-

ビザがカードを超えたグローバルな資金移動能力をビザ・ダイレクト・ペイアウツによって拡大

コーポレート・バンク、送金者、フィンテックのために中小企業と消費者の決済を単純化

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- ビザ(NYSE:V)は本日、ビザ・ダイレクト・ペイアウツ(Visa Direct Payouts)の導入によってリアルタイム1プッシュペイメント・プラットフォームのビザ・ダイレクトを拡大すると発表しました。新ソリューションでは、世界中のビザのクライアントとパートナーが単一の接続ポイントから国内支払い対象のカード、国外支払い対象のカードやアカウントへのプッシュペイメントを実行できます。

ビザ・ダイレクトのSVPでグローバルヘッドのビル・シェリーは、次のように述べています。「ビザは、デジタルコマースを加速させる企業として、技術革新によって金融機関、政府、個人、企業に対し、カードに留まらない新たな支払い方法と支払い受領方法を提供しようとしています。ビザ・ダイレクト・ペイアウツの始動はビザの口座間機能の拡大における重要な節目であり、送金可能な銀行口座は世界中で20億口座増加します。VisaNetの運用規模と性能に支えられているこのソリューションでは、ビザがアースポート買収で取得した能力を統合し、ビザのクライアントがグローバルな資金移動プログラムを展開および最適化する方法に変革を起こします。」

ビザ・ダイレクト・ペイアウツの柔軟なAPIは、資金管理や世界中の複数のネットワークや仲介業者間での送金に伴うことの多い複雑さを軽減します。このソリューションは、VisaNetへの1度の接続によってグローバルな資金移動の操作を単純化し、金融機関、フィンテック、送金プロバイダー、コーポレート・バンクが新たな決済フローを獲得し、成長と価値創造を実現できるようにします。ビザ・ダイレクト・ペイアウツは、保険金の支払いやマーケットプレイスでの販売者による資金回収など、リアルタイム2の国内外の個人対個人(P2P)、企業対中小企業(B2SB)、企業対消費者(B2C)のユースケースに対応することで、労働者が自分に入金された報酬と送金にアクセスする際のスピードを高速化します。

世界中のビザのクライアントとパートナーは、ビザ・ダイレクト・ペイアウツによって可能になった新しい資金移動プログラムを開始しています。

  • スタンダードチャータード銀行(香港)は、リテールバンキングの顧客向けにデジタル国際送金サービスを強化しようとしています
  • マネーグラムは、国外にいる近親者との間で送金および送金受領を行う顧客向けに、強化された送金方法を開始しようとしています
  • ビザのフィンテック・パートナーのKyckGlobalは、保険金支払い、中小企業市場向けの迅速な資金決済、個人請負業者や時間給労働者のすばやい賃金アクセスなど、決済エンジンを使ったさまざまなB2SBおよびB2Cのユースケースを可能にします

ビザ・ダイレクト・ペイアウツのクライアントとパートナーの発言

マネーグラムのアレックス・ホルムズ会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「2020年にマネーグラム・オンラインでの国境を越えたデジタルトランザクションが前年比152%増となり、第4四半期にビザ・ダイレクトのトランザクションが650%という目覚ましい成長を見せたことにより3、当社のデジタルP2P決済機能に対する消費者の需要は急増し続けています。ビザ・ダイレクトと当社の継続的拡大は、当社の最重要サービスを信頼している世界中の無数の人々に対し、合理化された摩擦のないカスタマー・ジャーニーとリアルタイムの送金機能を提供するという当社の顧客中心戦略の重要な要素です。」

KyckGlobalの最高経営責任者(CEO)で創業者のAshish Bahl氏は、次のように述べています。「当社のクライアントは請負業者やギグエコノミー労働者などのさまざまな支払い先と仕事をしており、そのそれぞれに手数料の支払い、経費の精算、保険金の支払いといった異なる支払いニーズがあります。ビザ・ダイレクトを使用すると、顧客のクライアントはどこで資金にアクセスしても迅速かつ安全に支払いを受けることができます。今日の経済環境においては、このことがかつてないほど重要になっています。」

ビザ・ダイレクト・ペイアウツが追加されたことで、ビザ・ダイレクトは、200以上の地域で併せて50億のカードとアカウントに複数のアクセス方法を提供しています。160の通貨に対応し、16のカード別ネットワーク、国内の65の自動清算機関(ACH)スキーム、7つのリアルタイム決済(RTP)ネットワーク、5つの決済ゲートウェイにつながっています4。ビザはビザ・ダイレクトでのトランザクションに対し、セキュリティーやトークン化などの付加価値サービスを提供し、送金、送金の受領、国際的な資金移動を行う中小企業や消費者の不安を取り除きます。

