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オムディア(Omdia)、先食い需要の反動で、2026年第3四半期の世界のPC出荷台数は21%減少と発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (Omdia)のPC Horizon Serviceによる最新調査によると、2026年第3四半期の世界のデスクトップPC、ノートPC、ワークステーションの出荷台数は前年同期比21.2%減の5,810万台と、大幅な減少となった。デスクトップPCの出荷台数(デスクトップワークステーションを含む)は23.5%減の1,170万台、ノートPCの出荷台数(モバイルワークステーションを含む)は20.6%減の4,640万台となった。

「今年上半期の継続的な前倒し需要によりPC市場が活況を呈した後、出荷台数の急激な落ち込みに直面することは驚くべきことではありません」と、オムディア(Omdia)のリサーチ・ディレクターであるIshan Dutt氏は述べた。「この規模の減少は、前回の決算シーズンを通じて業界が示唆していたとおりであり、主要OEM各社は下半期に2桁の台数減少を予測し、小売業者も売上高の減少に伴い平均販売価格(ASP)が2桁上昇すると報告していました。上流の部品コスト上昇の影響は、今やエンド市場の価格設定に完全に反映されており、消費者やIT意思決定者もそれに準じて対応しています。供給面ではメーカーおよびそのODMパートナーが第3四半期に生産の縮小を開始した一方、チャネルパートナーは高水準の在庫処理に取り組んでいます。」

部材コスト構造の変化:メモリ・ストレージが調達戦略の鍵に

近年、サプライチェーンの課題はさらに深刻化しており、メモリやストレージの価格上昇が続くなか、プロセッサ、グラフィックカード、および数多くのICコンポーネントの供給不足により、PCメーカーにとってサプライチェーンおよび在庫管理の難易度が一段と高まっている。。

「PCにおけるDRAMおよびSSDのコストシェアは、従来の約15%から40%近くへと急上昇し、価格は4倍以上にまで高騰しました」と、オムディア(Omdia)の主席アナリストであるBen Yeh氏は調達戦略に直結する重要な構造変化を指摘した。「過去数四半期において、PCメーカーは複数回にわたって価格を引き上げてきたものの、これらの値上げではその影響をまだ完全に相殺できていません。こうした圧力は今後も続くものと見られ、現在の販売の落ち込みは新たな下降サイクルの始まりに過ぎない可能性があります。」

オムディア(Omdia)はこの先の市場動向について、、2026年第4四半期のPC市場が前年同期比24%減となり、2027年通年ではさらに7%減になると予測している。

世界のデスクトップPCおよびノートPC出荷台数
(市場シェアおよび年間成長率)

オムディア「PC Market Pulse」: 2026年第3四半期

メーカー

2026年3Q
出荷台数

2026年3Q
市場シェア

2025年3Q
出荷台数

2025年3Q
市場シェア

年間
成長率

Lenovo社

14,933

25.7%

19,360

26.3%

-22.9%

HP社

10,344

17.8%

15,000

20.4%

-31.0%

Dell社

7,582

13.1%

10,106

13.7%

-25.0%

Apple社

6,774

11.7%

7,637

10.4%

-11.3%

Asus社

5,389

9.3%

5,772

7.8%

-6.6%

その他

13,052

22.5%

15,831

21.5%

-17.6%

合計

58,074

100.0%

73,707

100.0%

-21.2%

 

 

 

 

 

 

注記:出荷台数の単位は1,000台単位。四捨五入により、比率の合計が100%にならない場合があります。

出典:Omdia PC Horizon Service(セルイン出荷)、2026年10月

メーカー別の動向:シェア構造は安定、収益性には差

2026年第3四半期には、主要メーカーのほとんどが2桁の減少を記録したにもかかわらず、順位は前四半期比・前年同期比ともにほぼ変更はなかった。Lenovo社は引き続き首位に留まり、1,490万台を出荷、市場シェア26%を維持。HP社は主要メーカーのなかで最大となる31%の減少を記録し、出荷台数1,030万台で2位となった。同社の市場シェアは18%に低下し、前年同期より3パーセントポイント近く低下した。

Dell社は出荷台数760万台、市場シェア13%で3位を維持。Apple社は出荷台数680万台と、前年同期比11%減となったものの、4位を維持した。しかし、同社のプレミアムなポジショニングにより価格上昇の影響を抑えたことで、市場シェアは1パーセントポイント以上拡大している。ASUS社がトップ5の最後を飾り、主要ベンダーのなかで最も少ない減少幅にとどまり、出荷台数540万台で、市場シェアは9.3%に拡大した。

このことから、調達コストの圧力下でも、プレミアム戦略を取るメーカーほど市場シェアの防御力が高い傾向が見て取れる。これは、今後の調達戦略やベンダー選定を検討する企業にとって参考となる重要な示唆だ。

オムディア(Omdia)について

オムディア (Omdia)は、テックターゲット社(TechTarget, Inc.)の傘下事業部門であり、ナスダック上場企業インフォーマ・テックターゲット(Informa TechTarget、Nasdaq: TTGT)の名称で事業を展開するテクノロジー分野の調査・コンサルティンググループです。当社はテクノロジーマーケットに関する深い知見を保有しており、その基盤は各業界のリーダーとの実態に基づく意見交換と数十万件に及ぶデータポイントにあります。当社のこうしたマーケットインテリジェンスこそが、お客様の戦略的優位性に貢献いたします。研究開発から投資利益率(ROI)に至るまで最大のビジネスチャンスを抽出し、テクノロジーの進歩を促進いたします。

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