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東芝:機器の待機電力の削減に貢献する高耐圧・低消費電流のLDOレギュレーター発売について

川崎--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 東芝デバイス&ストレージ株式会社は、高耐圧で入力電圧範囲が広く、業界最小[注1]の低消費電流[注2]を実現したLDOレギュレーター「TCR1HFシリーズ」を発売しました。シリーズ第一弾の三製品「TCR1HF18B」(出力電圧1.8V) 、「TCR1HF33B」(同3.3V)、「TCR1HF50B」(同5.0V)の出荷を本日から開始します。

LDOレギュレーターを使用した電源回路において、電子機器の待機時の消費電力を抑えるには、システムの入力電源を直接LDOレギュレーターへ接続し、かつ待機時は内部回路をOFFさせて消費電流を抑える必要があります。

新製品は、広い入力電圧範囲4V~36Vに対応し、USB PD[注3]に必要な4V~20Vや24V電源への直接接続を可能にしました。さらに、無負荷時の消費電流は業界最小[注1]の標準1μAに抑えました。これにより、極めて低消費電力の状態で電子機器の待機動作を継続することができます。標準-60mV/+50mVの高速負荷過渡応答特性により、電子機器が待機状態から稼働状態へ移行するときの急激な電流の変化にも、安定した出力電圧が確保できます。

なお、公開中のリファレンスデザイン「パワーマルチプレクサー回路」に新製品を活用しています。

当社は、今後も用途に適した出力電圧タイプや機能別の製品を加えて、TCR1HFシリーズのラインアップ拡充を推進します。

[注1] 同定格のLDOレギュレーターの製品において。2023年5月現在、当社調べ。
[注2] バイアス電流
[注3] USB PD(USB Power Delivery) : USBを利用して最大100Wまでの給電を可能にする充電規格

応用機器

・民生/個人用機器 (モバイル、ノートPC、家庭用電気製品など)
・産業用機器

新製品の主な特長

・入力電圧範囲が広い : VIN=4V~36V
・低消費電流 : IBON=1μA (typ.)
・最大出力電流定格 : IOUT=150mA
・高速負荷過渡応答 : ⊿VOUT= -60mV/+50mV (typ.) (IOUT = 0 mA ⇔ 10 mA)
・汎用パッケージ SOT-25 (SMV)

新製品の主な仕様

品番

TCR1HF18B

TCR1HF33B

TCR1HF50B

パッケージ

名称

SOT-25 (SMV)

サイズ typ. (mm)

2.8 x 2.9、t=1.1

動作範囲

入力電圧 VIN (V)

4~36

動作温度 Topr (°C)

-40~125

電気的特性

(特に指定のない限り、Tj=25°C)

出力電圧 VOUT typ. (V)

1.8

3.3

5.0

出力電圧精度 VOUT (%)

IOUT=10mA

±1

バイアス電流 IBON typ. (μA)

IOUT=0mA

1

スタンバイ電流 IB(OFF1) typ. (μA)

VIN=4V

0.24

負荷過渡応答

⊿VOUT

typ. (mV)

IOUT=0mA→10mA

-60

IOUT=10mA→0mA

50

サーマルシャットダウン温度

TSDH (°C)

Tj rising

155

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新製品の詳細については下記ページをご覧ください。
TCR1HF18B
TCR1HF33B
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新製品を使用したリファレンスデザインについては下記ぺージをご覧ください。
パワーマルチプレクサー回路

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小信号デバイス営業推進部
044-548-2215
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報道関係の本資料に関するお問い合わせ先:
東芝デバイス&ストレージ株式会社
デジタルマーケティング部
長沢 千秋
e-mail: semicon-NR-mailbox@ml.toshiba.co.jp

Toshiba Electronic Devices & Storage Corporation



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