-

FIA、「世紀の契約」を締結――FIA世界ラリー選手権および欧州ラリー選手権の新時代へ

  • FIAの承認を受け、フランスの自動車テクノロジープラットフォームであるコスモビリス(Cosmobilis)と、大手プライベート・クレジット投資会社パーク・スクエア・キャピタル(Park Square Capital)がWRCプロモーターGmbHを買収。
  • この画期的な新契約により、ラリー競技への投資はかつてない規模となり、競技、ガバナンス、FIAの財務基盤を大きく変革。
  • 新たな契約により、両選手権の世界的な視聴者層を拡大するとともに、ファン体験を向上させ、新たな成長機会を創出。
  • FIAブランドの露出は、世界各地の大会および放送を通じて大幅に拡大。
  • 世界のラリー競技の発展を支援する新たな「FIAグロース・ファンド」を創設。

パリ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- モータースポーツの世界統括団体であり、世界のモビリティ関連団体を束ねる国際自動車連盟(FIA)は、FIA世界ラリー選手権(WRC)およびFIA欧州ラリー選手権(ERC)の商業権に関する画期的な長期契約を締結したと発表しました。今回の契約は、コスモビリスおよびパーク・スクエア・キャピタルによるWRCプロモーターGmbHの買収を受けて実現したものです。

両選手権の歴史上最大規模となる今回の契約は、WRCおよびERCにとって新たな章の幕開けとなります。モハメド・ビン・スライエムFIA会長のビジョンを支える取り組みとして、競技への大規模な新規投資を実現し、今後長年にわたりFIAの世界トップレベルのモータースポーツ事業の強化と成長を後押しします。

今回の契約はラリーコミュニティ全体のために設計されており、ファン、競技者、大会主催者、そしてFIA加盟クラブに具体的な利益をもたらすことを目的としています。この契約を通じて、ラリー競技はより身近で、より競争力が高く、商業的にも成功するスポーツへと発展していきます。競技の成長が進む中でも、FIAは長期的な成功の基盤となる強固なガバナンスと競技規則の維持に引き続き取り組みます。

FIAとともに新たなプロモーターを務めるフランスの自動車テクノロジー・サービスプラットフォームであるコスモビリスおよびプライベート・クレジット投資会社のパーク・スクエア・キャピタルは、ラリー競技の世界的なファン層の拡大と、ファンとのエンゲージメント強化という共通の目標を掲げています。また、FIAブランドの露出も、世界各地の大会や放送を通じて大幅に拡大されます。

WRCは現在、大規模な競技規則改正を控えており、重要な転換点を迎えています。2027年に施行予定の次世代技術規則は、安全性、競争力、最高峰カテゴリーでの参戦コストの抑制を目的として策定されました。また、新たに設立されるFIAグロース・ファンドは、世界各地でラリー競技の発展と成功を促進するプロジェクトを支援します。この基金を通じて、最高峰レベルの選手権から入門レベルの草の根競技まで、モータースポーツ全体の成長が促進されます。

コスモビリスとパーク・スクエア・キャピタルは、WRCとERCを次の段階へ引き上げる意欲的な計画を掲げています。ファンを競技の中心に据え、ラリー競技をこれまで以上に魅力的で、親しみやすく、ファンを惹きつけるスポーツへと発展させる方針です。ストーリーテリングの強化、配信体制の拡充、新たなマルチプラットフォーム向けコンテンツの展開を通じて、ファンはこれまで以上に競技の迫力を身近に体感できるようになります。

この構想を実現するため、新たなプロモーターはモータースポーツ分野の専門家で構成されるチームを編成しました。その指揮を執るのは、新たに最高経営責任者に就任したエリック・ブーリエです。同氏は、国際モータースポーツの第一線で豊富な実績を持つ経験豊かな経営者です。

FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、次のように述べています。 「これはまさにラリー競技にとって『世紀の契約』であり、この変革的な一歩と、これまでに例を見ない規模の投資を発表できることを誇りに思います。

