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オムディア(Omdia)、ハイパースケーラーがAIインフラ投資を拡大する中、2025年Q4の世界クラウドインフラ支出は29%増と発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディアによると、2025年Q4の世界のクラウドインフラサービス支出は1,109億米ドルに達し、前年同期比で29%増加した。成長は前四半期から加速し、市場が20%以上の拡大を記録するのは6四半期連続となった。企業のAI需要が実験段階から本番導入へと移行する中、ハイパースケーラーはAIインフラ容量の拡大に向けた投資を増やしている。

2026年の見通しとして、オムディアは世界のクラウドインフラサービス支出が27%成長すると予測。差別化の鍵は、インフラの規模、資本効率、およびAIエージェント関連プラットフォーム機能の強さによってますます左右されるとしている。

■ 主要クラウドベンダーの市場シェア動向(2021年Q1〜2025年Q4)

同四半期には、AWSの成長率は24%へと加速する一方、Microsoft AzureとGoogle Cloudはそれぞれ前年比39%と50%という力強い成長を記録した。AI需要はもはやGPUといった特化型コンピューティングに限定されず、CPU、ストレージ、ネットワーキングを含むより広範なインフラ需要を牽引している。企業のAI導入がエージェント、ワークフロー、データ統合を中心とするようになる中、企業には効果的にオーケストレーション、スケール、ガバナンスできるインフラ環境が求められている。これは、AIの運用基盤としてのクラウドプラットフォームの役割を強化する一方で、従来型および新興ワークロードのクラウド移行を引き続き支えることにもつながっている。

同時に、AWS、Microsoft、Google Cloudのすべてが受注残の増加を報告しており、需要の持続性とAIおよびクラウドインフラへの企業投資が継続していることを示している。需要の高まりに対応するため、ハイパースケーラーはAIインフラ拡張のための設備投資も一段と強化している。AWSは2026年の設備投資が2,000億米ドルに達すると見込んでおり、2025年の約1,320億米ドルから50%以上の増加となる見通しだ。Microsoftは四半期設備投資が375億米ドルとなり、前年同期比で約150億米ドル増加したと報告。Googleは一方で、2026年の設備投資見通しを1,750億〜1,850億米ドルへと引き上げ、前年の水準の2倍以上となる見込みを示した。

オムディアのシニアディレクター、Rachel Brindley氏は次のように述べている。

「クラウドベンダーにとっての課題は、急増する需要に見合うだけの容量を迅速に拡大することにとどまらず、投資ペース、リソース配分、グローバルな運用効率の面で規律を持って実行することにある。制約が残る中でAIがインフラ要件を引き上げ続ける中、より的確かつ効率的に拡張できるベンダーが、次の競争フェーズでリードする最有力候補となる。」

同時に、競争の焦点はモデルアクセスやインフラ規模を超えてアプリケーションレイヤー、特にAIエージェントの開発・展開へと広がっている。

「企業顧客にとっての鍵は、これらの機能を既存のシステム、ワークフロー、データ環境に組み込み、かつ本番環境で信頼性高くスケールできるかどうかだ。」とオムディアのシニアアナリスト、Yi Zhang氏は語る。「このため、クラウドベンダーはツールガバナンス、ワークフローオーケストレーション、デプロイメント機能への投資を強化しており、AIをスケールした運用利用に近づけている。」 

例えば、AWS社はKiro、Amazon Quick、Transform、Connectといったプロダクト化されたエージェント製品を導入し、Microsoft社はエージェントをクラウド運用やアプリケーションのモダナイゼーションのワークフローへ拡張している。

■ 世界のクラウドインフラサービス支出(2025年Q4)

