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Esriが世界の土地被覆の変化を簡単に表示・分析できるアプリを新たにリリース

センチネル2号土地被覆エクスプローラーで、意思決定者による衛星データの視覚化と理解が容易に

米カリフォルニア州レッドランズ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 土地利用/土地被覆(LULC)マップは、世界中の地方、地域、国家レベルの政府の意思決定者にとって、ますます重要なツールとなりつつあります。こうしたマップは、地球のプロセスや人間活動が環境に及ぼす影響を個々の状況の中で捉えて定量化することで、持続可能性などの課題に対する政策や土地管理に関する意思決定を支援します。

マッピングおよびロケーション・インテリジェンスの世界的リーダーのEsriは、このたび、オンライン・アプリケーション「センチネル2号土地被覆エクスプローラー」を新たにリリースしました。このアプリは、欧州宇宙機関(ESA)のセンチネル2号の衛星画像から作成した独自の高解像度グローバル土地被覆マップのウェブベース版を中心に構築されています。アクセスしやすく、土地被覆マップに使われているものと同じ地理情報システム(GIS)技術を活用しています。このアプリとマップ、および元となったセンチネル2号の画像はすべて、EsriのArcGIS Living Atlas of the Worldの一部です。

EsriのArcGIS Living Atlas of the Worldプログラムマネージャーのショーン・ブレヤーは、次のように述べています。「GISはLULCのようなデータやマップの作成と共有に必要な能力を提供するだけでなく、そうしたデータから洞察を得て、それを広く発信することも可能にします。特に持続可能性が世界的に緊急の課題となる中、こうした情報の生成は基礎をなすもので、センチネル2号土地被覆エクスプローラーは、意思決定者が土地の使用について重要な洞察を得る上でとても貴重なツールとなるでしょう。」

LULCマップをより深く理解するには、変化の解析が基本となります。センチネル2号土地被覆エクスプローラーは、変化の視覚的解析、統計的解析、視覚的検証、および変化率や経時変化の動的チャートなど、変化を検出して報告するさまざまな方法を提供します。そのほか、このアプリは以下のような機能を備えています。

  • ArcGIS Living Atlasからの画像サービス
  • データをオフライン化する能力(アプリのダウンロードモード)
  • ArcGIS Onlineの解析ツール
  • ArcGIS開発者向けツールおよびリソース

2021年、Esriはインパクト・オブザーバトリーとマイクロソフトとの提携により、初の人工知能(AI)を用いて生成したグローバル土地被覆マップをリリースしました。これは、現在では9つの主な土地被覆カテゴリーを含むLULC年次時系列マップとして提供されるまでに進化しました。毎年更新されるため、植生や作物、森林面積、裸地、都市部の変化について年を追って比較することができます。2022年版が最近追加されたことで、この年次土地被覆時系列には2017年から2022年までの世界のデータが含まれることになりました。

センチネル2号土地被覆エクスプローラーは、直感的なユーザーエクスペリエンスを実現した、動的ですぐに使用を開始できるアプリケーションです。アプリを今すぐオンラインで使用するには、livingatlas.arcgis.com/landcoverexplorerへのアクセスをお願いします。

Esriについて

地理情報システム(GIS)ソフトウエア、ロケーション・インテリジェンス、マッピングの世界的市場リーダーのEsriは、顧客がデータの潜在力すべてを活用して業績や事業成果を改善する手助けをしています。1969年に米国カリフォルニア州レッドランズに設立されたEsriのソフトウエアは、世界全体で計35万を超える組織に、また米州、アジア太平洋、欧州、アフリカ、中東の計20万を超える機関に導入されています。Esriは、フォーチュン500企業、政府機関、非営利組織、大学など、6大陸100カ国以上にパートナーや現地代理店を有しています。地理空間情報技術に対する先駆的取り組みにより、Esriのエンジニアはデジタル変革、モノのインターネット(IoT)、高度アナリティクスに対する最も革新的なソリューションを構築しています。当社サイトのesri.comをご覧ください。

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Jo Ann Pruchniewski
Public Relations, Esri
Mobile: 301-693-2643
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