-

Esri、予測的2050年グローバル土地被覆マップを新たにリリース

クラーク・ラボがEsriと共同で30年間の変化を予測する地図を世界のユーザーに提供

米カリフォルニア州レッドランズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- ロケーション・インテリジェンスの世界的リーダーのEsriは本日、当社のリビング・アトラスの一部として、高細密2050年グローバル土地被覆マップを新たにリリースすると発表しました。クラーク・ラボとのパートナーシップにより、欧州宇宙機関(ESA)の2010年および2018年の気候変動イニシアチブ(CCI)衛星画像を使用して作成されたこのマップでは、世界の土地被覆が30年後にどのように変化するかを見ることができます。

ArcGIS Living Atlas of the Worldで提供されるこの新たな分析レイヤー・シリーズは、数十年にわたる歴史的な観測結果と、土地利用や開発のパターンを活用して、2050年の土地被覆を予測します。地球の各300メートルピクセルが土地被覆のタイプとそれを変化させる人間の活動の脆弱性によって分類されています。またこのマップには、現在までの土地被覆の変化、その土地に対するリスク、そして将来の変化の予測を示す3つの重要なレイヤーが含まれています。

Esriの創業者で社長のジャック・デンジャモンドは、次のように述べています。「気候変動が地球にもたらす課題だけでも理解する能力は、私たちの生存に欠かせないものです。しかし、バーチャルに未来を見通して、これらの重要な問題の今後の展開を視覚化する力は変革的と言えるでしょう。この新しい地図は、テクノロジーを使ってより持続可能な世界を構築するためにGISがいかに有用かを実証しています。」

6月にEsriは、変化の検出を可能にし、特に人間の活動の影響に関連する土地の変化を強調した史上初の高細密グローバル土地被覆マップをリリースしました。そのリリースと同様に、世界各地の立案者は2050年グローバル土地被覆マップを活用して、特徴的な土地被覆を持つ周囲の地理や、それらに影響を与える人間の活動について理解を深めることができます。意思決定者は将来の土地被覆パターンを予測し、特定の場所での開発や産業によってもたらされる影響リスクをより適切に評価することができるようになります。

クラーク大学地理学教授兼クラーク・ラボ所長のJ.ロナルド・イーストマン氏は次のように述べています。「土地の変化のプロセスに対する理解と地理空間ニューラル・ネットワークの能力の向上により、環境の変化を予測することがかつてないレベルで可能になりました。天然資源のスチュワードシップを積極的に行う機会と義務が、これによってもたらされたと考えています。」

Esriは、このマッピング・リソースをクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公表することで幅広い導入を促し、持続可能性の高い地球を作り上げる立案者に公平なアクセスを提供できるようにします。このコンテンツはマップ・サービスとしてArcGISオンラインで提供され、その1000万人のユーザーが無料で利用できます。ダウンロードも閲覧も可能になります。この新しい2050年グローバル土地被覆マップを閲覧される場合は、https://livingatlas.arcgis.com/landcover-2050/をご覧ください。

クラーク・ラボについて

クラーク・ラボは、持続可能な開発のための地理空間モデリングおよびモニタリングのツールの開発と展開に注力しています。1987年に米国マサチューセッツ州ウースターのクラーク大学大学院地理学研究科のロン・イーストマン教授によって設立され、以来、土地変動モデリング、地理空間的意思決定、環境時系列分析、リモートセンシング画像分析のためのツールを先駆的に開発してきました。ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団、Esri、コンサベーション・インターナショナル、世界自然保護協会、世界野生生物基金、グーグル、米国農務省、国連環境計画などの組織との提携実績を持つクラーク・ラボは、その学術的基盤を活用して、革新的でカスタマイズされた研究ツールを開発し、必要としている組織にソフトウェア・ソリューションを提供し、地理空間の専門知識を現実世界のさまざまな問題に適用しています。

Esriについて

地理情報システム(GIS)ソフトウエア、ロケーション・インテリジェンス、マッピングの世界的市場リーダーのEsriは、顧客がデータの潜在力すべてを活用して業績や事業成果を改善する手助けをしています。1969年に米国カリフォルニア州レッドランズに設立されたEsriのソフトウエアは、フォーチュン500企業、政府機関、非営利組織、大学など、世界全体で計35万を超える組織に、また米州、アジア太平洋、欧州、アフリカ、中東の計20万を超える機関に導入されています。Esriは、6大陸100カ国以上に現地サポートを提供する地域事業所、国際的販売業者、パートナーを有しています。地理空間情報技術に対する先駆的取り組みにより、Esriのエンジニアはデジタル変革、モノのインターネット(IoT)、高度アナリティクスに対する最も革新的なソリューションを構築しています。当社サイトのesri.comをご覧ください。