AWS社は2025年Q4の世界クラウドインフラ市場におけるリーダーの座を維持し、市場シェア32%、前年比24%の売上成長を記録、前四半期から伸びが加速した。Q4末の受注残は2,440億米ドルに達し、需要の持続性を裏付ける。また、Amazon Bedrockが年率換算で数十億米ドル規模に到達し、顧客支出は前四半期比60%増加したと述べている。2025年12月、同社はNova Forgeを導入。 企業がAmazon Novaモデルの初期学習段階において専有データを組み入れ、カスタマイズされた基盤モデル(Novellas)を構築できるようにするもので、企業AIエージェントに向けたより深いモデルカスタマイズを支援する。さらに、同社はKiro、Amazon Quick、Transform、Connectといったプロダクト化されたエージェントソリューションも導入し、AIモデルの能力を具体的な事業価値へと転換している。同時に、AIコンピュート需要の拡大に対応するため、欧州と米国を中心にデータセンター容量への投資を継続し、グローバルインフラの拡充を進めている。

Microsoft Azureは2025年Q4で世界第2位のクラウドサービスプロバイダーであり、市場シェア22%、前年比39%の売上成長を達成した。2025年12月以降、Microsoft社はAzure AI Foundryで利用可能なモデルを拡充し、Mistral Large 3、GPT-5.2、Claude Opus 4.6などを追加、エンタープライズ向けマルチモデルAIプラットフォームとしての地位を一段と強化した。同時に、Azureはエージェント型AIをモデルアクセスの枠を超えて企業実行へと展開している。2026年2月に発表したエージェント型クラウドオペレーションは、Azure Copilotをクラウド運用と継続的最適化に拡張。3月に導入した新たなエージェント機能により、Azure CopilotとGitHub Copilotはアプリケーションのモダナイゼーションをエンドツーエンドのワークフローにより深く統合した。インフラ面では、2026年2月にサウジアラビア東部リージョンのデータセンターを2026年Q4に開設すると発表し、ローカライズされたクラウドとAIの展開をさらに拡大している。

Google Cloudは2025年Q4で世界第3位のクラウドサービスプロバイダーであり、前年比50%の力強い成長を達成して市場シェアを12%へ拡大した。四半期末の受注残は2,400億米ドルに達し、Q3の1,577億米ドルから急増、需要の見通し改善を裏付けた。2026年1月、Google社はApple社と複数年にわたるパートナーシップを締結し、GeminiモデルとGoogle Cloudの技術を活用して次世代のApple Foundation Modelsを共同開発する。2025年12月以降、Google CloudはエンタープライズAIプラットフォームであるVertex AIを強化し、Gemini Embedding、Gemini 3.1 Pro、Nano Banana Pro/2を追加。検索・取得、複雑な推論、マルチモーダル生成におけるエンタープライズ機能をさらに強化した。並行して、Vertex AI Agent Builderにおけるツールガバナンスや、高い同時接続性と安定性を提供するProvisioned Throughputを通じて、エンタープライズAIエージェントの実運用準備性を高めている。

■ Omdiaによるクラウドインフラサービスの定義

当社は、クラウドインフラストラクチャサービスを、サードパーティプロバイダーがホスティングしインターネット経由で提供する以下のサービスの合計と定義している

  1. ベアメタル・アズ・ア・サービス(BMaaS)
  2. インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス(IaaS)
  3. プラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)
  4. コンテナ・アズ・ア・サービス(CaaS)
  5. サーバーレス

オムディア(Omdia)について

オムディアは(Omdia)は、テックターゲット社(TechTarget, Inc.)の傘下事業部門であり、ナスダック上場企業インフォーマ・テックターゲット(Informa TechTarget、Nasdaq: TTGT)の名称で事業を展開するテクノロジー分野の調査・コンサルティンググループです。当社はテクノロジーマーケットに関する深い知見を保有しており、その基盤は各業界のリーダーとの実態に基づく意見交換と数十万件に及ぶデータポイントにあります。当社のこうしたマーケットインテリジェンスこそが、企業の戦略的優位性へと貢献いたします。また、当社のマーケットインテリジェンスは、研究開発から投資利益率(ROI)に至るまで最大のビジネスチャンスを創出し、テクノロジーの進歩へと促進いたします。

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