-

村田製作所:世界初、C-V2X通信(5.9GHz帯)向け自動車用ノイズ対策フェライトビーズを商品化

主な特長

  • 高周波対応。1000Ω (Typ.) @5.9GHz
  • 小型1005サイズ (1.0×0.5mm)
  • 使用温度範囲-55~150℃
  • 自動車パワートレイン・セーフティ用途に使用可能
  • AEC-Q200に対応

京都--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 株式会社村田製作所(東京:6981)(以下、「当社」)は、自動車用のC-V2X※1通信(5.9GHz帯)のノイズ対策に対応した、世界で初めて※2のチップフェライトビーズ「BLM15VMシリーズ」(以下、「当製品」)を商品化しました。当製品は2025年7月より量産を開始する予定です。

近年、自動車市場において高周波無線通信の利用が増加しています。現在はコンテンツ配信などの利用が中心ですが、今後は自動運転やV2X※3を含むADAS(先進運転支援システム)ならびにセーフティ用途への展開が予想され、機器の誤動作を回避するために高周波通信時の感度改善やノイズ対策への取り組みの重要性が増しています。
従来、GHz帯の高周波ノイズ対策に用いられる高周波インダクタは、高インピーダンスの周波数帯域が狭いため、ノイズの周波数帯域と一致するインダクタを選択する必要がありました。そこで当社は、長年のノイズ対策部品開発で培った独自の材料技術ならびに構造設計の最適化により高インピーダンスの周波数帯域が広い当製品を開発しました。これにより、対応できるノイズの周波数帯域も広くなり、当製品のみで容易にノイズ対策を行うことができます。

自動運転の基幹となる高周波通信をエラーなく実現することで、C-V2X(5.9GHz帯)や道路交通情報などのDSRC※4機(5.8GHz帯)における受信感度を大きく改善し、制御システムの安定動作に貢献します。

また、無線LANの通信規格であるWi-Fi 6E、Wi-Fi 7でも6GHz帯を使用するため、当製品は民生用の通信機器における感度改善やノイズ対策にもご使用いただけます。当社は、今後も市場ニーズに対応したラインアップ拡充に努めてまいります。

主な特長

  • 高周波対応。1000Ω (Typ.) @5.9GHz
  • 小型1005サイズ (1.0×0.5mm)
  • 使用温度範囲-55~150℃
  • 自動車パワートレイン・セーフティ用途に使用可能
  • AEC-Q200※5に対応

主な仕様

品番

インピーダンス(Ω)

定格電流(mA)

直流抵抗

(Ω以下)

at 100MHz

at 5.9GHz

at 85℃

at 125℃

at 150℃

初期

試験後

BLM15VM150BH1

15±5

1000(Typ.)

900

700

10

0.245

0.270

主な用途
C-V2X通信およびDSRC通信をはじめとしたV2X通信

注釈
※1 C-V2X(Cellular-V2X):第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって2016年に標準化されたV2Xアプリケーション向けの通信方式。携帯電話での通信技術が基となっており現在はLTE-V2Xが使われている。
※2 当社調べ。Sub6帯を含む高周波での高インピーダンスに対応し、C-V2Xで高周波通信の妨害となるノイズを除去する製品としては世界初。2024年11月25日時点
※3 V2X(Vehicle to Everything):自動車と自動車(V2V: Vehicle to Vehicle)や自動車と道路標識や信号機などのインフラ(V2I: Vehicle to Infrastructure)を無線通信でつなぎ、情報を共有するシステムの総称。自動運転に向けた周辺情報共有の要となるため、搭載の義務化が検討されている。
※4 DSRC(Dedicated Short Range Communications):狭域通信のこと。現在はIEEE 802.11標準を基に作成されたIEEE 802.11pが標準化されており、道路交通情報などの制御システムとしてV2X通信に使用されている。
※5 AEC-Q200:AEC (Automotive Electronics Council、車載電子部品評議会)が策定している規格のひとつ。

製品サイト
当製品の詳細は「BLM15VM150BH1」をご覧ください。

サンプルリクエスト
無償少量サンプルのお申し込みはこちら

お問い合わせ先
当製品に関するお問い合わせはこちら

村田製作所について
村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

Contacts

株式会社村田製作所
広報部 坪井 啓祐
prsec_mmc@murata.com

Murata Manufacturing Co., Ltd.

TOKYO:6981


Contacts

株式会社村田製作所
広報部 坪井 啓祐
prsec_mmc@murata.com

Social Media Profiles
More News From Murata Manufacturing Co., Ltd.

村田製作所:誤差1m以下の検知精度を実現したUWB位置検知システムを提供開始

京都--(BUSINESS WIRE)--誤差1m以下の検知精度を実現したUWB位置検知システムを提供開始しました。...

村田製作所:製品データベース上の全製品を対象としたAPIサービスの提供開始~セラミックコンデンサ・インダクタに加え、対象製品を73カテゴリへ大幅に拡充~

京都--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 株式会社村田製作所(東京:6981)(以下、「当社」)は、当社が提供する「製品情報管理API※1サービス」(以下、「APIサービス」)の対象範囲を拡大し、当社ウェブサイト製品データベース上の全製品を対象に提供を開始しました。 本APIサービスを利用することで、ユーザーは設計、部品選定、調達などに用いる外部システムやプラットフォームから、当社の該当製品の情報をリアルタイムに取得することができます。 これにより、設計や部品選定・調達の効率化に加え、製品ステータス変更時の迅速な対応を可能にし、部品供給停止リスクの低減に貢献します。 ※1 API(Application Programming Interface):システムやアプリケーションの機能やデータを外部から利用できるようにするための仕組み。 近年、製造業においてDXが加速する中、設計から部品選定、調達に至るまで、さまざまなシステムやプラットフォームが利用されています。 こうした環境において、外部システムと製品データを自動的に連携し、常に最新の製品情報を取得できるAP...

村田製作所、Synopsys社の電磁界・熱解析ツールを介したシミュレーションモデルの提供を開始

京都--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 株式会社村田製作所(東京:6981)(以下、「当社」)は、Synopsys, Inc.(本社:アメリカ合衆国・カリフォルニア州、以下、「Synopsys社」)が提供するシミュレーションツールを介したシミュレーションモデル※1の提供を開始しました。 当シミュレーションモデルはSynopsys社の3D電磁界解析ツール※2「Ansys HFSS™」および熱解析ツール※3「Ansys Icepak®」を対象としており、「Ansys Icepak」を介して受動部品のシミュレーションモデルを提供するのは、当社が初めて※4となります。 ユーザーはシミュレーションツールから直接当社ウェブサイトにアクセスし、最新の高性能シミュレーションモデルを容易にダウンロードすることが可能になります。これにより、ユーザーの製品設計や解析の高度化、利便性向上に貢献します。 ※1 シミュレーションモデル:製品の状態や条件などを数値データとして整理し、コンピューター上で試算・検証するためのもの。 ※2 3D電磁界解析ツール:電気や磁気の広がり方や影響を三...
Back to Newsroom