英オックスフォード--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- エクセンシア(Nasdaq: EXAI)
当社のパイプライン、共同研究、事業における最近の進展状況に加え、2022年第1四半期の財務業績の概要を以下に示します。また、エクセンシアは5月26日(木曜)午後1時30分(英国夏時間)/午前8時30分(米国東部時間)より電話会議を開催し、当社の精密医療プラットフォームの全体像について説明します。
エクセンシアの創業者で最高経営責任者(CEO)のアンドリュー・ホプキンス博士(DPhil.)は、次のように述べています。「2022年から、当社はサノフィとの画期的な共同研究を開始しました。この共同研究は、標的の優先順位付けから医薬品設計と患者選定まで、AIを駆使した機能の当社の幅広いエンドツーエンドプラットフォームを活用して、AI設計医薬品パイプラインの開発を行うことが目的です。今年の米国がん学会(AACR)年次総会では、AI依拠型の医薬品設計を、オンコロジーにおける困難な標的に対する医薬品候補の創出に役立てる方法など、この分野における当社の進展状況を紹介しました。また、フェノミクスにおける深層学習手法をシングルセルシーケンスと統合することで、早期発見において患者の特徴とバイオマーカーを特定し、各患者に最も適する可能性のある治療法の層別化ができることを示しました。当社の精密医療プラットフォームにおけるこれらの進歩により、当社はAIを活用して新世代の医薬品を設計・創薬することができるようになりました。当社は十分な資本を持ち、バランスの取れたビジネスモデルを有する組織を構築し続けています。これにより、当社のプラットフォームと専門知識が最も高い成功確率をもたらす分野に重点を置きながら、新薬プログラムを推進し続けることができるようになります。」
最近のハイライト
最近の進展は、新規標的の発見、複雑な腫瘍微小環境の調節の評価、バイオマーカーによる患者選定の実現など、当社の患者組織由来の橋渡し研究能力を実証しています。
- 4月に開催された米国がん学会(AACR)年次総会で、エクセンシアの研究者が3件のポスターを発表した。
- アデノシン拮抗薬に対する患者反応の深層学習による強化:この研究では、研究者は患者の遺伝子シグネチャーをモデル化して機能的に評価し、抗がん免疫活性とエクセンシアの臨床段階のA2a拮抗薬であるEXS-21546によるアデノシンシグナリング阻害の関連性をマッピングした。これらのデータは、遺伝子シグネチャーの層別化を将来の臨床研究で活用し、A2aR標的療法に最も反応する患者を特定できる可能性を示している。
- GTAEXS-617(CDK7選択的高活性阻害剤)のAI駆使型創薬およびプロファイリング:前臨床データから、毒性や選択性など CDK7阻害剤で確認された問題点を克服する上でのエクセンシアの AI 駆使型設計の潜在的利点が明らかになった。また、当社の精密医療プラットフォームは、バイオマーカー戦略にとっての情報を提供できる可能性のある患者サブセグメントを特定した。
- 深層学習支援下の一次患者試料のハイコンテント分析により、卵巣がんのサブセットにおける新たな作用機序としてのALK阻害を特定:研究では、ヒト疾患関連の患者組織モデルを用いて新規標的と標的化可能な経路を特定するエクセンシアの精密医療プラットフォームの可能性を明らかにした。これらの標的と経路は、標的探索段階で臨床関連性を明らかにすることで、患者転帰を改善できる可能性がある。
- 当社はオックスフォード大学と共同で、Xcellomics™を発足させた。これは、学術研究者を奨励して、有意義な新規治療法に発展する可能性のある新しい表現型生物学の研究を共同で推進するプログラム。
新規標的の特定と検証に加え、幅広いパイプラインの発展と優先順位付けを継続
- 提携プログラム
- ブリストル マイヤーズ スクイブ(BMS)との共同研究を延長し、共同研究の主要標的に対する精密医療機能の活用を含む追加データを生み出した。2022年第1四半期に500万ドルの現金流入があり、これは2022年度の売上高として見なされる。
- 2022年1月に提携契約を締結したサノフィとの共同研究において、精密医療プラットフォームとCentaur Biologistを活用し、標的の特定と検証を継続中。
- 共同所有プログラム
-
GTAEXS-617 の臨床試験開始申請(CTA)を 2022 年末に見込む。がん患者を対象とした第 I 相臨床試験の計画に情報を提供するための追加の腫瘍種でデータを生み出すべく前進している。
- CTAおよび新薬臨床試験開始届(IND)を実現するための試験を実施中。計画中の臨床試験で考えられる投与計画を検討するための前臨床試験を含む。
- 完全所有および過半数所有のプログラム
