-

ベリシリコンがユニバーサル・チップレット・インターコネクト・エクスプレス業界コンソーシアムに参加

コンソーシアム参加により、ベリシリコンはチップレットベースのプロジェクトの産業化を推進し、商用化チップレットを提供する世界一流企業を目指す

上海--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- サービスとしてのシリコンプラットフォーム(SiPaaS®)を手掛ける一流企業のベリシリコン(688521.SH)は本日、ユニバーサル・チップレット・インターコネクト・エクスプレス(UCIe)業界コンソーシアムに正式参加したと発表しました。ベリシリコンは中国本土でこの組織に初めて参加した企業の1つであり、他の会員と協力してUCIe 1.0仕様と次世代UCIe技術の研究と普及に取り組んでいきます。ベリシリコンが参加することで、チップレットベースの技術と関連製品の開発を下支えします。

UCIe業界コンソーシアムはアドバンスド・セミコンダクター・エンジニアリング(ASE)、AMD、アーム、グーグル・クラウド、インテル コーポレーション、メタ、マイクロソフト コーポレーション、クアルコム・インコーポレーテッド、サムスン、台湾積体電路製造(TSMC)によって先月設立され、チップレットインターフェース仕様の標準化を推進しています。同コンソーシアムでは、既にUCIe 1.0仕様を承認しています。UCIeは、パッケージ内のチップレット間の相互接続方法を規定するオープンな仕様で、オープンなチップレットエコシステムとパッケージレベルでのユビキタスな相互接続を実現します。

IPnestの最新統計1によれば、ベリシリコンは中国本土で1位、世界で7位の半導体IPサプライヤーであり、成長率で2位、IPカテゴリーで上位7位中2位にランクインしています。ベリシリコンは近年、グラフィックスプロセッサーユニット(GPU)IP、ニューラルネットワークプロセッサー(NPU)IP、ビデオプロセッサーユニット(VPU)IP、デジタル信号プロセッサー(DSP)IP、画像信号プロセッサー(ISP)IP、ディスプレープロセッサーIPという6カテゴリーの自社プロセッサーIPに加え、有力なチップ設計能力により、チップレット技術およびチップレット業界の発展に奮闘しています。「チップレットとしてのIP」および「プラットフォームとしてのチップレット」というコンセプトのもと、ベリシリコンはチップレットアーキテクチャーに基づくハイエンド・アプリケーション・プロセッサー・プラットフォームを発表しました。現在までに、12nm SoC版のテープアウトと検証を完了し、チップレットベースのアップグレード版に取り組んでいるところです。

ベリシリコンの会長で社長兼最高経営責任者(CEO)のウェイン・ダイ博士は、次のように述べています。「タブレット/ノートパソコン、自律走行、データセンターが、チップレットが最初に採用される分野として突出しています。タブレット/ノートパソコンでは、異なる機能を持つ異種プロセッサーIPがより多く求められ、データセンターでは、複数の汎用高性能コンピューティングモジュールを統合する必要があり、車載グレードのチップレットは、車載チップの反復効率を大幅に改善し、単一チップ故障に伴う潜在的セキュリティーリスクを低減することができ、これらはすべてチップレットにとって理想の使用例となります。ベリシリコンは、長年にわたりチップレットベースのプロジェクトに取り組むことで、チップレットの産業化を促進するだけでなく、当社の半導体IPライセンスサービスやワンストップ・カスタム・シリコン・サービスを新たな高みへと押し上げてきました。ベリシリコンは、世界で最初にチップレット製品を商用化する企業の1つとなる見込みです。」

ベリシリコンについて

ベリシリコン・マイクロエレクトロニクス(上海)(ベリシリコン、688521.SHは、当社の社内半導体IPを活用しながら、プラットフォームベースの総合的なワンストップカスタムシリコンサービスや半導体IPライセンシングサービスを顧客に提供することに傾倒しています。当社独自の「サービスとしてのシリコンプラットフォーム(SiPaaS)」ビジネスモデルの下、包括的IPポートフォリオに依拠しながら、ベリシリコンは概念規定から試験やパッケージに至るまで短期間でシリコン製品を生み出すことができ、高性能でコスト効果の高い半導体代替製品をIDM、ファブレス企業、システムベンダー(OEM/ODM)、インターネット大手などに提供しています。ベリシリコンの事業領域は、消費者向け電子製品、車載電子機器、コンピューターおよび周辺機器、産業用機器、データ処理、モノのインターネット、その他のアプリケーションに及んでいます。