詳細情報のご入手や当社チームとのつながりについては、ビザ・ダイレクト・ペイアウツのページをご覧ください。

ビザについて

ビザ(NYSE:V)は、デジタル決済で世界をリードしています。その使命は、安全で信頼のおける革新的な決済ネットワークで世界を結び、消費者、企業、経済全体に利便性をもたらすことです。当社の高度な世界的処理ネットワークのVisaNetは、安全で信頼性の高い決済手段を世界で提供し、毎秒6万5000件を超える取引を処理する能力を備えています。当社の技術革新に対する献身は、端末を問わず誰でもどこででも利用できるデジタル・コマースの急速な成長を推進しています。世界規模でアナログからデジタルへの移行が進む今、ビザは当社のブランド、商品、人材、ネットワーク、スケールを活用して、商取引の新たな未来を切り開きます。詳細情報については、About Visavisa.com/blog@VisaNewsをご覧ください。

_________________

1 資金を実際に利用できるかどうかは、受領する側の金融機関、受領する側の口座の種類、地域、および取引が国内で実行されているか国境を越えているかによって異なります。

2 資金を実際に利用できるかどうかは、受領する側の金融機関、受領する側の口座の種類、地域、および取引が国内で実行されているか国境を越えているかによって異なります。

3 出典:https://ir.moneygram.com/news-releases/news-release-details/moneygram-international-reports-fourth-quarter-and-full-year-5

4 ビザは、米国とカナダでビザ以外のカードでプッシュトゥカード機能を有効にするビザ・プッシュペイメント・ゲートウェイ・サービスを提供しています

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Aida Hadzibegovic
ahadzibe@visa.com

More News From Visa Inc.

ビザがグローバル・アート・コレクションを発表、クリエイターを称え、 FIFAワールドカップ26(FIFA World Cup 26™)を祝福

マイアミ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ビザは、FIFAワールドカップ26(FIFA World Cup 26™)の文化的エネルギーを称える同社初のグローバル・アート・コレクションから、最初の5作品を公開しました。6大陸から20人超のアーティストが参加するこのコレクションは、クリエイティビティが商取引を推進する原動力であり、今日のクリエイターこそが世界中のコミュニティと文化を形作る起業家であるというビザの信念を体現しています。 ビザは、マルチクリエイターであるKidSuperがホストを務めたマイアミ限定ショーケース「The Art of the Draw」にて、コレクションの最初の5作品を初公開しました。このショーケースでは、ダリエン・バークス、ネイサン・ウォーカー、セサル・カンセコ、アイヴァン・ローク、ラファエル・マヤニの各アーティストの作品が紹介され、開催国や開催都市マイアミの文化と伝統を称えました。コレクション全体は来夏の大会に先立ち、世界に向けて公開される予定です。 商取引と文化が交わる場所 ビザは、ファレル・ウィリアムスが設立したデジタルファ...

ホリデーシーズンを前に、ビザがグローバル決済セキュリティを再構築する5つの変革要因を特定

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 国際不正防止啓発週間を記念し、ビザ(NYSE:V)は、グローバル決済セキュリティの状況を変化させている5つの要因を明らかにする「Fall 2025 Biannual Threats Report(2025年秋版半期脅威レポート)」を公開しました。 本レポートは、ビザのPayment Ecosystem Risk and Control(PERC)チームが作成したもので、ビザのグローバル・ネットワークから得られたインテリジェンスに基づき、犯罪者の手口がこれまでにないスピード、規模、巧妙さで進化している実態を示しています。 「決済エコシステムにおける不正の構造が大きく変化しています」と、ビザのチーフリスク&クライアントサービスオフィサーであるポール・ファバラは述べています。「犯罪者はもはや機会を狙う個人として行動しているのではなく、テック系スタートアップ企業のように再利用可能なインフラを構築し、体系化された産業規模の手法を展開することで、従来の防御を揺るがしています。こうした変化する要因を理解すること...

Visa Direct、クリエイターやギグワーカーの資金アクセスをスピードアップするステーブルコイン決済のパイロットプログラムを開始

米国、サンフランシスコ&ポルトガル、リスボン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- Visa(NYSE:V)は、Web Summitで、企業やプラットフォームが受取人のステーブルコインウォレットへ直接払い出しできる画期的なパイロットプログラムを発表しました。Visa Directを利用する企業の場合、送金原資を法定通貨で拠出でき、受取人はUSDCのような米ドル連動型ステーブルコインでの受取りを選択できるため、グローバルな送金のスピードと利便性が大きく向上します。本取り組みは、価値の安定した手段と資金への迅速なアクセスをクリエイター、フリーランサー、マーケットプレイスに提供することで、通貨の変動や銀行インフラが限られた市場においても、Visa Directの利用範囲を拡大します。 Visaのコマーシャル&マネー・ムーブメント・ソリューション・プレジデントを務めるクリス・ニューカークは、次のように述べています。「ステーブルコイン送金の導入目的は、世界中の誰もが、日単位ではなくわずか数分で資金にアクセスできる真にグローバルな環境を実現することにあります。」「デジタル...
Back to Newsroom