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エナジーボールト、ビクトリア州政府所有の再生可能エネルギー企業に100MW/200MWhのバッテリー・エネルギー貯蔵システムを供給

州電力委員会(SEC)の再生可能エネルギー・パーク「ホーシャムBESS」は柔軟なグリッド規模のエネルギー貯蔵ソリューションを提供。5万以上のオーストラリアの家庭に手頃で信頼性の高い再生可能エネルギーを供給しながら、グリッドの安定性を向上させる

エナジーボールトはオーストラリア市場で急速に商業展開を進めており、今回の協業は、これまでに発表された合計1.9GWhのエネルギー貯蔵プロジェクトの受注に続くものとなる

カリフォルニア州、ウェストレイクビレッジ&オーストラリア、メルボルン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 持続可能なエネルギー貯蔵ソリューションの世界的大手であるエナジーボールト(NYSE:NRGV)(エナジーボールトまたは当社)は、ビクトリア州政府所有の再生可能エネルギー企業である州電力委員会(SEC)と契約を締結したと発表しました。この契約により、ビクトリア州のSEC再生可能エネルギー・パークである「ホーシャム」に100MW/200MWhのバッテリー・エネルギー貯蔵システム(BESS)を導入・統合することとなります。本ハイブリッド型の太陽光発電およびBESSプロジェクトは、ビクトリア州が進める再生可能で信頼性が高く、手頃な価格のエネルギーへの移行を支援する上で、重要な一歩となっています。

SEC再生可能エネルギー・パーク「ホーシャム」は、オーストラリア初の100%公的所有によるユーティリティ規模の再生可能エネルギー・プロジェクトの一つです。本プロジェクトには、21万2,000枚以上の太陽光発電パネルが含まれており、119MWの太陽光発電を行い、年間24万2,000MWhの電力を供給することが可能です。エナジーボールトが統合するグリッド形成型BESSは、2時間の貯蔵容量を備えており、ピーク需要時に安定した供給可能な電力を提供します。

SECによる3億7,000万ドルの投資により、約5万1,000世帯に十分な再生可能エネルギーを供給し、建設期間中に約246人の雇用を創出すると同時に、ホーシャム地域の経済発展を促進します。SEC再生可能エネルギー・パーク、ホーシャムの建設準備作業は今週開始しており、2027年末までに本格稼働する予定です。

BESSシステムは、エナジーボールト独自のX-VAULT™統合プラットフォームを活用し、UL9540認証取得済みのB-VAULT™製品を使用して構築されます。また、VaultOS™エネルギー管理システムを導入することで、ハイブリッドBESSの運用を制御・管理・最適化します。同社の革新的なシステム・アーキテクチャによって、顧客はバッテリーおよびインバーターのサプライヤーを臨機応変に選択することが可能となり、さらに、独自のAC結合およびDC結合構成により、あらゆるプロジェクトに対応可能な柔軟な導入オプションを実現します。

エナジーボールトの会長兼最高経営責任者(CEO)であるロバート・ピコーニは、次のように述べました。「ダイナミックで急成長を遂げているオーストラリア市場でエネルギー貯蔵システムの展開をさらに拡大し、SECとともにこの革新的なハイブリッド・プロジェクトの構築に取り組めることを嬉しく思います。当社にとって初の政府との協力案件であるこの公営プロジェクトは、持続可能で効率的なエネルギー貯蔵ソリューションを通じてクリーン・エネルギーへの移行を加速させるという当社の使命と一致しており、再生可能エネルギーの安定供給において重要な役割を果たすことになると考えています。」

SECの最高経営責任者(CEO)であるクリス・ミラー氏は、次のように述べました。「SEC再生可能エネルギー・パーク、ホーシャムにおけるバッテリー貯蔵システムの導入と統合に向けて、エナジーボールトと協力できることを楽しみにしています。本プロジェクトは、ビクトリア州の再生可能エネルギーへの移行を推進するSECの継続的な取り組みを示すものとなっています。」

今回の発表は、エナジーボールトがオーストラリア市場で商業展開を拡大する上での重要な前進となっており、EnervestやACEN AustraliaとのBESS導入契約を含む一連の最近の合意に続くものです。エナジーボールトのB-VAULTポートフォリオは現在までに、導入済みまたは開発中のプロジェクトを含め、合計2GWh以上の規模となっています。

エナジー・ボールトについて

エナジーボールト®は、世界の持続可能なエネルギー貯蔵へのアプローチを変革するために設計されたユーティリティ規模のエネルギー貯蔵ソリューションを開発・導入しています。当社の包括的な製品群には、独自の重力ベースの貯蔵、バッテリー貯蔵、そしてグリーン水素エネルギー貯蔵技術が含まれています。各エネルギー貯蔵ソリューションは、当社のハードウェア技術非依存型エネルギー管理システムソフトウェアおよび統合プラットフォームによってサポートされています。業界独自のエナジーボールトの革新的な技術ポートフォリオは、ユーティリティ、独立系発電事業者、大規模な産業エネルギー・ユーザーが電力の信頼性を維持しながら、平準化されたエネルギーコストを大幅に削減するための、カスタマイズされた短期間および長期間のエネルギー貯蔵ソリューションを提供します。エナジーボールトの重力ベースのエネルギー貯蔵技術は、再利用可能な廃棄物材料の統合が可能な、環境に配慮した素材を活用しており、循環型経済への移行を促進するとともに、顧客のグローバルなクリーン・エネルギー転換を加速させています。www.energyvault.comをご覧ください。

