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MSCI、新しい格付けを導入してカーボンプロジェクトの完全性を評価する基準を設定

  • MSCIカーボンプロジェクトレーティングはカーボンクレジットプロジェクトの完全性とリスクを複数の基準を総合して独自に評価する
  • カーボンクレジット市場の4,000以上のプロジェクトを評価し、法的・倫理的リスクを考慮に入れる初の格付け
  • この導入はカーボンクレジット市場の透明性を高め、基準を定めるというMSCIのコミットメントを実現するための次のステップとなる

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界の投資コミュニティーに重要な判断支援ツールとサービスを提供する大手企業のMSCI(NYSE: MSCI)は、カーボンクレジットのバイヤー、投資家、デベロッパーがカーボンプロジェクトの質と完全性をより的確に評価できるようにする、MSCIカーボンプロジェクトレーティングを導入しました。

「炭素市場は、脱炭素化を加速させ、ネットゼロ目標を達成するために極めて重要ですが、市場に出ているプロジェクトのうち、非常に完全性の高いものはわずか5%に過ぎないとされています」とMSCIカーボンマーケッツ責任者のガイ・ターナーは述べています。「プロジェクトの質と完全性に対する信頼性の欠如が、一部のバイヤー、投資家、デベロッパーが躊躇する原因となっています」

この課題への対処を支援するために、MSCIカーボンプロジェクトレーティングはグローバルカーボンクレジット市場の4,000を超えるプロジェクト1を評価し、完全性とリスクに関してより包括的で投資適格性の高い、独立した評価を提供します。MSCIの評価の対象となる基準には、プロジェクトが気候、環境、社会に与える影響や、金融犯罪、不正、制裁を含む法的・倫理的リスクなどが含まれます。

「MSCIカーボンプロジェクトレーティングを利用することで、お客様は自信を持って戦略、資本、評判をカーボンクレジットに賭けられるようになる一方で、市場全体のクレジットの比較、投資判断のリスクの軽減、情報開示の要件の充足が可能になります」とターナーは続けて話しています。

MSCIの独立性と気候変動投資の業界基準の設定における専門知識を活用した、透明性の高いルールベースの手法を通じて、個々のプロジェクトが、排出の影響と実施の完全性に大別される6つの基準と50以上のサブ基準に照らして詳細に評価されます。格付けはこれら2つのカテゴリーを総合したもので、AAAからCCCまでのアルファベットで表される7段階の評価が基本となります。格付けがAAAのプロジェクトは、1クレジットあたり1トンの排出インパクトを達成する可能性が高く、かつ、法的・倫理的基準を遵守しながら、社会的・環境的にプラスとなる成果を支持する方法で実施されているプロジェクトとなります。

MSCIカーボンプロジェクトレーティングは、MSCIカーボンマーケッツの一連のソリューションと一体となり、完全性に基づくプライスインデックスから企業の気候変動実績の評価に至るまで、完全性に基づく知見を各市場に提供します。

MSCIについて
MSCIは世界の投資コミュニティーに重要な投資判断支援ツールとサービスを提供する大手企業です。50年以上にわたるリサーチ、データ、テクノロジーの専門知識を有する同社は、クライアントがリスクとリターンの重要な推進要因を理解して分析し、自信を持ってより効果的なポートフォリオを構築できるようにすることで、投資判断を向上させます。MSCIは業界をリードするリサーチ強化ソリューションを構築し、クライアントはこれを用いて投資プロセス全体を把握し、透明性を高めることができます。詳細は、www.msci.comをご覧ください。

このプレスリリースには、1995年証券民事訴訟改革法で定める将来予測に関する記述が含まれています。将来予測に関する記述は、将来の出来事または成績に関するものであり、実際の結果や成績が大きく異なるものとなるリスクがあり、過度に依拠するべきものではありません。結果または成績に影響する可能性のあるリスクは、MSCIのアニュアルレポートで12月31日が締め日となった最直近会計年度のSECへの10-K様式の申告書としてまとめてあります。MSCIは、いかなる将来予測に関する記述の更新を行いません。ここに示す情報は、一切の投資助言ではなく、そうしたものとして依拠されるべきではありません。MSCIは、適切なライセンスなく、その商品またはサービスを利用する権利またはライセンスを認めません。MSCIは、ここに示す情報に関する商品適格性、特定目的適合性またはその他に関し一切の明示的、暗示的表明を行わず、法で認められる最大限の限度においてあらゆる責任から免責となります。

1 2024年9月15日現在

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