ArcGIS GeoAnalytics for Microsoft Fabricの一般提供開始を発表しました。現在ArcGIS Maps for Microsoft Fabricのパブリック・プレビューも開始しています。マッピングツールを用いることで、ユーザーはビジネス、ライフスタイル、人口統計、環境などのデータを用いてコンテキストを容易に追加し、Microsoft OneLake内の企業データを充実させることが可能となります。 「この統合により、データ専門家はMicrosoft Fabric環境から直接、エスリの中核機能の一部を利用できるようになります」と、エスリ社長のジャック・デンジャモンドは述べています。「マイクロソフトとの長年にわたる戦略的提携がさらに発展していくことで、両社を利用されるお客様が空間的洞察を解き放ち、未開拓パターンを発見する一助になれば幸いです」 データサイエンティスト、データ・エンジニア、ビジネス・アナリス...

エスリ、IUCNの自然教育グローバルイニシアチブを支援

カリフォルニア州レッドランズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 位置情報システム(GIS)テクノロジーの世界的リーダーであるエスリは、2025年の国際自然保護連合(IUCN)世界自然保護会議において、IUCNおよびその教育・コミュニケーション委員会との共同イニシアチブを発表し、自然に基づく教育(NbE)を世界的に支援するために、データ、地図、GISテクノロジーへのアクセスを拡大することを発表しました。 エスリは、新しいNbEジオポータルの開発を支援するために、1,000万ドル相当の現物寄付を行います。このジオポータルは、世界中の学生、教師、そしてIUCN自然保護活動家が、地図や地理科学を通して地球を理解・探求するとともに、重要な自然保護ソリューションをめぐって協力し、今後の自然保護活動のキャリアで求められる技術スキルを習得できるようにします。現在、協議と設計のパイロット段階にあるこの新しい取り組みは、今年10月にアブダビで開催されたIUCN世界自然保護会議で加盟国が採択した、環境学習と行動を促進するというIUCNのNbEの目標を支えます。 このコラボレーシ...

エスリ、ArcGISにおける生成AI活用の推進に向けて、AWSと戦略的協業契約を締結

カリフォルニア州レッドランズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 地理情報システム(GIS)技術と地理空間AI技術の世界的リーダーであるエスリは、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)と戦略的協業契約(SCA)を締結し、生成AIを地理空間ソリューションやワークフローに統合する取り組みを強化します。エスリの地理空間AIプラットフォームであるArcGISと、AWSのスケーラブルなクラウドインフラを組み合わせることで、組織はAWSの先進的なクラウド機能とArcGISの高度なマッピングおよび空間解析ツールを利用しつつ、エンタープライズ規模の地理空間AIソリューションを、より効率的かつ信頼性の高い方法で展開できるようになります。 AWSのWWPSグローバルISVセールスおよびGTM担当ディレクターであるエイミー・ベルチャー氏は、次のように述べています。「AWSのクラウド機能とエスリの地理空間分野の専門知識を組み合わせることで、顧客は高度なロケーション・インテリジェンスを通じて複雑な課題を解決できるようになります。今回の戦略的合意によって、組織が地理空間データを大規模に活...
Back to Newsroom