Copyright © 2021 Esri. All rights reserved. Esri、Esriの地球ロゴ、ArcGIS 、The Science of Where、esri.com、@esri.comは、米国、欧州共同体、その他の一定の司法管轄におけるEsriの商標、サービスマーク、登録商標です。本リリースで言及した他の企業・製品・サービスは、各所有者の商標、サービスマーク、登録商標である場合があります。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Jo Ann Pruchniewski
Public Relations, Esri
Mobile: 301-693-2643
Email: jpruchniewski@esri.com

Esri



Contacts

Jo Ann Pruchniewski
Public Relations, Esri
Mobile: 301-693-2643
Email: jpruchniewski@esri.com

More News From Esri

エスリ、 Microsoft Fabric向け最新ArcGIS統合機能を発表

カリフォルニア州レッドランズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ロケーション・インテリジェンスの世界的リーダーであるエスリは、ArcGIS GeoAnalytics for Microsoft Fabricの一般提供開始を発表しました。現在ArcGIS Maps for Microsoft Fabricのパブリック・プレビューも開始しています。マッピングツールを用いることで、ユーザーはビジネス、ライフスタイル、人口統計、環境などのデータを用いてコンテキストを容易に追加し、Microsoft OneLake内の企業データを充実させることが可能となります。 「この統合により、データ専門家はMicrosoft Fabric環境から直接、エスリの中核機能の一部を利用できるようになります」と、エスリ社長のジャック・デンジャモンドは述べています。「マイクロソフトとの長年にわたる戦略的提携がさらに発展していくことで、両社を利用されるお客様が空間的洞察を解き放ち、未開拓パターンを発見する一助になれば幸いです」 データサイエンティスト、データ・エンジニア、ビジネス・アナリス...

エスリ、IUCNの自然教育グローバルイニシアチブを支援

カリフォルニア州レッドランズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 位置情報システム(GIS)テクノロジーの世界的リーダーであるエスリは、2025年の国際自然保護連合(IUCN)世界自然保護会議において、IUCNおよびその教育・コミュニケーション委員会との共同イニシアチブを発表し、自然に基づく教育(NbE)を世界的に支援するために、データ、地図、GISテクノロジーへのアクセスを拡大することを発表しました。 エスリは、新しいNbEジオポータルの開発を支援するために、1,000万ドル相当の現物寄付を行います。このジオポータルは、世界中の学生、教師、そしてIUCN自然保護活動家が、地図や地理科学を通して地球を理解・探求するとともに、重要な自然保護ソリューションをめぐって協力し、今後の自然保護活動のキャリアで求められる技術スキルを習得できるようにします。現在、協議と設計のパイロット段階にあるこの新しい取り組みは、今年10月にアブダビで開催されたIUCN世界自然保護会議で加盟国が採択した、環境学習と行動を促進するというIUCNのNbEの目標を支えます。 このコラボレーシ...

エスリ、ArcGISにおける生成AI活用の推進に向けて、AWSと戦略的協業契約を締結

カリフォルニア州レッドランズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 地理情報システム(GIS)技術と地理空間AI技術の世界的リーダーであるエスリは、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)と戦略的協業契約(SCA)を締結し、生成AIを地理空間ソリューションやワークフローに統合する取り組みを強化します。エスリの地理空間AIプラットフォームであるArcGISと、AWSのスケーラブルなクラウドインフラを組み合わせることで、組織はAWSの先進的なクラウド機能とArcGISの高度なマッピングおよび空間解析ツールを利用しつつ、エンタープライズ規模の地理空間AIソリューションを、より効率的かつ信頼性の高い方法で展開できるようになります。 AWSのWWPSグローバルISVセールスおよびGTM担当ディレクターであるエイミー・ベルチャー氏は、次のように述べています。「AWSのクラウド機能とエスリの地理空間分野の専門知識を組み合わせることで、顧客は高度なロケーション・インテリジェンスを通じて複雑な課題を解決できるようになります。今回の戦略的合意によって、組織が地理空間データを大規模に活...
Back to Newsroom