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不正行為に対する懸念が高まっているにもかかわらず、消費者のデジタル活動は活発化

エクスペリアンの最新調査により、消費者はオンラインで自分を守ってくれる有名ブランドを信頼していることが判明

米カリフォルニア州コスタメサ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 近年、デジタル金融取引が一般的になってきましたが、不正行為に対する意識が高く、自分たちを保護するために認識ツールやセキュリティーツールが担っている役割に通じた消費者が増えています。エクスペリアンの年次世界的ID・不正行為報告書からの洞察的知見によると、調査対象となった世界中の消費者の半数以上が詐欺の被害に遭ったことがあるか、知り合いに被害に遭った人がいること、そして、ID情報の盗難がクレジットカードの盗難を上回り、セキュリティー上の最大の心配事になっていることが判明しました。しかし、こうした懸念にもかかわらず、回答した消費者のほとんどが、今後3カ月間の自分のオンライン活動は増加するだろうと答えています。

エクスペリアンの世界的ID・不正行為対策担当エグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーであるエリック・ハラーは、次のように述べています。「犯罪者は、最も抵抗の少ない方法を執拗に探し続けます。これに対抗するには、組織も同様に積極的にデータを防衛として活用し、不正行為の検出と防止への投資を優先させ、顧客に対してそのセキュリティーが最も重要であることを証明して見せなければなりません。」

世界の消費者は、オンライン体験において他の要素よりもセキュリティーを重視しています。参加者に対して行ったインタビューによると、多くの人にとって、セキュリティーの必要性とオンライン取引の利便性のバランスを取れるかどうかは、どの企業を信頼するかに左右されるということが分かりました。オンラインセキュリティーの問題に対処するに当たって消費者が最も信頼している企業は、決済システムプロバイダー、クレジットカード会社、技術プロバイダー、ストリーミングサービスでした。

また、消費者は、企業の規模に関係なく、ブランドが一貫してポジティブなデジタル体験を提供していれば、その組織が自分のデータを保護していることを信頼すると回答しています。57%の消費者は、セキュリティー強化や不正防止が確実になるのであれば、データを共有してもよいと回答しており、企業からの保護を見返りとして期待しています。

消費者の75%近くは、企業がオンラインで消費者を保護するのに必要なセキュリティー対策を講じることを期待しています。これは企業にとって驚くべきことではなく、企業の大多数が、消費者は当然セキュリティーを最優先事項として挙げるだろうと予期しています。しかし、事業投資とは関係なく、70%の企業が不正行為の防止を最大の関心事としており、この数値はこれまでで最も高いものです。

この調査によると、ID認識に関する消費者の心理と企業の意図には、まだ大きな隔たりがあります。消費者の84パーセントが顧客を認識することは非常にまたは極めて重要であると答えているにもかかわらず、企業がオンラインで何度も自分を認識してくれると確信している消費者はわずか3分の1でした。また、消費者が好む認識方法やセキュリティー方法については、物理的な生体認証とデバイスへの暗証番号送信が上位2位を占めているものの、圧倒的に引き離している方法はありません。

第6回目となる年次世界的ID・不正行為報告書は、https://bit.ly/GIDFR22からダウンロードできます。

今年の年次ID・不正行為報告書に含まれているその他の調査結果は、次の通りです。

  • 77%の消費者が、オンライン詐欺を経験した後に懸念が高まったと回答しました。この懸念が最も高かったのは、コロンビア、ペルー、ブラジルでした。
  • 83%の消費者が、オンライン体験においてセキュリティーが最も重要な要素であると回答しています。この数値は、コロンビア、チリ、アイルランド、南アフリカで最も高く、89%となっています。
  • ベビーブーマーの95パーセントが、オンライン体験において最も重要な要素としてセキュリティーを挙げており、一方のZ世代よりも10パーセントポイント高くなっています。
  • ベビーブーマー世代は、物理的な生体認証に最も安心感を抱いており、若年層(18~25歳)よりも高くなっています。また、行動的生体認証についても、より高い信頼性を感じています。
  • 企業は、デジタルカスタマージャーニーの改善が最も重要であると回答しており、インドネシア、インド、ブラジル、チリ、米国、アイルランドで最も高くなっています(90%以上)。
  • 口座開設のデジタル体験の一環として、事前入力フォームのオプションを提供されたと回答した消費者は、5人に1人にとどまりました。

編集者への注記:

本調査の実施にあたり、エクスペリアンは、オーストラリア、ブラジル、中国、コロンビア、デンマーク、ドイツ、インド、インドネシア、アイルランド、イタリア、マレーシア、オランダ、ノルウェー、ペルー、シンガポール、南アフリカ、スペイン、英国、米国の20カ国から6000人以上の消費者と1900社近くの企業を対象にしました。また、ブラジル、ドイツ、英国、米国の消費者へのインタビューも盛り込まれています。

IDと不正行為対策の分野におけるエクスペリアンのビジネスでは、世界中で300人以上の不正行為対策専門家が、金融サービス、電気通信、小売り・電子商取引、保険、政府、医療などさまざまな分野の企業のために、人々のを保護し、不正行為に対処するために活動しています。

エクスペリアンについて

エクスペリアンは世界有数のグローバル情報サービス企業です。家や車の購入、子供の大学進学、新規顧客の獲得によるビジネスの拡大など、人生の一大事において消費者やクライアントが自信を持ってデータを管理できるようサポートしています。エクスペリアンは、個人が資金管理を行って金融サービスを利用できるように、企業がより賢明な意思決定を行い繁栄できるように、融資者がより責任を持って融資できるように、そして組織がID詐欺や犯罪を防止できるようにするため支援しています。

世界43カ国で2万600人の従業員が活動し、すべてのお客さまがあらゆる機会を最大限に活用できるよう、日々、新しいテクノロジー、優秀な人材、イノベーションへの投資を行っています。当社はロンドン証券取引所(EXPN)に上場しており、FTSE100指数の構成銘柄となっています。

詳しくはwww.experianplc.comをご覧ください。グループの最新ニュースやインサイトについては、グローバル・ニュース・ブロググローバル・インサイト・コンテンツ・ハブで詳細をご覧ください。

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