-

ギガフォトン、半導体データのモニタリングと解析のためのオープンプラットフォームを提供開始

ギガフォトン、ベンダーに依存しないデータ監視・管理・分析のための半導体業界最高水準のオープンプラットフォーム「Fabscape」の無償トライアルアクセスを開始

栃木県小山市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 半導体リソグラフィ光源の主要メーカーであるギガフォトン株式会社(本社: 栃木県小山市、代表取締役社長: 浦中克己)は、本日、開発者向けFabscapeトライアルプログラムの提供を開始したことを発表しました。このトライアルでは、世界の半導体業界向けに装置のモニタリングと分析を効率化するために構築されたオープンプラットフォームであるFabscapeの各種開発ツールを無料で利用することが可能です。

Fabscapeは、オープンなエンドツーエンドのデータおよびアプリケーションプラットフォームで、チップメーカーは装置のベンダーに関係なく、生産ラインのほぼすべてのツールでデータを取得、変換、視覚化、活用するアプリケーションを開発可能です。マイクロサービスアーキテクチャ上に構築された、ベンダーに依存しない形のプラットフォームにより、開発者はあらゆるプログラミング言語を使用して最適化されたソリューションを迅速に構築・展開することができ、また既存のコードも活用することも可能です。

DX推進室長の峰岸裕司氏は、こう述べています。「長年にわたり世界の半導体メーカーをサポートする中で、各社が独自の課題を抱えており、チップ技術の進歩とともにその課題がますます複雑化していることに気付きました。業界全体が抱える問題を解決するよりよい方法があるはずと考え、ベンダーに依存しないオープンなデータおよびアプリケーションのプラットフォームを開発することを決意したのです。」

Fabscapeプラットフォームは新たに一般公開されましたが、ギガフォトンは過去5年間にわたり、このオープンプラットフォームを利用してお客さまそれぞれに合わせた形のAIソリューションを開発し、完成度を高めてきました。世界中の多くの大手半導体メーカーが、ギガフォトンの光源をサポートするために長年このプラットフォームを使用してきました。現在は、大手半導体メーカーに限らず誰でも、生産ライン全体にわたるソリューションの構築と統合に、このプラットフォームを利用することが可能です。

ギガフォトン代表取締役社長の浦中克己は、こう述べています。「我々のビジョンは、このプラットフォームが、半導体業界全体の生産性を妨げている縦割り型ソリューションからお客さまが脱出する、その一助となることです。すでに世界のチップメーカーがFabscapeを利用して、当社の光源用に構築した拡張機能を稼働させています。我々は、各チップメーカー固有の課題を解決するためのソリューションを、それぞれのお客さまに合わせた形で、非常に迅速に開発することができます。そして今、我々は、オープンプラットフォームの開発環境をより多くの人々に提供し、世界の半導体産業の効率化をさらに加速させたいと考えます。」

無料トライアルプログラムは、開発者コミュニティを対象としており、期間限定でFabscapeプラットフォームへのリスクフリーなアクセスを提供します。開発者はFabscape開発者ツールにアクセスし、カスタマイズ可能なダッシュボードビューの作成、既存コードの移植、拡張機能の構築を行うことが可能となります。

Fabscapeのトライアルプログラムは、現在利用可能です。3ヶ月間のトライアルを希望する開発者は、https://fabscape.net/trial にアクセスして詳細を確認し、すぐに開始することが可能です。

Contacts

報道関係者向けの連絡窓口:
ギガフォトン株式会社
峰岸裕司
web_info@gigaphoton.com

Gigaphoton Inc.


Release Versions

Contacts

報道関係者向けの連絡窓口:
ギガフォトン株式会社
峰岸裕司
web_info@gigaphoton.com

More News From Gigaphoton Inc.

ギガフォトン、PLD装置向けエキシマレーザの研究開発を加速

栃木県小山市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 半導体リソグラフィ用光源メーカーであるギガフォトン株式会社(本社:栃木県小山市、代表取締役社長:榎波龍雄)は、内閣府が所管する「ムーンショット型研究開発制度」への参画を発表しました。 ムーンショット型研究開発制度は、破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発を推進する国の大型研究プログラムです。このうち目標10では、地球環境と調和し、資源制約から解き放たれた活力ある社会の実現に向けて、フュージョンエネルギー(核融合反応によって生まれるエネルギー)の実用化を目指しています。 ムーンショット目標10の取り組みにおいて、ギガフォトンは、「多様な革新的炉概念を実現する超伝導基盤技術」(プロジェクトマネージャー:木須隆暢氏)の参画メンバーとして、核融合炉に用いられる超伝導マグネットの重要な構成材料である高性能REBCO*線材の高品質・低価格な量産技術の確立を目指し、PLD(パルスレーザ成膜)に用いられるエキシマレーザの開発を担います。全世界の半導体製造工場で日々高稼...

ギガフォトン、九州事務所を竣工し日本国内サービス体制を強化

栃木県小山市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 半導体リソグラフィ用光源メーカーであるギガフォトン株式会社(本社:栃木県小山市、代表取締役社長:榎波龍雄)は、6月27日に九州事務所を竣工し、九州地域でのサービスのキャパシティを従来の3倍に拡大したと発表しました。 ギガフォトンでは九州地域において、2000年にサービス拠点を開設して以来、お客さまへのサービス提供を行ってきました。近年、九州での投資が活況であることを受け、お客さまの今後の更なる投資拡大も見据え、九州事務所を移転するとともに、サービスのキャパシティを拡大しました。 ギガフォトン新九州事務所は日本国内では初となる、自社所有の建物となるサービス拠点となります。加えて、今後トレーニング設備を導入する予定となっており、2階建、総延床面積1,112.66㎡の規模となります。この新九州事務所の完成により、九州地域の対応キャパシティを現在の約3倍に拡大します。 ギガフォトン代表取締役社長兼CEOの榎波龍雄氏は、こう述べています。「拡大する半導体産業への貢献のため、ギガフォトンは世界各地で継続的にサービスのキャ...

NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)、ギガフォトン参画のプロジェクト成果を発表

栃木県小山市--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 半導体リソグラフィ用光源メーカーであるギガフォトン株式会社(本社: 栃木県小山市、代表取締役社長:榎波龍雄)は、2024年12月4日付でNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)と共同でニュースリリースを発表しました。 ギガフォトンは、NEDOのプロジェクト「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」に参画し、今回、その成果がNEDOよりニュースリリースとして発表されました。 リリースはNEDOウェブサイトからご覧いただけます。下記リンクよりぜひご一読ください。 https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101796.html...
Back to Newsroom