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タレス、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)の外部暗号鍵管理のサポートを発表

  • タレスが、「CipherTrust Cloud Key Management (CCKM)」 と 「Oracle Cloud Infrastructure (OCI)」の統合を発表し、拡大する顧客要求に対応
  • 提携により、Hold Your Own Key (HYOK)が追加され、世界中の全45のオラクル・クラウド・リージョンでOCI顧客のデータ主権の要件をサポート

フランス・ムードン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- タレスはテクノロジーとセキュリティーの世界大手プロバイダーであり、この度 Oracle Cloud Infrastructure (OCI)での CipherTrust Cloud Key Management (サイファートラスト・クラウド・キー・マネジメント、CCKM) のHold Your Own Key (HYOK)の導入を発表しました。これは、先ごろ開始されたオラクルの「EUソブリン・クラウド(EU Sovereign Cloud)」を含む全45のオラクル・クラウド・リージョンおよびOCIの分散クラウドの提供において導入されます。顧客からの継続的な要望と加速するOCIプラットフォームの成長に対応するため、HYOKにより、OCIの顧客がクラウド・プラットフォーム外で制御・管理されるキーでOCI内のデータを暗号化することで、データ主権およびその他のコンプライアンス上の目標をより容易に達成できるようになります。HYOKの新機能は、OCIのBring Your Own Key (BYOK)の既存のサポートを拡張するものです。

2023年タレス・クラウド・セキュリティ調査(2023 Thales Cloud Security Study)によると、世界がクラウド・ファーストになる一方で、クラウド環境での複雑な運用は依然として組織にとって大きな障害となっています。全体的にクラウドのセキュリティー意識は向上していますが、データ保護に関する懸念も高まっており、セキュリティーの専門家の半数以上(55%)がオン・プレミス環境よりもクラウドでのデータ管理の方が複雑だと回答しています。その結果、クラウドの利用が増加するにつれ、組織はクラウド環境を効果的に保護するための新たな方法を必要としています。

CipherTrust Cloud Key Management (CCKM) の統合により、OCIの顧客は自身の完全な管理下で、かつクラウド外にある仮想または物理アプライアンスに、OCIの外部で暗号化キーを保管・管理することができます。顧客はまた、任意の場所で暗号化キーをローカライズし、クラウド環境で暗号化データの管理を維持することができます。このアプローチにより、コンプライアンスを規制当局に証明することが容易になると同時に、組織の直面するプライバシーおよびデータ主権に関する重要な要件の一部を対処することができます。

タレスの外部暗号鍵管理ソリューションの利用により、暗号化されたデータとは異なる場所にキーを保管することで、オラクル・クラウド・リージョンへの機密データの移行を加速することができます。このため、暗号化キーがオン・プレミスで使用されるかクラウドで使用されるかにかかわらず、顧客はキーの管理・制御において同じプロセスを維持することができます。

業界をリードする、マルチ・クラウド暗号化キーのライフサイクル管理ソリューションであるタレスのCipherTrust Cloud Key Management (CCKM)は、クラウドとハイブリッド環境にわたる運用上の障壁を緩和します。HYOKの機能により、OCIの顧客は昨今のクラウド主導の環境をナビゲートするために必要な外部キー管理能力を手に入れ、OCIだけでなくその他のクラウド・プロバイダーにわたってデータの管理を継続することができます。

タレスのデータ・セキュリティー製品部門のバイス・プレジデントであるトッド・ムーアは、次のように述べています。「企業は従来のオン・プレミスの導入からますます移行しつつあり、セキュリティーとコンプライアンスを維持しながらクラウドにデータを移行する上でサポートを必要としています。外部キー管理の業界リーダーとして、OCIでHYOKの機能をサポートする最初の企業となり、OCIのお客様にこの移行を成功させるのに必要なソリューションを提供できることを誇りに思っています。タレスはまた、この最高基準の体験を当社の統合顧客ベースに対して促進する上で、オラクルのEUソブリン・クラウドの取り組みにおける初の支援業者でもあります」。

オラクルのシニア・バイス・プレジデントで、OCIセキュリティー・アイデンティティー担当のJeppe Larsen氏は、次のように述べています。「当社では、規制の厳しい地域や業界のワークロードを含め、セキュリティー重視のワークロードに対してOCIを最も信頼性の高いクラウドにすることに専念しています。オラクルのEUソブリン・クラウドは、欧州で活動する顧客がデータ主権の要件に対応できるよう支援するものであり、タレスとのHYOK統合はそのサービス提供を強化するものです。また、この提携と統合により、米国における金融サービスといった規制業界の顧客はタレスのHYOKによるプライバシーとセキュリティーのメリットにより、OCIを最大限に活用できることで恩恵を受けることになるでしょう」。

タレスグループについて

タレス(本社:フランス・パリ、Euronext Paris: HO)は、防衛・セキュリティ、航空・宇宙、デジタルアイデンティティ・セキュリティの3つの領域における先端技術で世界をリードしているグローバル企業です。世界をより安全で、より環境に優しく、より包括的にすることに役立つ製品およびソリューションを開発しています。

タレスグループは、研究開発に関して、特に量子技術、エッジコンピューティング、6G、サイバーセキュリティなどの主要分野に、年間40億ユーロ近くを投資しています。

68カ国に7万7,000人の従業員を擁するタレスの2022年度売上高は、176億ユーロを記録しています。

タレスDISジャパン(株) クラウドプロテクション&ライセンシング事業部門について

タレスDISジャパン(株)のクラウドプロテクション&ライセンシング事業部門は、サイバーセキュリティソリューションの提供を担っており、クラウドからデータセンター、オンプレミスなどの様々な場所に保管または移動しているデータの暗号化やトークン化とHSMによる鍵管理、多要素認証と認証トークンの提供により多くの組織の重要データを保護しています。日本国内においては政府機関、金融機関、大手製造業、流通を含む様々な業種にて採用されています。

Webサイト:https://cpl.thalesgroup.com/ja

リンク参照先

タレスグループ
クラウド保護とライセンシング ソリューション | タレスグループ
データセキュリティ | タレスグループ

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