この投資は世界中のファン、競技者、加盟クラブに具体的な利益をもたらすだけでなく、世界的人気が高まり続ける私たちのスポーツの将来に対する強い信頼の表れでもあります。

私たちは常に選手権の未来を最優先に考え、現在だけでなく長期的なビジョンを共有できる最適なパートナーを選びました。この成果を実現したFIAスポーツ担当副会長のマルコム・ウィルソンとそのチームに感謝するとともに、新たなプロモーターと緊密に連携できることを楽しみにしています。

ラリー競技は私自身の人生において非常に大きな存在であり、現在の私を形作ったスポーツでもあります。その未来にも深く関わっていきたいと考えています。これはラリー競技にとって重要な節目であり、新たな時代の幕開けにあたり、選手権の明るい未来をともに築く新たなパートナーを迎えられたことを誇りに思います」

FIAスポーツ担当副会長のマルコム・ウィルソンOBEは、次のように述べています。 「私はキャリアのすべてをFIA世界ラリー選手権とともに歩んできました。このスポーツが競技者、主催者、そして何よりファンにとってどれほど大切な存在であるかを誰よりも理解しています。40年以上この競技に携わってきましたが、これほど大規模な投資は見たことがありません。この契約はそれほど重要であり、ファン、競技者、主催者にとって非常に明るい未来をもたらすものだと確信しています。

私たちは当初から、WRCの大きな可能性を認識するだけでなく、その歴史や文化、そして未来を担う責任を理解するパートナーを探してきました。

コスモビリスとパーク・スクエア・キャピタルは、その志を共有しています。WRC27規則による新時代の到来、そしてFIAが競技の発展を支える画期的なグロース・ファンドを創設する今こそ、選手権をさらに強化し、世界のファン層を拡大し、このスポーツとファンにふさわしい未来を実現する絶好の機会です」

コスモビリスの会長兼CEOであるジャン=ルイ・モスカは、次のように述べています。 「今回の買収は、コスモビリスの変革における大きな節目です。当社は創業以来、テクノロジー、データ、そして価値を創出するプラットフォームを通じて、自動車業界全体をつなぐグループの構築を目指してきました。WRCとERCは、この戦略を大きく加速させる存在です。私たちは世界選手権の商業権を取得しただけではありません。メーカー、パートナー、メディア、テクノロジー企業、ファンが集う国際的なプラットフォームを築こうとしています。目標は明確です。WRCを世界のモータースポーツの新たなベンチマークとし、コスモビリス・エコシステム全体の持続的成長をけん引する存在へと発展させます」

パーク・スクエア・キャピタルのパートナーであるマルティーノ・ゲッツィは、次のように述べています。 「WRCとERCは、卓越した歴史と世界的な魅力を持つ象徴的な選手権です。その大きな可能性を実現するため、資金面と戦略面の双方から支援できることを大変うれしく思います。また、コスモビリスおよびエリック・ブーリエとともに、この新たな章に取り組めることを楽しみにしています。コスモビリスは自動車業界において比類ない専門知識とネットワークを有しています。また、エリックは世界のモータースポーツに関する豊富な経験と深い知見を備えており、次の成長段階へ向けて同社を率いる人物として最適だと考えています」

WRCプロモーターのCEOであるエリック・ブーリエは、次のように述べています。 「私は大きな熱意と決意を持ってこの挑戦に臨みます。同時に、この卓越した選手権をさらに魅力的なものへ発展させるという大きな責任も強く感じています。FIAおよびパートナーとともに、世界中のファンを魅了する壮大なイベントをすべてのラウンドで実現していきます。目標は明確です。WRCとERCを世界トップクラスのグローバルブランドへと成長させ、現代の技術的・環境的課題とも調和した持続的成長の原動力とすることです」  

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

For media inquiries, please contact:
Jonathan Refoy, Chief Communications Officer: jrefoy@fia.com
Tom Wood, Head of Sport Communications: twood@fia.com
Sven Good, Road Sport Communications Manager: sgood@fia.com