SECについて

SECは、以下に焦点を当てた政府所有の再生可能エネルギー企業です。

  • 再生可能エネルギーおよび蓄電プロジェクトへの投資を通じて、移行を加速し、持続可能な利益を実現する。
  • 家庭のオール電化を支援し、エネルギー・コストの削減と排出量の削減を実現する。
  • エネルギー転換に必要な再生可能エネルギー分野の人材を育成する。

詳細はsecvictoria.com.auをご覧ください。

将来予想に関する記述

このプレスリリースには、当社の運営および財務業績、特にホーシャムBESSに関連する事項について、当社の現時点での見解を反映した将来予想に関する記述が含まれています。将来予想に関する記述には、当社の事業計画や戦略の説明をはじめとする、今後の業務結果に関する可能性や仮定に基づく情報も記載されています。これらの記述には、多くの場合、「予想する」、「期待する」、「示唆する」、「計画する」、「信じる」、「意図する」、「予測する」、「見積もる」、「目標とする」、「予測」、「見込み」、「すべき」、「可能性がある」、「~だろう」、「~かもしれない」、「~するだろう」、「~する可能性がある」といった言葉やその他類似の表現を含んでいます。これらの将来予想に関する記述や予測は、業界での経験や過去の傾向、現在の状況、今後の予想される発展に対する当社の見解、および当時の状況下で適切と考えられるその他の要因を考慮した、当社の現在の期待、計画、仮定に基づいています。また、これらの将来予想に関する記述は、現在利用可能な情報を考慮し、当社の信念、仮定、および今後の業績に対する期待によるものです。尚、これらの記述は、今後の出来事に関する当社の現在の期待と予測に基づく予測に過ぎません。これらの将来予想に関する記述には、重要なリスクや不確実性が伴い、それらが実際の結果、活動レベル、業績または達成度に影響を与え、将来予想に関する記述で示された結果、活動レベル、業績または達成度と大きく異なる可能性があります。重要なリスクや不確実性には、以下が含まれます。決定的な契約の実行の失敗、戦略の変更、拡大計画、顧客の機会、将来の業務、将来の財務状況、予想される収益と損失、予測されるコスト、見通しおよび計画の変更;当社の受注、予約、バックログ、許可の取得のタイミング、および開発済みパイプラインが将来の収益に結びつく不確実性;非拘束的な意向表明書やその他の関心表明が、拘束力のある注文や販売につながるという保証の欠如;当社の製品が欠陥を持っている、または欠陥があるとされる可能性や、その他の故障が発生する可能性;当社のビジネスモデルおよび成長戦略の実施、市場での受容および成功の可否;当社のブランドと評判を構築し維持する能力;当社の事業、競合他社、および業界に関連する動向および予測;当社のエネルギー貯蔵システムの構築に必要な部品や原材料を、サプライヤーが適時に供給できるかの可否;健康疫病が当社の事業に与える影響や、それに対する当社の対応策;健康疫病が当社の事業に与える影響、およびそれに対する当社の対応策;当社が知的財産権の保護を取得・維持できること、および他者の権利を侵害しないことに関する当社の期待;JOBS法の下で当社が新興成長企業である期間に関する当社の期待、ならびに将来の資本要件および資金の調達・使用に関する見通し;当社の事業の国際的な性質、および戦争やその他の敵対行為が当社の事業や世界市場に与える影響;当社の事業運営および将来の成長のための資金を調達する能力;当社の事業、拡大計画および機会、ならびに2024年3月13日にSECに提出された2023年12月31日終了年度の年次報告書(Form 10-K)の「リスク要因」項目で議論されているその他の重要な要因。これらの要因は、SECのウェブサイト(www.sec.gov)で閲覧可能な当社の他の提出書類において、随時更新される可能性があります。新たなリスクは随時発生する可能性があり、当社の経営陣がすべてのリスクを予測することはできません。また、すべての要因が当社の事業に与える影響や、特定の要因または複数の要因が組み合わさることによって、当社が行う将来予想に関する記述と実際の結果が大きく異なる可能性の程度を評価することもできません。本プレスリリースにおいて当社が行う将来予想に関する記述は、本プレスリリースの発表日時点のものであり、本プレスリリースに記載された注意喚起の記述によって全面的に制約されます。当社は、新たな情報、将来の展開、またはその他の要因によるものであれ、適用法により要求される場合を除き、将来予想に関する記述を公に更新または見直す義務を負いません。当社の将来予想に関する記述に過度に依存しないようご注意ください。

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