-
健常なボランティアを対象とした第1相臨床試験におけるEXS-21546のトップラインデータを2022年上半期に提供すべく順調に進めている。
- アデノシンシグネチャー高発現のがん患者を対象とした第1b/2相試験を2022年下半期に開始できる見込み。
健全なバランスシートと予想されるキャッシュフローにより、遂行能力を確保
- 2022年第1四半期は、共同研究によるキャッシュフローは640万ドルで、四半期末における現金および現金同等物は7億1980万ドル
- 2022年第1四半期の営業活動による現金流出額は約1040万ドル
- 2022年1月に提携契約を締結したサノフィから前払金1億ドルを4月に受領し、2022年第2四半期の現金流入に組み入れる予定
エクセンシアの経営陣をさらに拡充
- マイケル・クラムス(M.D.)の最高定量的医療責任者(CQMO)に任命。クラムスは、エクセンシアの治験薬ポートフォリオの臨床開発戦略を主導していく。
投資家向け電話会議とウェブキャストについて
エクセンシアは、5月26日(木曜)午後1時30分(英国夏時間)/午前8時30分(米国東部時間)に電話会議を開催します。電話会議のライブウェブキャストは、当社ウェブサイト(investors.exscientia.ai)の「投資家およびメディア」のセクションから視聴できます。あるいは、ライブの電話会議にアクセスするには、+1 (888) 330 3292(米国)、+44 203 433 3846(英国)、+1 (646) 960 0857(海外)にダイヤルし、電話会議IDの8333895を入力してください。録画は、エクセンシアのウェブサイトの「投資家およびメディア」セクションの「イベントおよびプレゼンテーション」で90日間にわたり視聴できます。
2022年第1四半期の財務業績
読者の便宜のため、当社はポンド表示の金額を、2022年3月31日のニューヨーク連邦準備銀行の正午の買レートである1.000ポンド対1.3152ドルで米ドルに換算しています。
売上高:2022年第1四半期の売上高は920万ドルで、2021年第1四半期から220万ドル増加しました。これは主に、2022年3月にBMSとの最初の共同研究を延長し、共同研究による主要標的に関する橋渡し研究能力の活用を含む追加データを生み出して売上高が増えたことと、BMSとの2回目の共同研究における追加標的から得られた売上高によるものです。
研究開発費および創薬コスト:共同研究の形態が多様であるため、研究開発活動に関連して発生した費用は、複数の財務諸表項目のいずれかに計上されている場合があります。以下の表は、これらの費用が会計項目にどのように区分されているかを示しています。
2022年3月31日締め四半期(単位:100万ドル):
|
売上原価 |
研究開発 |
JV損失負担 |
合計 |
||||
提携プログラム |
7.4 |
- |
- |
7.4 |
||||
共同所有プログラム |
- |
3.7 |
0.4 |
4.1 |
||||
社内パイプラインと技術開発 |
- |
27.1 |
- |
27.1 |
||||
合計 |
7.4 |
30.8 |
0.4 |
38.6 |
一般管理費:2022 年 3 月 31 日締め四半期の一般管理費は1030万ドルで、営業費用全体の 21%でした。2022 年第 1 四半期の一般管理費は、2021 年第 1 四半期から 600 万ドル増加しました。これは主に人件費の増加によるものです。
現金流入:2022年第1四半期、エクセンシアは共同研究から640万ドルの現金流入がありました。これに対し、2021年第1四半期は20万ドルでした。
現金および現金同等物:2022年3月31日現在の現金および現金同等物は7億1980万ドルでした。これに対し、2021年12月31日現在は7億3940万ドルでした。
要約連結損益計算書(抜粋)、恒常為替レート換算(未監査)
(単位:100万ドル、1株当りデータを除く、1.000ポンド=1.3152ドルのレート)
|
3月31日締め四半期 |
|
|
2022 |
2021 |
売上高 |
9.2 |
7.0 |
売上原価 |
(7.4) |
(5.1) |
研究開発費 |
(30.8) |
(5.6) |
一般管理費 |
(10.3) |
(4.3) |
営業費用 |
(48.5) |
(15.0) |
為替差益/(差損) |
12.7 |
(0.2) |
その他の収入 |
1.9 |
0.6 |
営業損失 |
(24.7) |
(7.6) |
金融収益/(費用) |
(0.0) |
(0.0) |
合弁事業の損失負担 |
(0.4) |
(0.5) |
税引前損失 |
(25.1) |
(8.1) |
法人税減額益 |
4.7 |
0.9 |
当期損失 |
(20.4) |
(7.2) |
