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Wasabi Technologies、スポーツ、メディア、およびエンターテインメント業界向けの
インテリジェントメディアストレージWasabi AiR™を発表

AI認識を活用した業界初の検索可能なアクティブアーカイブにより非構造化データを構造化、企業のコンテンツ活用の道を開く

マサチューセッツ州、ボストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- Hot Cloud Storageを提供するWasabi Technologies(本社:米国マサチューセッツ州ボストン、日本法人:Wasabi Technologies Japan合同会社、東京都港区、以下 Wasabi)は本日、業界初となる、AIを活用したインテリジェントメディアストレージWasabi AiRを発表しました。Wasabi AiRは、Wasabiの高パフォーマンス・低コストのオブジェクトストレージに、高度なAIメタデータ自動タグ付け機能と、検索可能な多言語音声文字変換機能を組み合わせています。Wasabi AiRにアップロードされた動画ファイルは即座に分析され、秒単位のメタデータインデックスが作成されるため、ユーザーは探しているものをすぐに見つけられます。Wasabi AiRの利用に必要なのはストレージ料金のみで、AIの使用に追加料金がかからないため、Wasabi AiRの活用でメタデータ作成のコストを大幅に低減できます。

Wasabiは2024年1月にCurio AIの買収を発表しました。Curio AIは、大規模な映像・動画アーカイブの分析とインデックス付けに特化して設計された最先端のAIプラットフォームです。ユーザーは、動画ファイルをWasabi AiRストレージにアップロードするだけで、AIが情報豊富な秒単位のメタデータインデックスを自動的に生成します。Wasabi AiRは、顔認識、検索可能な音声文字変換、多言語翻訳、話者認識、光学的文字認識、ロゴ識別、音声認識を、比類のない正確さで活用します。現在ビデオテープに保存されている映像・動画アーカイブをWasabi AiRストレージにアップロードすることで、これまで「死蔵」されていたコンテンツに新たな収益とユーザーエンゲージメントを生み出す可能性をもたらします。Wasabi AiRは、以下のようなユースケースを想定し、設計されています。

  • ポストプロダクション:報道パッケージ、ハイライトリール、SNSコンテンツなどに使用する映像・動画をすばやく、リアルタイムで見つけ、まとめられることで、制作チームはコンテンツを探す作業に追われずに創造的な仕事に集中できます
  • スポンサーROIとマーケティングROI:ROI分析で、スポンサーの効果を判断するためにロゴを簡単に見つけられます
  • 地理的多様性:地理的な場所によって異なる視聴者の要件に合わせてコンテンツを調整できます

IDCの調査担当バイスプレジデントのデイブ・マッカーシー(Dave McCarthy)氏は、次のように述べています。「Wasabi AiRは、AIを活用した検索機能と高パフォーマンスのクラウドストレージを組み合わせて、25年にわたり続いてきた課題に対する画期的なソリューションをもたらします。これにより、メディア管理が劇的に変化し、大量の非構造化データを扱う企業に効率化とアクセシビリティが提供されます。Wasabi AiRは、インテリジェントメディアストレージソリューションの大きな市場の中で、膨大な量のデータアーカイブの管理という長年の問題への取り組みを大幅に前進させました」

Wasabi Technologiesの共同創業者兼CEOのデビッド・フレンド(David Friend)は、次のように述べています。「必要なデータを見つけられないとしたら、クラウドに移行する意味があるでしょうか。メタデータのないオブジェクトストレージは、目録のない図書館のようなものです。Wasabi AiRは、面倒な設定なしですぐに使用でき、使い方は一般的な検索エンジンと同じくらい簡単です。たとえば、Wasabi AiRが認識できない顔を見つけた場合、それが誰かをユーザーに尋ねます。シンプルなUIを使って、ユーザー自身がモデルを訓練することができます。たとえ何万時間分もの映像・動画があったとしても、探している瞬間をWasabi AiRで瞬時に見つけることができます。そして、必要なだけいくらでも検索していただけます。課金対象は、ストレージの容量のみです」

革新的な価格の予測可能性とパフォーマンスの精度

メディア企業は常に厳しい締め切りに追われながら薄い利幅で運営しており、コストを抑えつつ制作ワークフローをスピードアップする手段を探し求めています。Wasabi AiRはストレージ容量のみに基づいた安価な価格設定になっており、AI分析、イグレス、APIリクエストなどの予測不能な課金はありません。この結果競合のサービスを利用するよりも、場合によっては80%も低い価格で、コンテンツを自由に扱うことができます。ソースファイルとメタデータは共に、各お客様が独占的に所有します。Wasabiでは、他のお客様が使用する可能性があるモデルの訓練に、お客様の専有データを使用することは決してありません。ファイルやメタデータは、Wasabiのイミュータブル(不変的)なストレージと独自のマルチユーザー認証によって、ランサムウェア、災害、誤削除から安全に保護されます。

リヴァプールFCのデジタル部門シニアバイスプレジデントであるドリュー・クリスプ(Drew Crisp)氏は、次のように述べています。「Wasabi AiRは、AI認識技術をシームレスに活用して、ファイルをすばやく識別、整理、分類するので、手作業を大幅に削減できます。リヴァプールFCでは膨大なメディアコンテンツを扱っているため、この効率化によって、アーカイブ内の特定のコンテンツをすばやく正確に見つけ、新しいコンテンツストリームを素早く作成し、私たちの創造力とイノベーションを強化することができます。Wasabi AiRは単なるストレージの枠を超え、当クラブのコンテンツの可能性を最大限に引き出す鍵となるでしょう」

詳細情報:

  • Wasabi AiRは今四半期から提供されます。(日本での提供開始は6月を予定。)Wasabiのクラウドストレージでメディアワークフローをどのように改善できるかについてのより詳しい情報は、こちらをご覧ください。また、4月14~17日開催のNAB(米国ラスベガス)のWasabi TechnologiesブースSL8117にて、デモをご覧いただけます。ミーティングのご予約も可能です。
  • 映像・動画の時間数、ビットレート、および1か月にダウンロードされるコンテンツの量に基づいて、Wasabi AiRで達成できるコスト削減額を計算ツールで計算できます。

※本プレスリリースは、4月9日に米国で配信された英文リリースの抄訳です。

Wasabi Technologiesについて

テクノロジー業界で最も急成長しているWasabiは、データストレージを低価格、予測可能かつセキュアに提供することで、世界中のデータを保存することを使命としています。Wasabiを採用することで、先見性のある企業は予測不能な料金やベンダーロックインに悩まされることなく、いつでも自由に自社のデータを利用し、業界で最も急成長している独立系クラウドアプリケーションパートナーのエコシステムを活用して最高のソリューションを自由に構築できます。世界中のお客様とパートナーが、Wasabiによって自社のデータを活用することで、潜在的な力を最大限に発揮しています。詳細については、https://wasabi.com/ja/をご覧ください。

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Wasabi Technologies広報担当
井之上パブリックリレーションズ 米須、池田
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