-

IQM、スケーラブルな量子誤り訂正を実現すべくNVQLink技術でNVIDIAと提携

今回の提携は、実用的な量子コンピューティングの応用分野における主要課題の一つを測定するという取り組みを強調

フィンランド、エスポー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 超伝導量子コンピュータの世界的リーダーであるIQMクアンタム・コンピューターズは、量子コンピュータの応用を実現するうえで鍵となる誤り訂正を測定するために、NVIDIAのNVQLinkを自社の量子コンピュータに統合すると発表しました。

NVQLinkは、量子ハードウェアとAIスーパーコンピューティングを接続するNVIDIA CUDA-Qと統合された、オープンかつ相互運用可能なプラットフォームです。量子コンピュータと画像処理装置(GPU)アクセラレーテッドコンピューティング間に低遅延・高スループット接続を提供することで、量子コンピュータと高性能な古典コンピュータが共存するハイブリッド型の有用なアプリケーションの実行や量子誤り訂正に必要な計算タスクのリアルタイムによるオーケストレーションを可能にします。

今日の量子コンピュータはシミュレーション、最適化、機械学習におけるアルゴリズムを解き放つ規模に達しつつある一方、物理量子ビッレベルでの誤りが依然として量子コンピューティングの商業的優位性を妨げています。

量子誤り訂正に焦点を当てたIQMのテクノロジーロードマップは、論理量子ビットを物理量子ビットのクラスターに符号化することでエラー率を低減する技術です。これを実現するためにはより長い実行時間と、GPU上でのより複雑な計算処理が必要です。このアプローチを支えるために、IQMはスケーラブルな誤り訂正を実現する独自の量子プロセッサ・アーキテクチャ「IQM Constellation」を開発しました。

今回の提携により、IQMのシステム統合に関するノウハウと高度なプロセッサ技術、チューリッヒ・インスツルメンツの制御システム、そして数百ナノ秒から秒単位の時間スケールにわたるスケーラブルな演算能力を備えたNVIDIAのアクセラレーテッド・コンピューティング・プラットフォームが統合されます。その結果、この提携によりワークロードをサポート可能なレイヤード・コンピューティング・アーキテクチャが確立されることになります。

「NVQLinkを当社システムに統合することは、論理量子ビットと実用規模の量子コンピュータの構築に向けた重要な一歩となります」と、IQMクアンタム・コンピューターズの共同CEO兼共同創業者であるジャン・ゲッツは述べています。「当社のIQM ConstellationをNVIDIAのアクセラレーテッド・コンピューティング、そしてチューリッヒ・インスツルメンツの制御電子機器と組み合わせることで、フォールトトレラントな量子コンピューティング実現に向けた最大の課題の一つである、大規模なリアルタイムのデコーディングと制御に取り組むことが可能となります。」

誤り訂正を超えて、NVQLinkは論理量子ビットと古典計算リソース間のシームレスなデータフローを可能にすることで、量子コンピュータと高性能な古典コンピューターが共存するハイブリッド型のアプリケーションもサポートします。これにより、大規模計算から超伝導量子コンピュータへのリアルタイムのフィードバックを必要とするハイブリッドアルゴリズムの実行に新たな可能性が開かれます。

「量子技術は転換点に差し掛かっており、ハイブリッドシステムが現実世界の問題解決の土台となるでしょう」と、チューリッヒ・インスツルメンツの最高技術責任者(CTO)であるFlavio Heer氏は述べています。「IQMおよびNVIDIAと緊密に連携し、ハードウェアとソフトウェアの両方にわたる古典コンピューティングと量子コンピューティングのシームレスなエンド・ツー・エンド統合を披露することは、古典・量子ハイブリッドシステムにとって重要な進展といえます。まもなく力強いデモンストレーションを実現するでしょう。」

「量子誤り訂正などの課題に取り組むためにスケーラブルな量子加速スーパーコンピューティングを構築するには、量子プロセッサと古典加速コンピューティングのより緊密な統合が求められます」と、NVIDIAの量子担当ゼネラルマネージャーであるティム・コスタ氏は述べています。「IQMのようなQPUビルダーやチューリッヒ・インスツルメンツのような量子システムベンダーは、量子ハードウェアとアクセラレーテッドコンピューティング・プラットフォームを接続するオープンな統一インターフェースとしてNVIDIA NVQLinkを活用することで、量子コンピューティングのブレークスルーを推し進めています。」

IQMクアンタム・コンピューターズについて

IQMは、超伝導量子コンピューター分野の世界的大手企業です。同社は、オンプレミス型のフルスタック量子コンピューターの提供に加え、同社のコンピューターにアクセスできるクラウド・プラットフォームも提供しています。IQMの顧客には、高性能コンピューティング・センターをはじめ、研究機関、大学、企業などが含まれており、これらの顧客は同社のソフトウェアおよびハードウェアに完全にアクセスすることができます。本社をフィンランドに構えるIQMは300人以上の従業員を擁しており、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ポーランド、スペイン、シンガポール、韓国、米国にグローバル拠点を展開しています。詳細はmeetiqm.comをご覧ください。

