-

日本の補助食品ニチグルカンがCovid-19において免疫力向上

科学者らは併存疾患を抱える人々での臨床研究を推奨、この世界的流行病と闘う

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 黒酵母アウレオバシジウム・プルランスが産生する日本の健康補助食品としての独自のβ1,3-1,6グルカンが、糖尿病、腎疾患、心疾患のような併存疾患を抱える患者さんにおけるCovid-19の治療として戦略的に貢献する可能性があります。Frontiers in Immunology Journalに掲載された論文(https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fimmu.2020.01548/abstract)では、検証のために臨床研究を推奨しています。このAFO-202株が産生した「ニチグルカン」は、日本で実施された3つの研究において、健常人・がん患者・年配者におけるナチュラルキラー(NK)細胞と抗ウイルスサイトカインを増やすことで免疫を増強させました。私たちは、初期研究の励まされる結果により、免疫増強というこの補助食品の利点が今回の世界的流行病の事態に貢献し得るとの仮説を立てるに思い至りました、と共著者のDr. Nobunao Ikewakiが述べています。

併存疾患はSARS-COV-2に感染した際に重度合併症に罹りやすくさせる要因になりますが、併存疾患を抱える人々における免疫系の複雑さと脆弱さを分析することで、科学者らは免疫系がウイルスのような病原菌から身体を保護するべきであるが、呼吸器不全や脳卒中のような合併症をもたらすサイトカインストームにつながる過炎症を引き起こす過剰反応はすべきでないと主張しています。ニチグルカンは細胞傷害性T細胞やイムノグロブリンのような保護因子を促進する一方で、sFasやTreg細胞を通じて過炎症をもたらす因子を制御して、免疫調節因子としてバランスを取っていますが、この世界的な健康危機にあって臨床研究を行なう潜在的価値があると、科学者らは見解を述べています。

この生物反応修飾物質としてのグルカンの独自の利点は、その純度、菌体外多糖類としての産生形態、水溶性に起因します。ニチグルカンは高知県の仁淀川上流岸にあるGMP工場で製造されます。製造業者であるソフィの尾仲隆社長は、「この地域のきれいな水は生産にとっての重要成分であり、これによりニチグルカンは自然の贈り物となっています」 と述べています。

ニチグルカンは日本の規格の安全基準すべてに合格して1996年に食品添加物として認可されていますが、何らかの疾患の治療薬ないし治癒手段ではありません。ただ、現在の状況において、Covid-19ウイルスを防止するワクチンもCovid-19ウイルスやその合併症の治療薬もないため、免疫系が損なわれた脆弱集団を免疫増強によって支えることの有効性を研究で確認できるだろうと、著者らは指摘しています。より接着性が高く迅速な免疫刺激が可能な新バージョンを開発すべく、さらなる研究が進行中です。世界各国への独占的輸出業者でソフィと共同で特許出願をしたジーエヌコーポレーションは、さらなる研究と販売に参加する日本全国のパートナーを求めています(www.nichiglucan.com)。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Samuel JK Abraham
GN Corporation
info@gncorporation.com

More News From GN CORPORATION CO. LTD.

大腸がん、肝臓がん、肺がん患者の生存期間が延長-日本からベトナム・ビンメック病院に技術移転されたAIET細胞免疫療法で

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 患者自身のナチュラルキラー(NK)細胞およびT細胞を用いた自家細胞ベースのAIET免疫療法により、がん患者の生存期間と生活の質(QoL)が大幅に向上したことで、ベトナムのビンメック国際病院はアジアにおけるがん治療の新たな医療ツーリズム拠点として注目を集めています。この成果は、グエン・タイン・リエム (Nguyen Thanh Liem) 教授により、NCRM NICHE 2025で発表されました。同教授は、日本のジーエヌコーポレーションによる技術移転支援を受け、日本の規制に準拠した標準化AIETプロトコルを導入したことで、2018年からビンメック病院での治療提供が可能になったと述べています。 AIETは、患者自身のNK細胞およびTリンパ球を従来の治療と併用することで、治療効果を20〜30%向上させ生存率を大きく改善します。ビンメック病院で2016〜2021年に実施された進行期がんに関する2件の臨床試験では、 大腸がん患者の平均生存期間が14.3か月延長 肺がん、肝臓がんなど他のがんでは平均生存期間が18.7か月延長...

尿道狭窄症に対する細胞治療:江戸川病院におけるBEES-HAUSの臨床応用についてIMORU国際学会で堀口明男医師が報告

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 尿道狭窄症は、あらゆる年齢の男性に影響を及ぼす疾患であり、特に55歳以上の発症率が高いのが特徴です。広く行われている内視鏡的治療は再狭窄を繰り返す傾向があり、何らかの技術付加が求められてきました。防衛医科大学校病院の堀口明男医師は、体外で培養された自己口腔粘膜細胞を移植する方法(BEES-HAUS)を用いて、江戸川病院で日本の再生医療法に則った初の臨床移植を行い、ドイツ・ハンブルクで開催された国際泌尿器再建会議(IMORU)で報告しました。BEES-HAUS療法の安全性と臨床効果については、2018年にインドのSuryaprakash医師が報告しており、これを踏まえて、ジーエヌコーポレーションがインドから日本への技術提供を行ったものです。 尿道粘膜は繊細な組織であり、損傷を受けると炎症や線維化が生じて狭窄を引き起こします。原因は特発性が大半を占めますが、前立腺がんの放射線治療、外傷、感染症も発症要因となります。初期段階では内視鏡による拡張術や尿道切開術が行われますが、再狭窄が多く、排尿困難、性機能障害、不妊症などの症...

ミッション中の宇宙飛行士の健康:「ニチブライト」と「ニューリフィックス」ベータグルカンが、老化と寿命の免疫バイオマーカーである好中球/リンパ球比(NLR)、IL-6の数値改善を論文で発表

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 好中球/リンパ球比(NLR)は、ミッション中の宇宙飛行士の健康状態、加齢性疾患、炎症老化、寿命、がんの予後を判断する重要なバイオマーカーです。アウレオバシジウム・プルランスが産生する2種類のベータグルカン、AFO-202菌株由来の「ニチブライト」とN-163菌株由来の「ニューリフィックス」の摂取を行った前臨床試験および臨床試験では、NLR値の安全かつ効果的な低下が確認されており、これらのベータグルカンが宇宙飛行中の健康を維持するうえで役立つ可能性があると考えられます。今回、このNLRの数値を下げることで「Me-ByoまたはMi-Byo(未病)」 を効果的に行い、健康寿命と平均寿命のギャップを埋める可能性について、Frontiers in Immunology誌に論文が発表されました。また、「ニューリフィックス」の単独摂取でジストロフィン発現の増強を促すことがNature Scientific Reports誌に発表され、宇宙ミッション中の筋肉の減少を防ぐ可能性も期待されます。 宇宙飛行士がストレス、炎症、免疫障害につ...
Back to Newsroom