-

アカマイとビザ、エージェント型コマースにおける信頼構築に向け協業

ビザの「Trusted Agent Protocol」により、Akamai Cloud全体でAIショッピングエージェントを認証し、不正防止を支援することで、エージェント型コマースの信頼レイヤーを強化

マサチューセッツ州ケンブリッジ&サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オンライン上のビジネスを支え、保護するサイバーセキュリティおよびクラウドコンピューティング企業であるアカマイ・テクノロジーズ(Akamai Technologies, Inc.)(NASDAQ:AKAM)は、ビザ(NYSE:V)との戦略的協業を発表しました。この協業は、エージェント型コマースという新たに台頭する分野に、より強固なアイデンティティ、ユーザー認識、そしてセキュリティ制御をもたらすことを目的としています。ビザの「Trusted Agent Protocol」と、アカマイのエッジベースの行動インテリジェンス、ユーザー認識、そしてボットおよび不正利用対策を統合することで、両社は、コマース目的を持つAIエージェントを、事業者が自信を持ってデジタルストアフロントに迎え入れるために必要なアイデンティティ、認証、不正防止の制御機能を提供します。

自律型AIエージェントが消費者に代わって閲覧、比較、購入を行う場面が増えるにつれ、事業者は新たな一連の課題に直面しています。事業者は、エージェントを認証し、それとやり取りしているユーザーを特定するとともに、そのやり取りが安全で信頼できるものであることを確保することで、この新たな正規の自動化トラフィックを識別できる必要があります。この信頼レイヤーがなければ、事業者はパーソナライゼーション、セキュリティ、そして消費者との関係性に対する主導権を失うリスクがあります。

Trusted Agent Protocolのエージェント認証フレームワークと、アカマイのエッジベースの行動インテリジェンスおよびユーザー認識を通じて、事業者は、AIエージェントの活動が機密性の高いシステムに到達する前に、正確かつリアルタイムなインサイトを得ることができます。この統合的なアプローチにより、事業者は信頼できるAIエージェントと悪意のあるボットを自信を持って識別できるようになり、エージェント型コマースの可能性を引き出すことができます。Trusted Agent Protocolが、世界で最も分散されたクラウドプラットフォームであるAkamai Cloud全体でサポートされることで、事業者は、エージェント型コマースが求めるスピードとスケールでの運用が可能になります。

「エージェント型コマースの可能性は認識にかかっており、すなわち、誰かの代理として行動するエージェントを信頼できるという根本的な能力に支えられています」と、アカマイ・テクノロジーズのセキュリティ戦略最高技術責任者であるパトリック・サリバンは述べています。「私たちは、ビザのTrusted Agent Protocolと、アカマイの高度なユーザー認識および脅威インテリジェンスを組み合わせることで、AIコマースにおいて極めて重要となる二重アイデンティティの課題解決に取り組んでいます。エージェントが誰であるか、そして重要な点として、それが誰を代表しているのかの両方を証明します。これこそが、AIエージェントを単なる目新しい存在から、信頼できる経済主体へと変えるのです。」

「エージェント型コマースは、デジタルインタラクションのまったく新しい波を切り開いていますが、エコシステムに参加するすべてのプレーヤーが、その中で活動するエージェントを信頼できてこそ、スケールすることが可能になります」と、ビザの最高製品・戦略責任者であるジャック・フォレステルは述べています。「アカマイと連携してTrusted Agent Protocolを展開することで、私たちは、AI主導の体験を新たなリスクを招くことなく支えるために事業者が必要とするリアルタイムのインテリジェンスを提供しています。これこそが、業界が自信を持って次なるコマースの時代へと進むことを私たちが支援する方法です。」

アカマイの2025年版デジタル不正・不正利用レポート(2025 Digital Fraud and Abuse Report)によると、AIを活用したボットトラフィックは過去1年間で300%急増しました。コマース業界だけでも、2か月間に250億件を超えるAIボットリクエストが発生しています。エージェントによって生成されるトラフィックが加速するにつれ、リスクの対象範囲は拡大し、検証可能なアイデンティティの必要性が極めて重要になっています。

Trusted Agent Protocolは、ビザの決済クレデンシャルを用いて支払いを行うすべてのAIエージェントが、信頼され、認証され、意図されたとおりに動作していることを確保することで、このニーズに直接対応します。業界標準のWebインフラを活用することで、Trusted Agent Protocolは、エージェントが特定の購買ミッションについて承認されていることを示す情報を事業者に送信し、取引を行う消費者に関する可視性を提供するとともに、事業者が選択するチェックアウトフローを通じて、支払い情報を安全に受け渡すことを可能にします。Trusted Agent Protocolは、インフラおよびユーザー体験への変更を最小限に抑えながらスケールできるよう設計されており、世界中の1億7500万か所のビザ加盟店が、セキュリティ、制御性、信頼性を損なうことなく、エージェント型コマースを容易に導入できるようにします。

アカマイとビザは協力することで、事業者が以下のことを行えるよう支援しています。

  • 正当なAIエージェントとその意図を明確に識別すること:
    ビザのTrusted Agent Protocolは、エージェントが閲覧しているのか、支払いを行っているのかを事業者が識別できるよう支援します。さらにアカマイは、リアルタイムの行動およびネットワークインテリジェンスによってそのシグナルを強化し、異常を検知します。
  • エージェントを背後にいるユーザーと確実に結び付けること:
    Trusted Agent Protocolは、検証済みの各エージェントを、それが代表する消費者と結び付けるために必要な関連情報をエージェントが送信できるようにします。さらにアカマイは、エッジベースのユーザー認識を通じてそのアイデンティティを保持し、不正の検知および防止において事業者が依拠するリスク態勢、信頼シグナル、そしてアカウントコンテキストを維持します。
  • 安全で予測可能な決済インタラクションを実現すること:
    Trusted Agent Protocolは、ネットワークトークンからマイクロペイメントまで、事業者がエージェントに期待する支払い方法に沿って、エージェントが支払い情報を伝達できるよう支援します。アカマイは、エンドツーエンドの保護によってこれらのフローを強化し、エージェントの真正性を検証するとともに、取引に影響を及ぼす前に不正や不正利用の防止を支援します。