ベリシリコンは多種多様なカスタマイズシリコンソリューションを提供しており、高精細ビデオ、高精細オーディオ/ボイス、車載インフォテインメント、ビデオ監視、IoT接続、データセンターなどを手掛けています。またベリシリコンは6種類の社内プロセッサーIP、すなわちGPU IP、NPU IP、VPU、DSP IP、ISP IP、ディスプレープロセッサーIPに加え、1400件以上のアナログ/ミックスドシグナルIPとRF IPを持っています。

2001年に設立され中国上海に本社を置くベリシリコンは、中国と米国に7カ所のデザインセンターおよび研究開発センターを持ち、世界10カ所に販売・カスタマーサービス拠点を置いています。ベリシリコンは現在、1300人以上の従業員を擁しています。

1 データ出典:IPnest設計IP報告書、2021年9月(IPnest Design IP Report, Sep. 2021)

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

For more information, please contact:
Miya Kong
VeriSilicon
miya.kong@verisilicon.com

VeriSilicon

SHH:688521


Contacts

For more information, please contact:
Miya Kong
VeriSilicon
miya.kong@verisilicon.com

More News From VeriSilicon

ベリシリコンのNPU IP VIP9000NanoOi-FSがISO 26262 ASIL B認証を取得

上海--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ベリシリコン(688521.SH)は、当社のNPU IP VIP9000NanoOi-FSがISO 26262 ASIL B認証を取得したことを発表いたしました。これは、当社のNPUポートフォリオの機能安全能力における重要なマイルストーンとなるものです。本IPは、シームレスなSoC統合を実現する効率化されたアーキテクチャーを採用し、低消費電力かつコンパクトなシリコン・フットプリントで高品質な推論処理を可能とします。本認証は、国際的な試験・検査・認証機関であるSGS-TÜV Saarより発行されました。 ベリシリコンのVIP9000シリーズの一環として、VIP9000NanoOi-FS IPは自動車用AIやエッジ用AIのアプリケーション向けに設計されており、安全基準に準拠したアーキテクチャーで高性能なニューラル・ネットワーク処理を提供します。本IPは、大規模言語モデル(LLM)や畳み込みニューラル・ネットワーク(CNN)を含む幅広いAI推論モデルをサポートし、ハードウェア・アクセラレーションによるAI推論を実現します。...

ベリシリコン、グーグルと共同でオープンソースCoral NPU IPを発表

上海--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ベリシリコン(688521.SH)は、グーグルと共同でCoral NPU IPをリリースすると発表しました。このIPは、常時稼働かつ超低消費電力のエッジ大規模言語モデル(LLM)アプリケーション向けに設計されています。これは、グーグルのオープン機械学習コンパイラに関する基礎研究に基づいており、AIセキュリティ機能を強化させており、開発者に堅牢なエッジAIエコシステムを構築するための統合オープンソースプラットフォームを提供します。 Coral NPUは、オープンRISC-V命令セットアーキテクチャを基盤とし、ネイティブテンソル処理機能とともに、JAX、PyTorch、TensorFlow Lite(TFLite)といった主要な機械学習フレームワークをサポートし、コンパイラインフラにはLLVM(Low Level Virtual Machine:低レベル仮想マシン)プロジェクトのMLIR(Multi-Level Intermediate Representation:マルチレベル中間表現)などのオープンスタンダードツール...

ベリシリコン、多様なIoTとコンシューマー・エレクトロニクス機器向けのFD-SOIワイヤレスIPプラットフォームを発表

上海--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ベリシリコン(688521.SH)は、幅広いIoTとコンシューマー・エレクトロニクス機器向けに、エネルギー効率に優れ高集積化されたチップの迅速な開発を支援するワイヤレスIPプラットフォームを発表しました。グローバルファウンドリーズ(GF)の22FDX®(22nm FD-SOI)プロセス技術に基づいて構築されたプラットフォームが、短距離、中距離、長距離にわたるワイヤレス接続をサポートし、競争力のある電力・性能・面積(PPA)特性を備えた完全なIPセットを提供します。 本プラットフォームは、Bluetooth Low Energy(BLE)、Bluetooth Dual Mode(BTDM)、NB-IoT、Cat.1/Cat.4などの規格に対応した完全なIPソリューションを提供し、RF、ベースバンド、ソフトウェア・プロトコル・スタックを網羅しています。GNSS、802.11ah、802.15.4gなどのRF IPは既に複数のコンシューマー・チップ製品に採用され、量産段階に至っています。 FD-SOI技術の高集積化と低消費...
Back to Newsroom