-

LNGCON 2023:メタン電解でLNGをCO2フリー水素に変換

独ベルリン & デュッセルドルフ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 3月6日と7日に国際LNG会議2023で350社を超える企業が、輸送や貯蔵インフラストラクチャーから燃料利用やエンドユーザー利用まで、LNG産業における主要な課題について議論します。Graforceは、LNGを水素に変換する革新的技術であるメタン電解(プラズマ分解)を紹介します。この技術により、大口ガス消費者はエネルギー供給元や輸送方法を変えることなく、クリーン燃焼水素への切り替えが可能になります。

Graforceの最高技術責任者(CTO)であるイェンス・ハンケ博士は、こう述べています。「化石燃料を完全になくしてやっていくことは、まだできません。しかし、LNG、LPG、天然ガスを燃やさず、グリーン電力と当社の水素プラントの力を借りて水素と固体炭素に変換すれば、EUは脱炭素化の目標を達成できます。」

モジュール式のプラズマ分解プラントでは、再生可能電力で発生させた高周波プラズマ場によって、メタンなどの炭化水素を水素と固体炭素という分子成分に分解します。水電解と比較して、プラズマ分解で同量の水素を生成するのに必要なエネルギーは5分の1で済みます。20メガワットのプラント1基で、年間約7万トンのLNGを水素に変換でき、約20万トンのCO2削減につながります。

水素は、排出ゼロの発電・発熱や化学工業に利用できます。CO2は製品中に長期的に隔離されるため、炭素回収貯蔵の代替としてすぐにも市場投入できる初の技術でもあります。

電力自立型熱電併給への協力

Graforceは2023年1月、カワサキ・ガスタービン・ヨーロッパと協力関係を結びました。プラントソリューション内で、バイオメタン、天然ガス、LNG、LPGから炭素フリー水素を生成します。これをカワサキの水素ガスタービンで電気に変換し、プラズマ分解での水素生成に再利用します。これにより、CO2フリーの電気と高温の熱を発生させます。いったん運転を開始した後は、システム全体が追加電力を必要としません。

Graforceについて

Graforceは、ドイツの水素技術企業です。そのPower-to-Xプラントは二酸化炭素フリーや二酸化炭素ネガティブの水素と合成原料を生産し、数メガワットの規模で最高レベルの効率と最低レベルのインフラストラクチャー・コストを達成しています。このように、Graforceは、化石エネルギー、産業セクター、熱・輸送・建築セクターを脱炭素化しています。当社は現在、水素技術の規模を世界的に迅速に拡大するために戦略的パートナーシップを拡大するプロセスを進めています。www.graforce.com/EN

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

Graforce GmbH
Dr. Jens Hanke
Phone: +49 30 - 63 2222 -110
presse@graforce.de

Graforce



Contacts

Graforce GmbH
Dr. Jens Hanke
Phone: +49 30 - 63 2222 -110
presse@graforce.de

More News From Graforce

グラフォースとワーレー、APACでメタン電解技術を共同展開

ベルリン--(BUSINESS WIRE)--APPEA 2023: Graforce and Worley announce cooperation to jointly scale methane electrolysis (plasmalysis) in Australia, Pacific, Asia and China....

フレアガス削減:画期的ソリューションが評価され、GraforceがペトロナスのRace2Decarboniseで優勝

ベルリン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界各地の500件以上のソリューションから、GraforceはペトロナスのRace2Decarbonise(脱炭素に向けたレース)の「ガスフレアの削減・廃絶」部門で、そのメタン電気分解技術(プラズマ電気分解)が評価されました。このコンテストは、低炭素ソリューションの開発を加速させ、温室効果ガスの排出量を削減することを目的としています。 ガスフレアにより、毎年4億トン以上のCO2が排出されています。世界中の生産施設で生じる数千件のガスフレアは、毎年約1500億立方メートルの天然ガスを燃焼させ、貴重な資源を無駄にしています。一方で、プラズマ電気分解は、以前は排気または燃焼処理されていたメタンやその他の炭化水素をクリーンな水素と固体炭素に変換し、気候に影響を与えないエネルギーを生み出します。 クリーンで持続可能なエネルギー源の水素を利用すれば、温室効果ガスの排出量を削減することで、気候変動を軽減できます。Graforceは企業として世界で初めて、フレアガス生産を脱炭素化し、排出量を劇的に削減するための商品化技術を提供し...

グラフォースとカワサキガスタービンヨーロッパ、カーボンフリーのコジェネソリューションで協力

ベルリン--(BUSINESS WIRE)--二酸化炭素除去技術においてドイツの最先端テクノロジー企業であるグラフォース社と欧州でガスタービン・コジェネレーションビジネスを展開するカワサキガスタービンヨーロッパ社(以下カワサキ)は、ゼロエミッションのコジェネプラントの実現に協力することに合意しました。グラフォースのプラズマ式水素製造技術とカワサキの水素ガスタービンを組み合わせた革新的なコンセプトの共同開発です。このゼロエミッション-コジェネレーションは、現在ドイツにて最初のプロジェクトの計画が進行中です。 グラフォースのCTOであるイェンス・ハンケ博士は、「我々の共同開発したゼロエミッション・プラントのコンセプトは、化石燃料と製造業の脱炭素化に向けたブレークスルーとなります。」と述べています。「このテクノロジーでは水素経由で二酸化炭素フリーの高温熱を生み出し、同時に生成されるカーボンブラックが工業材料として使用できます。そして何より、このプロセスは自給自足であり、スタートした後は追加の電力を必要としません」。 産業プロセスの脱炭素化 この新しいプラントソリューションでは、バイオメタン...
Back to Newsroom