世界の小売業上位10社のうち9社が、デジタルコマースの基盤構築と保護のためにアカマイを利用しており、高速で安全かつシームレスなショッピング体験を支えています。世界中の数千社から信頼を得ているアカマイは、Eコマースのリーダーがピークトラフィックに対応し、パフォーマンスを高速化するとともに、グローバル規模でオンラインストアフロントを保護できるよう支援しています。

アカマイについて

アカマイは、オンライン上のビジネスを支え、保護するサイバーセキュリティおよびクラウドコンピューティング企業です。市場をリードするセキュリティ・ソリューション、卓越した脅威インテリジェンス、そしてグローバルな運用チームにより、多層防御を実現し、あらゆる場所で企業のデータおよびアプリケーションを保護します。アカマイのフルスタックのクラウドコンピューティング・ソリューションは、世界で最も分散されたプラットフォーム上で、高いパフォーマンスとコスト効率を提供します。グローバル企業は、事業を自信を持って成長させるために必要な、業界をリードする信頼性、スケール、そして専門性の提供において、アカマイを信頼しています。詳細は、akamai.com および akamai.com/blog をご覧ください。また、X や LinkedIn でアカマイ・テクノロジーズをフォローしてください。

ビザについて

Visa(NYSE:V)は、世界を代表するデジタル決済のリーダーとして、200を超える国と地域で、消費者、販売者、金融機関、政府機関の間の取引を仲介しています。当社の使命は、最も革新的で、便利で、信頼性が高く、安全な決済ネットワークを通じて世界をつなぎ、個人、企業、経済の成長を促すことにあります。すべての人がどこでも参加できる経済こそ、資金移動の未来を支える基盤であると信じています。詳細は、 Visa.com をご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Media Contact
Conor Febos – cfebos@visa.com

More News From Visa Inc.

Visa、ビル、ビルトラスト、買い手側とサプライヤー側のプラットフォーム間で信頼できるAIエージェントによる決済の初の実稼働パイロットを開始

ラスベガス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- Visa(NYSE:V)、ビル(NYSE:BILL)、ビルトラストは、信頼できるAIエージェントがサプライヤー・ポータルを通じて、買い手が承認した請求書代金の支払いを開始から完了まで一貫して実行できるようにする、初の実稼働パイロットを開始したと発表しました。 これまで、多くの決済ポータルでは人による認証が求められ、そのため承認済みの支払いを自動化できる範囲が制限されていました。買掛金・売掛金ソリューションの大手プロバイダーであるビルおよびビルトラストとの連携により、「Visa Intelligent CommerceTM」ポートフォリオは、このギャップを埋める一助となります。Visaの「Trusted Agent Protocol」などのソリューションを活用することで、認証情報を必要とするポータルでAIエージェントを安全に認証できるようになりました。その結果、これまで手入力に依存していた買い手の支払いを、サプライヤー側のコントロールと監督を維持しながら、信頼できるAIエージェントが完了できるようになりました。...

ビザ・ダイレクト、ステーブルコインを活用した送金サービスを開始、試験運用から本番運用へ移行

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ビザ(NYSE:V)は、ビザ・ダイレクトのステーブルコイン機能が試験段階から商用展開へと移行するのに伴い、同社のステーブルコイン戦略の次なるフェーズを発表しました。この重要な節目は、ステーブルコインを活用した資金移動を実際の商用運用へと進展させる中で重要な一歩となります。初期展開においては、ビザ・ダイレクトの決算処理事業者であるインヨ・グローバルが、対象となるビザ・ダイレクトの顧客およびパートナー向けにこの新サービスを提供する最初のイネーブラーとなります1。 ビザ・ダイレクトはこの1年間、顧客やパートナーと協力し、ステーブルコインが企業の国境を越えた資金調達および資金移動の方法をどのように改善できるかについて検討を重ねてきました。より迅速かつ柔軟で必要な時に資金を調達できるソリューションへの関心が高まる中、ビザは現在、こうした取り組みが単なる実験段階を超え、日常的な業務運用へと移行しつつあることを目の当たりにしています。 この次なるフェーズの一環として、ビザは送金業者、フィンテック企業、銀行、決済事業にサ...

Visa、中国国内事業に向けた設立準備開始の承認を取得

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- デジタル決済の世界的リーダーであるVisa(NYSE: V)は、中国人民銀行(PBOC)より設立準備申請の承認を受けたと発表しました。これにより、中国国内における銀行カード決済機関を設立するための正式な準備を開始することが可能になります。Visaにとって、中国の国内決済市場にサービスを提供する上での重要な節目となるものです。 「今回の設立準備申請の承認は、Visaが長年にわたり中国に対して行ってきた取り組みにおいて、重要な前進となります。私たちは、世界最大の経済大国である米国と中国の間で、建設的かつ戦略的に安定した関係を追求する両国指導者の重要な役割に、深く感謝の意を表します」と、Visaの最高経営責任者(CEO)であるライアン・マキナニーは述べています。「Visaは40年以上にわたり、中国のダイナミックな決済環境に対し積極的な貢献を行ってきました。今後は、中国国内での業務開始に向けたプロセスに必要な手続きを、PBOCの規定に従って進めていくことを目指します」 中国は、極めて革新的なエコシステムと、金融セ...
Back to Newsroom