1株当り純損失 |
(0.41) |
(0.23) |
連結貸借対照表(抜粋)、恒常為替レート換算(未監査)
(単位:100万ドル、1株当りデータを除く、1.000ポンド=1.3152ドルの換算レート)
|
2022年3月31日 |
2021年12月31日 |
||||
現金およびび現金同等物 |
719.8 |
739.4 |
||||
資産合計 |
944.9 |
842.6 |
||||
資本合計 |
727.4 |
745.5 |
||||
負債合計 |
217.5 |
97.1 |
||||
資本および負債の合計 |
944.9 |
842.6 |
連結キャッシュフロー計算書(抜粋)、恒常為替レート換算(未監査)
(単位:100万ドル、1株当りデータを除く、1.000ポンド=1.3152ドルの換算レート)
|
2022年3月31日 |
2021年3月31日 |
||||
営業活動によるキャッシュフロー |
(10.4) |
(11.8) |
||||
投資活動によるキャッシュフロー |
(5.7) |
(2.6) |
||||
財務活動によるキャッシュフロー |
(3.5) |
27.5 |
||||
現金および現金同等物の正味増加額 |
(19.6) |
13.1 |
エクセンシアについて
エクセンシアはAIを駆使した製薬技術企業として、最も迅速かつ効果的な方法で最善の医薬品を発見・設計・開発することに傾倒しています。エクセンシアは、史上初の機能的な精密腫瘍学プラットフォームを開発して、治療法の選択を導き、前向き介入臨床研究で患者の転帰を改善することに成功するとともに、AI設計の低分子を臨床環境に進めました。当社の社内プログラムおよび提携プログラムのパイプラインは、科学的概念を精密設計された治療薬候補に迅速に転換する当社の能力を示しており、30件以上のプロジェクトが進行中です。エクセンシアは、これまで以上に優れた医薬品をより迅速に設計することで、最高の科学アイデアを患者にとって最良の医薬品へと迅速に転換できると信じています。
エクセンシアは、オックスフォード(英国イングランド)に本社を置き、ウィーン(オーストリア)、ダンディー(英国スコットランド)、ボストン(米国マサチューセッツ州)、マイアミ(米国フロリダ州)、ケンブリッジ(英国イングランド)、大阪(日本)にオフィスを構えています。
詳細情報についてはhttps://www.exscientia.aiをご覧いただくか、ツイッター(@exscientiaAI)で当社をフォローしてください。
将来見通しに関する記述
本プレスリリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法で定義された「将来見通しに関する記述」が含まれています。これには、候補分子の発見・開発の進捗、エクセンシアの製品候補の臨床試験の時期と進捗および報告されたデータ、予想される売上高とキャッシュ・ランウェイに関するエクセンシアの期待に関するものが含まれます。エクセンシアの目標、計画、期待、財務またはその他の予測、意図または考えに関する記述は将来見通しに関する記述であり、リスクを伴う記述と見なすべきものです。このような記述は多くのリスクと不確実性を伴い、仮定に基づいています。これには、COVID-19パンデミックが当社事業に与える影響に関連するものや、エクセンシアの製品開発活動の範囲、進捗および拡大、エクセンシアとそのパートナーが計画中および実施中の前臨床試験および臨床試験の開始、範囲、進捗およびそのコスト上の影響、臨床、科学、規制、技術の進展、ヒトの治療薬として安全かつ有効な製品候補を発見、開発、商業化する過程およびこのような製品候補を中心とした事業を構築する努力に内在するものが含まれます。これらのリスクと不確実性、ならびにエクセンシアが2022年3月23日に米国証券取引委員会(SEC)に提出したフォーム20-Fによる登録届出書(改正を含む)(ファイルNo. 001-40850)の「リスク要因」の項や他の項、およびエクセンシアが適宜SECに提出する他の文書(https://www.sec.gov/で入手可能)に記載されているその他のリスクと不確実性の観点から、このような将来見通しに関する記述に示された事象や状況が発生しない可能性があり、エクセンシアの実際の結果は、これらの記述で予測または暗示されたものとは大きく異なるものとなって、悪影響を及ぼす可能性があります。エクセンシアの将来見通しに関する記述は、当社経営陣の誠実な判断を反映していますが、これらの記述は当社が現時点で当社が知っている事実と要因にのみ基づいています。そのため、これらの将来見通しに関する記述を信頼しないよう注意してください。
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