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ひびき・パース・アドバイザーズは株式会社マンダム(4917)のMBO (マネジメント・バイアウト)に関し、同取締役会・特別委員会に対して質問状をお送りしました

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ひびき・パース・アドバイザーズ(以下、「ひびき」または「私ども」)はシンガポールを拠点とする資産運用会社であり、日本国内外の顧客の資金を長期の視点で運用しております。ひびきは、かかる顧客資金の運用の目的で、株式会社マンダム(以下、「同社」)の株式について、2024年7月より取得を開始し、運用をして参りました。その間、少数株主として、同社が現在取り組まれている構造改革と成長を応援し、株主として積極的にエンゲージメントもして参りました。そして、直近、2025年9月10日には、カロンホールディングス株式会社による公開買付価格1,960円、株式時価総額評価で885億円の公開買付(TOB)が発表されました。これは、CVCの支援による、創業家によるMBOという位置づけとされております。

私どもとしては、この度の創業家とCVCによるMBO及び非公開化のご英断に関し、先ずは一株主として純粋に敬意を表したいと存じます。現在の構造改革をやり切り、将来の持続的成長の土台を固めるため、様々な知見を有するプライベート・エクイティ投資会社と連携し、覚悟を持って本質的な企業価値創造を成し遂げようとされる姿勢には、まさしく「大儀」があると感じております。2027年に創業100周年を迎える老舗企業にとって、このように強い不易流行の考え方こそが同社の発展に資するものだと私どもも考えます。

しかし、誠に遺憾ながら、私どもとしては、本MBOにおけるTOB予定価格の1,960円については、同社の本源的な企業価値を反映したものではないと考えております。同社は25/3期決算説明資料にて、28/3期の目標株価を3,000円と開示しておりました1が、今からおよそ2年半後(28/3期)の目標株価である3,000円と、今回のTOB価格である1,960円との乖離(目標株価対比-35%)に関し十分な説明がなされていません(私どもによる同社の本源的な企業価値の算定については、こちらの8ページをご覧ください)。私どもは、この懸念点を直接追及すべく、同社取締役会・特別委員会に対して質問状を送りました。また、創業家、そしてCVCに対しても書簡を送付する準備を進めております。

同社の、中長期的視点による企業改革と成長戦略を断行するという強い決意とご姿勢には最大限敬意を表しつつも、MBOといった利益相反のリスクが生じる取引については、一般機関投資家や個人株主の皆さま含め、フェアで透明性のある議論が条件であると感じ、このようにプレス発表をさせていただきます。

(株式会社マンダム 取締役会・特別委員会への送付書簡)
https://www.hibiki-path-advisors.com/engagement/post-5029/

1 2025年3月期決算説明会資料 (p.18)

※本コメントの英語版と本日本語版との間で齟齬・抵触等が生じた場合、別段の表記がない限り、日本語版の意味が優先されます。
※なお、今回の資料等の公開については、特定の有価証券の取得の申込みの勧誘若しくは売買の推奨又は投資、法務、税務、会計その他いかなる事項に関する助言を行うものではありません。

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ひびき・パース・アドバイザーズ
代表取締役
清水雄也
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