タレスとヴェオリアのEco-SIMカード：リサイクル冷蔵庫から製造されたSIMカード

• タレスとヴェオリアは、リサイクル・プラスチックから作られる初のエコ設計SIMカードの製造で協力しました。
• 特殊な産業製造プロセスによるリサイクル材料を使用することにより、毎年5000メートルトン近くのバージン・プラスチックの使用削減をすることができます。
• Eco-SIMカードは、タレス・グループとその製品を使用する携帯電話事業者の意欲的な持続可能な開発目標の達成に貢献します。

パリ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- -- （ビジネスワイヤ） -- 2020年には世界で45億枚近いSIMカードが製造されている状況で、タレスとヴェオリアは、この市場がグリーンである証拠を示すために貢献すべく、協力しています。

廃棄された電子機器や電気製品に高濃度で含まれるポリマー・プラスチックがフランスにあるヴェオリアのリサイクル工場で処理されます。タレスのエンジニアは、この新しいリサイクル材料を使用してモバイル業界の要件を満たすSIMカードを製造する特殊プロセスの開発で、ヴェオリアの専門家と協力しました。

Eco-SIMカードのカーボン・フットプリントはニュートラルであり、製造プロセスと電子部品からのCO₂排出でリサイクルできないものは、タレスの包括的なカーボン・オフセット・プログラムで完全に相殺されます。

この革新的な製品は、携帯電話事業者のエコロジー変革を支援し、加入者の環境上の懸念への対応に貢献します。

「タレスのような先見性と責任感を持つ企業のおかげで、私たちが日常使用する物をすべてリサイクル材料から製造することが間もなく可能になるかもしれません。SIMカードは、エコ設計によって開かれる広大な可能性を垣間見ることのできる事例です」と、ヴェオリアのフランスの廃棄物活動担当取締役のAnne le Guennecは述べています。

「このヴェオリアとの革新的なプロジェクトは、廃棄物を環境的に責任あるSIMカードへと作り替えることで、当社の通信業界の顧客のエコロジー変革を助けます。この長期的なコミットメントは、持続可能な開発と社会的責任についての当グループの意欲的な方針の欠かせない一部であり、携帯電話事業者に持続可能性に関する自社の顧客への価値提案を強化する新たな機会を提供します」と、タレスのモバイル接続性ソリューション担当バイスプレジデントのEmmanuel Unguranは述べています。

タレスについて

タレス（Euronext Paris：HO）は、接続、ビッグデータ、人工知能、サイバーセキュリティ、量子コンピューティングといったデジタルと「ディープテック」のイノベーションに投資する世界的な先進技術のリーダーであり、私たちの社会の発展に不可欠な信頼できる未来を作ることを目指しています。当グループは、防衛、航空、宇宙、輸送、デジタルアイデンティティ、セキュリティの分野でお客さまとなる企業、組織、政府が必須の役割を果たす助けとなるソリューション、サービス、製品を提供し、個人に対する配慮をあらゆる意思決定の背後にある原動力としています。タレスは、68カ国に8万1000人の従業員を擁しています。2020年には、当グループは170億ユーロの売上高を上げました。

ヴェオリアについて

ヴェオリア・グループは、最適化された資源管理のグローバル・リーダーです。世界に17万9000人近くの従業員を擁する当グループは、水・廃棄物・エネルギー管理ソリューションの設計と提供を行い、コミュニティーと産業の持続可能な発展に貢献しています。その3つの相互補完的な事業活動を通じて、ヴェオリアは資源アクセスの開発、利用可能な資源の保全、資源の再生に貢献しています。

2019年に、ヴェオリア・グループは9800万人に飲料水を、6700万人に下水サービスを提供し、約4500万メガワット時のエネルギーを生産し、5000万メートルトンの水処理を行いました。ヴェオリア・エンバイロメント（Paris Euronext上場：VIE）は2019年に271億8900万ユーロ（299億米ドル）の連結売上高を記録しました。www.veolia.com

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