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ディリジェントがヴォルトを買収、AI駆動の倫理・コンプライアンス新時代を切り開く

買収により、AIによる自動化、倫理的リスク・インテリジェンス、安全なスピークアップ・ソリューションにおけるヴォルトの強みをディリジェント顧客へ提供

ニューヨーク&ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)のSaaSソリューションのAIリーダー企業であるディリジェントは、AIを活用した倫理・コンプライアンス・ソリューション「Vault(ヴォルト)」の買収を発表しました。ヴォルトは、企業のスピークアップ文化の醸成、不正行為リスクの軽減、コンプライアンス体制の強化を支援します。本買収は旧来の倫理・コンプライアンス体制の限界を認識することで、先進的な誠実性の新時代へ前進していることを示しています。ディリジェントのGRCプラットフォームにヴォルトの最先端な「スピークアップ」技術を統合することで、企業はリスクをより早期に検知し、より迅速な対応ができるようになるほか、従業員やステークホルダーとの信頼関係を一層強固にすることが可能となります。

ヴォルトのAIを最優先に据えた技術により、ディリジェントは、ローカライズされたコンプライアンス機能、多言語対応の報告チャネル、グローバル規制順守支援を通じて、世界中の企業へのサービス提供能力をさらに拡大します。シームレスで直感的かつ効果的なコンプライアンス・ツールの新たな標準を確立することにより、ヴォルトは従業員が安心して懸念事項を報告するための環境を提供し、企業には実効的な変化を促すために必要な調査機能およびインサイトを提供します。

「ヴォルトのチームおよび顧客の皆様をディリジェントに迎え入れることを、大変うれしく思います。今回の買収は、最先端のAI技術を活用し、グローバル企業における透明性、誠実性、倫理的実践の向上に取り組むという当社の強いコミットメントを改めて示すものです」と、ディリジェントのコンプライアンス担当ゼネラル・マネジャーであるアマンダ・カーティは述べました。「これにより、企業がEU内部通報指令といった進化する法規制や、世界各地のその他規制枠組みに能動的に対応できる適切なツールを提供できるようになりました。さらに、リスクの低減を図ると同時に、より強固な誠実性文化の構築を支援します。」

本買収は、倫理およびコンプライアンス技術における新たな章の始まりを示すものであり、モバイルアプリ、ウェブ・プラットフォーム、AI搭載のホットラインなど、安全で機密性が高く、使いやすい報告チャネルを通じて、従業員の信頼とエンゲージメントを強化します。企業は現在、不正行為の傾向をエンド・ツー・エンドで可視化することにより、コンプライアンスおよび倫理に関する全方位対応のソリューションを手に入れ、コンプライアンス・プログラムの有効性と正当性をさらに高めることができます。

「ディリジェントに加わることができ、大変うれしく思います。ヴォルトはこれまでも倫理テクノロジーの限界に挑戦し続けてきました。今回ディリジェントと一緒になることで、当社の革新的なプラットフォームはより広い顧客層に届き、企業が倫理的文化を築き、重大なリスクを軽減する方法を本質的に変えることができます」と、ヴォルトの創業者兼最高経営責任者(CEO)であるネタ・メイダヴ氏は述べました。「今回の統合による新たなサービス内容は、他に類を見ないものとなるでしょう。企業における倫理の取り扱い方を変革していくことを楽しみにしています。」

本発表は、ディリジェントが本年初めに、倫理およびコンプライアンス・プログラムの設計を専門とする世界的企業Spark Complianceを買収したことに続くものです。今回の戦略的なヴォルト買収は、AI技術を活用し、リスクの真の可視化とガバナンス強化を実現する最高水準のソリューションをGRC専門家に提供するという、ディリジェントの強いコミットメントを改めて示しています。

District Capital Partnersがディリジェントの財務アドバイザーを務め、Willkie Farr & Gallagherが法務アドバイザーを担当しました。ヴォルトの法務アドバイザーはRaz. Dlugin & Coが務めました。

ディリジェントは、「企業倫理の未来:ディリジェントとヴォルトが再定義する倫理とコンプライアンス」と題したウェビナーを、6月3 日(火)に開催します。参加登録は、こちらから可能です。

ディリジェントによるヴォルトの買収についての詳細は、https://www.diligent.com/vaultをご覧ください。

ディリジェントについて
ディリジェントは、ガバナンス・リスク・コンプライアンス(GRC)SaaSソリューションのAIリーダー企業であり、100万人を超えるユーザーおよび70万人の取締役会メンバーがリスクの明確化とガバナンスの向上を実現できるよう支援しています。当社のDiligent Oneプラットフォームは、実務担当者、経営幹部、取締役会に対してGRC業務全体の一元的な視点を提供することで、リスクの効果的な管理、組織のレジリエンス強化、的確かつ迅速な意思決定をサポートします。詳細はdiligent.comをご覧ください。

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ヴォルトについて
ヴォルトは、アクティブ・インテグリティ(積極的な誠実性)分野のリーダーであり、スピークアップ、調査、データ報告に対応したデジタルかつAI対応のプラットフォームによって、スピークアップ・プログラムの近代化を推進しています。企業の誠実性を支えるオペレーティング・システムであるヴォルトは不正行為の報告、調査、組み込み型分析を一元管理するコントロール・センターとして機能し、組織全体にスピークアップ文化を根付かせるための中核的なソリューションを提供します。ヴォルトは数々の受賞歴を誇るテック系スタートアップであり、グーグルの初期段階AIファンドであるグラディエントやイルミネート・フィナンシャルなど、大手ベンチャー・キャピタルからの出資を受けています。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

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Michele Steinmetz
Senior Director of Communications, Diligent
+1-215-817-5610
msteinmetz@diligent.com

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