オアシスはニデックの株主として、ガバナンス改善と企業価値回復を求める
オアシスはニデックの株主として、ガバナンス改善と企業価値回復を求める
(証券コード:6594 JT)
香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド(以下「オアシス」といいます。)は、モーターおよび関連製品の世界的メーカーであるニデック株式会社(以下「ニデック」または「同社」といいます。)の株式を約6.7%保有するファンドの運用会社です。オアシスは「責任ある機関投資家」の諸原則《日本版スチュワードシップ・コード》を遵守しており、この原則に沿ってオアシスは投資先企業のモニタリングとエンゲージメントを行っております。
オアシスは長期株主であり、不適切会計問題が明らかになる以前から同社との面談を行ってきました。不適切会計問題の発覚以降は、企業価値の回復とガバナンス改善に向けて、同社との対話を継続してきました。
オアシスは、ニデックで明らかになった一連の不適切会計問題を極めて重大な問題であると考えています。第三者委員会による調査報告書でも指摘されている通り、これらの問題は単なる個別の不祥事ではなく、過度な業績目標のプレッシャーや創業者による強い支配力を背景とした企業文化の中で発生した構造的な問題です。
オアシスは、こうした問題の根本的な原因として、ニデックにおけるコーポレートガバナンス体制の不十分さと永守氏による企業支配という企業風土上の問題を強く懸念しています。これら問題点の解消に向けてニデックの一定の前進が伺えるものの、その病理は完全には治癒されていません。例えば、不正会計問題が明らかになり、ニデックが特別注意銘柄に指定された後でも岸田氏と取締役会は取締役を退任した永守重信氏を名誉会長に就任させ、永守氏が後に自主的に辞任するまで同氏を同役職に据え置いたという問題点などが指摘しえます。
なお、業績や株価を「過度」に意識した経営が本件の原因の一つであるところ、オアシスは、ステークホルダーとの協働を通じた健全な企業活動の帰結としての業績や株価が企業経営において意識されること自体は問題ではなく、むしろ推奨されるべきと考えます。問題なのは業績や株価のために従業員を不適切な会計等に走らせた企業風土、不適切会計処理を事実上容認した経営陣の倫理観、これらを防止するための適正な牽制機能の構築の失敗、監査や内部統制を軽視する組織風土、社外取締役の機能不全などです。
オアシスはニデックの事業そのものについては強い競争力と成長可能性を有していると考えています。モーター事業における技術的な競争力、広範な顧客基盤、そしてグローバルな事業展開を踏まえると、現在の株価は同社の本源的な価値と比較して著しく割安な水準にあるとオアシスは考えています。
近年の不祥事やガバナンス問題により、同社の株価は大きく下落し、多くの株主が損失を被っています。しかしながら、事業上の改革とともに、適切なガバナンス改革とそれらに伴う信頼回復が実現されれば、ニデックは再び企業価値を回復する可能性を十分に有しているとオアシスは考えています。当然に必要であるガバナンス改善に加えて、「Conversion 2027」で示されている事業ポートフォリオ改革、拠点の統廃合/最適化による1,500億円規模のコスト改革、高付加価値事業領域の拡大、真のグローバル体制への転換といった主要な施策について、ニデックは引き続き取り組む必要があると弊社は考えています。
オアシスは、ニデックが市場およびステークホルダーからの信頼を回復するためには、取締役会の監督機能の実効性向上、経営経験者および会計専門家を含む真に独立した社外取締役の選任とその機能強化、創業者を含む特定の個人の影響力に過度に依存しないガバナンス体制の確立、投資家に対する透明性の高い情報開示の徹底、企業文化の改革、経理機能の独立性確保、内部監査体制および内部通報制度の強化など、コーポレートガバナンスの抜本的な改善が不可欠であると考えています。
また、ニデックの現旧取締役及び執行役員等、特に永守氏の責任の調査及び責任追及は極めて重要であると考えております。ニデックによる「責任調査委員会」設立の考えを弊社は支持するとともに、責任調査委員会の最大限の実効性・独立性の担保と迅速な責任追及をニデックに対して要請いたします。失敗に対する適切な反省と責任追及なくして、真の変革は不可能であると弊社は考えております。
オアシスは、長期株主かつ大株主として、ニデックがこれらの課題に取り組み、企業価値の回復と企業としての再生を加速させることを強く期待しています。オアシスはすべてのステークホルダーの利益のために、コーポレートガバナンスの改善及び企業価値の向上(ひいては株主共同の利益の向上)に向けて今後も同社との建設的な対話を継続し、必要に応じた支援の提供や更なるエンゲージメントを行っていく予定です。
オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドは、さまざまな国やセクターにわたる幅広いアセットクラスの投資機会にフォーカスしている投資ファンドです。オアシスは、現在最高投資責任者 (CIO) を務めるセス・H・フィッシャーによって2002年に設立されました。オアシスに関する詳しい情報は、https://oasiscm.comをご覧ください。オアシスは日本の金融庁の「責任ある機関投資家の諸原則(日本版スチュワードシップ・コード)」を遵守し、この原則に沿って投資先企業のモニタリングおよび、エンゲージメントを行っています。
本プレス・リリースの情報と意見は、オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド(以下「オアシス」といいます。)が情報提供目的またはご参考に供する目的でのみ提供するものです。本プレス・リリースは、受領者に対して、 オアシスと共同して特定の会社の株券その他の金融商品取引法における大量保有の状況等に関する開示制度の対象となる有価証券を取得し、若しくは譲渡し、又は議決権その他の権利を行使することを勧誘あるいは要請するものではありません。そのような共同行動をとる株主は大量保有の状況等に関する開示制度の共同保有者とみなされ、共同保有者は一般への情報開示のために合算した保有株式数を関係当局に報告しなければなりません。オアシスは、そのような報告が必要とされる共同保有者としての合意を明示的に締結する例外的な場合を除き、共同保有者としての報告義務を発生させる一切の行為を行わないことをご了承ください。 なお、本書の内容は、オアシスの所見、解釈、および評価にとどまります。
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