Dalton Maag、OEMフォントの現状に挑む「MetricsMatch」を発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 高性能なライブラリフォントやグローバルブランド向けのカスタムフォントで知られる独立系タイプフェイスデザインスタジオのDalton Maagは、OEM（Original Equipment Manufacturer＝機器メーカー）向けフォントソリューション「MetricsMatch」を発表しました。この新ラインアップは、家電製品、プリンタ、その他のデバイスに組み込まれている業界標準フォントセットに対して、費用対効果に優れた高品質な選択肢を提供します。

長年にわたり、OEMは現行のライセンスモデルに不満を抱いてきました。その理由は、高コスト、柔軟性の制限、そしてベンダーロックインです。MetricsMatchは、オープンプライシング、公正なライセンス、カスタマイズオプションによって、こうした課題に直接対応し、市場に競争をもたらします。

MetricsMatchの中核となるのは、フォントのシームレスな置換を可能にするメトリクス互換性です。これにより、既存メーカーと新規参入企業の双方において、統合作業の負担を軽減し、市場投入までの時間を短縮します。

「現行のライセンス環境に縛られていると感じているメーカーの不満を私たちは耳にしてきました」と、Dalton Maagのマネージングディレクター、デービッド・マーシャルは述べました。「不透明な価格設定、古い製品、制限の多い条件がOEMを阻んできました。私たちはMetricsMatchを、こうした業界標準フォントセットに代わるより良い道筋としたいと考えています。」

「当スタジオは常に品質と独立性を重視してきました。MetricsMatchも例外ではありません」と、Dalton Maagのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター、ルーカス・パルトラムは述べました。「私たちは、あらゆるクライアントプロジェクトと同様に、徹底した厳密さと細部へのこだわりを注いできました。その結果、OEMは技術性能とデザインの一貫性の両立を妥協することなく実現できます。」

MetricsMatchは、コンシューマー向けコンピューティング、PDFレンダリング、DVB、MPEG-4、ATSCのクローズドキャプションおよび字幕用の5種類のフォントセットから提供を開始します。プリンタ印刷向けレジデントフォントセット（PCLおよびPostScriptエミュレーションをサポートする171種類のフォントを含む）は開発中で、2026年にリリースを予定しています。

MetricsMatchの主な利点は次の通りです。

• オープンプライシング：隠れた費用のない、透明性が高く予測可能なコスト
• フェアライセンシング： イノベーションと製品進化を支える柔軟な条件で再交渉不要
• ドロップインリプレースメント：業界標準のメトリクスに適合したDalton Maagのデザインにより、行末やレイアウトを保持
• 標準準拠： 業界規格およびISO規格への適合
• 卓越した品質：組込み機器向けに最適化された世界水準のタイプデザイン
• カスタマイズオプション： 製品ブランドに合わせたフォント命名権などを含む

緻密なデザインと実績あるツールチェーンを組み合わせることで、MetricsMatchは高性能なフォントセットを提供します。これによりメーカーは、ベンダーロックインから脱却するために必要な品質、柔軟性、公平性を得ると同時に、シームレスなユーザー体験を構築できます。

MetricsMatchおよび対応技術の詳細についてはdaltonmaag.com/metricsmatch をご覧ください。

Dalton Maagについて

Dalton Maagは、高性能なタイプフェイスの制作と開発で世界的に評価されている独立系タイプフェイスデザインスタジオです。多文化かつ国際的なチームを擁し、ロンドンに拠点を置く同スタジオは、企業アイデンティティ、ブランディング、ユーザーインターフェース向けにカスタムフォントやリテールフォントをデザインしています。その顧客には、世界で最も認知度の高いブランドが名を連ねています。

商標について

PostScriptはAdobe Inc.の登録商標です。ATSCはAdvanced Television Systems Committee Inc.の登録商標です。DVBはDVB Projectの登録商標です。PCLはHP Inc.の登録商標です。その他の商標はすべて、それぞれの所有者に帰属します。

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