チューリッヒ・インスツルメンツについて

チューリッヒ・インスツルメンツは、測定が困難なことで知られる事象に情熱を注ぐスイスの企業です。量子コンピューティング制御システム、ロックインアンプ、インピーダンスアナライザ、任意波形発生器向けの高度なハードウェア、ソフトウェア、サービスを提供し、変革をリードしています。科学者による科学者のための企業として、実験装置の複雑さをなくし、新たな測定戦略を可能にし、スイスの品質基準に準拠する幅広い製品ポートフォリオを提供することで、研究が抱える課題に取り組んでいます。コラボレーションとリアルタイムサポートへのコミットメントは、世界7ヵ所の拠点、研究に関する数多くのパートナーシップ、チューリッヒ・インスツルメンツを引用する数千の学術論文に反映されています。2021年よりローデ・シュワルツグループ傘下となり、科学の進歩と第二の量子革命の加速を実現すべく引き続き事業拡大に取り組んでいます。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Media contact:
Email: press@meetiqm.com
Mobile: +358504790845

IQM Quantum Computers



Contacts

Media contact:
Email: press@meetiqm.com
Mobile: +358504790845

More News From IQM Quantum Computers

「LUMI AI Factory」、ハイブリッドHPCとAIの開発を加速する先進的な量子コンピューターの導入に向けIQMを選定

フィンランド・エスポー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- CSC – IT Center for Scienceが主導するLUMI AI Factoryは、ハイブリッド高性能コンピューティング(HPC)、人工知能、量子コンピューティングの能力強化を加速させることを目的とした先進的な量子コンピューター、IQM Halocene H4の納入企業として、IQMクオンタム・コンピューターズ(IQM Quantum Computers、ナスダック:IQMX)を選定しました。 IQM Halocene H4は、量子誤り訂正とNISQ量子ビットを組み合わせた、同種のオンプレミス型超伝導量子コンピューターとして初となる最先端のシステムです。同システムは2027年に納入され、その後、論理量子ビット数を段階的に増やす一連のアップグレードが複数段階にわたって実施される予定です。 IQM Halocene H4およびそのアップグレード後のシステムにより、LUMIコンソーシアムのユーザーは初めて、世界最高水準のシステム上で量子誤り訂正(QEC)の概念を開発・実装できるようになります...

IQMクオンタム・コンピューターズ、クオンティストリーの資産を取得し、量子アルゴリズムと産業企業向けソリューション間の隔たりを埋める

エスポー(フィンランド)&ベルリン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フルスタック超伝導量子コンピュータのグローバルリーダーであるIQMクオンタム・コンピューターズ(ナスダック:IQMX、IQM)は、自動車、航空宇宙、化学、材料、医薬品業界向けクラウドネイティブシミュレーションワークフロープラットフォームの開発企業であり、ベルリンに拠点を置くクオンティストリーの特定の資産を取得したことを発表しました。 対象となる資産には、独自のソフトウェアアプリケーション、アルゴリズム、および知的財産が含まれます。また、IQMはクオンティストリーの中核となる技術、量子化学、およびソフトウェア開発人材を維持することにより、シームレスな事業継続および迅速なプラットフォームの統合を進めていきます。 今回の資産取得は、IQMがReal Asset Acquisition Corp.(RAAQ)との事業統合を完了したのと同時に最近成立し、これによりIQMは欧州初の上場量子コンピュータ企業となりました。 これにより、クオンティストリーの最先端アプリケーションソフトウェアプラットフォー...

IQMクオンタム・コンピューターズ、欧州の量子コンピューティング企業として初めて米国の主要証券取引所に上場

米ニュージャージー州プリンストン & エスポー(フィンランド)--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- フルスタック超伝導量子コンピュータの世界的リーダーであるIQMクオンタム・コンピューターズ(ナスダック:IQMX、以下「IQM」)は、リアル・アセット・アクイジション(以下「RAAQ」)との事業統合の完了に伴い、上場企業となったことを発表しました。 同社の米国預託証券(ADS)は、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットにおいてティッカーシンボル「IQMX」で取引が開始されます。今回の株式上場はIQMにとって大きな節目となり、同社は欧州の量子コンピューティング企業として初めて米国の主要証券取引所に上場する企業となります。今回の取引による収益により、IQMは3億3700万ユーロという潤沢なプロフォーマ現金ポジションを維持することとなりました。 IQMは、好調な販売と急拡大するグローバルな事業展開を背景に株式市場に参入します。これまでに全世界で23台の量子コンピュータを販売しており、これは他のどの量子コンピュータメーカーよりも多い数となっています。このリーダー...
Back to Newsroom