Fédération Internationale de l’Automobile


Release Versions

Contacts

For media inquiries, please contact:
Jonathan Refoy, Chief Communications Officer: jrefoy@fia.com
Tom Wood, Head of Sport Communications: twood@fia.com
Sven Good, Road Sport Communications Manager: sgood@fia.com

More News From Fédération Internationale de l’Automobile

FIA、F1グループ、そして全11のレースチームが第9次コンコルド協定に正式に署名し、重要な5年間の協定でスポーツの強さと安定性を確保

パリ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- モータースポーツの統括団体であり、世界中のモビリティ団体の連盟でもある国際自動車連盟(FIA)と、商業権保有者であるフォーミュラ・ワン・グループは本日、2030年までのFIAフォーミュラ・ワン世界選手権の規制枠組みとガバナンス条件を定める重要な契約であるコンコルド・ガバナンス契約の締結を発表しました。これは、3月に全チームとフォーミュラ・ワン・グループが2026年商業コンコルド契約に署名したことを発表したことに続くものです。これらの契約は合わせて9番目のコンコルド契約となり、スポーツのプロフェッショナリズムと世界的な発展に向けた大きな一歩となります。 1981年に初めて導入されたコンコルド協定は、スポーツの公平性、技術革新、そして卓越した運営を促進し、すべての主要な関係者を、構造化されたガバナンスとスポーツの継続的な成長に向けた共通のビジョンへと導くことを目的としています。コンコルド協定の各段階を経て、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権は今日のような世界的なスペクタクルへと成長してきました。 本日発表された第9回コン...

モハメド・ビン・スライエム、FIA会長に再選

パリ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- モータースポーツの世界統括団体であり、世界各地のモビリティ関連団体の連盟でもある国際自動車連盟(FIA)は、ウズベキスタン共和国タシケントで開催された総会において会長候補者名簿が承認されたことを受け、モハメド・ビン・スライエムがFIA会長に再選されたことを確認しました。 モハメド・ビン・スライエム会長は、2021年の初当選以降、組織の大幅な刷新と安定化を主導してきた実績を背景に、2期目となる4年間の任期を開始します。 過去4年間にわたり、FIAはガバナンスや業務運営の改善をはじめとする広範な変革を進め、連盟の財務基盤の健全化を実現してきました。これらの改革により、FIAはモータースポーツにおける世界統括団体としての地位を一層強固なものとするとともに、安全で持続可能かつ手頃なモビリティ分野における主要な権威としての立場を確立しました。 モハメド・ビン・スライエム会長の指導の下、FIAは2021年に計上した2,400万ユーロの損失から脱却し、2024年には470万ユーロの堅調な営業利益を達成しました。これは、同連盟にとっ...

レッドブルとKW25、FIA世界ラリー選手権の新しい商業権保有者選定に向けた入札プロセスを開始

フランス、パリ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 国際自動車連盟(FIA)は、モータースポーツの世界的統括団体であり、世界のモビリティ組織の連盟として、FIA世界ラリー選手権(WRC)の新しい商業権保有者を選定するための入札プロセスを開始すると発表しました。 これは、FIA世界ラリー選手権の現行の商業権保有者であるレッドブルとKW25との長期間にわたる協議を経て、両者がこのプロセスを開始する決定を下したことを受けたものです。 FIA世界ラリー選手権は近年人気が急上昇しており、2024年には累計13億人のテレビ視聴者数と400万人を超える現地来場者数を記録しました。そのうち現地観戦したファンのほぼ半数が18歳から34歳の層であり、今後さらに大きな成長の可能性を秘めています。次の選手権は8月28日に開催される『ラリー・デル・パラグアイ』で、同国が今年初めてホスト国となります。 FIAの最優先事項は、WRCがこの成長の可能性を最大限に活かし、ドライバー、チーム、マニュファクチャラー、大会主催者、そしてファンを含むすべてのステークホルダーに価値を提供するとともに、...
Back to Newsroom