セアトのテクニカルセンターとESIグループが新型車クプラ・フォーメンターで100%デジタル化に向けて自動車開発の新基準を打ち立てる

持続可能な手法で5つ星の安全性評価を獲得

仏ランジス--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- (ビジネスワイヤ) --セアト（SEAT S.A.）と産業向けバーチャル・プロトタイピングの世界的企業ESIグループ（Paris:ESI）は、高度なシミュレーション技術を活用してセアトによる世界規模のデジタル変革をリードするために提携しており、業界が掲げる「クリーン、安全、高い生産性」という目標に沿って、技術革新を加速させながら、新車開発の大幅な効率向上を引き出すとともに材料費の削減を行い、業界最高クラスの成果を達成しています。

セアトの経営陣は、新型車クプラ・フォーメンターの開発においてプロセスと方法論を転換し、数値シミュレーションと仮想現実の潜在力を生かして、グループ全体で基幹部分のデジタル変革を加速させました。これにより、物理的な試験や試作品を大幅に削減しつつ、安全性のNCAP試験において、最新モデルで5つ星評価を獲得することができました。

セアトのチームは、新しいクプラ・フォーメンター車両コンセプトのデザイン、エンジニアリング、製造、組み立て、試験を仮想現実の技術で行い、その結果は下記のように素晴らしいものでした。

- 試験コスト、スクラップ、排出量の削減
- 俊敏性と流動性の向上
- 労働者と社会の福祉に着眼してのより安全な業務

スペインのOEMであるセアトは、今後のセアト車のデザインおよびエンジニアリングの全業務を1つの仮想自動車試作品に統合することで、グループ内の長期的なデジタル変革の取り組みで新たな基準を打ち立てました。これは、すべての開発段階においてスピード、信頼性、持続可能性をもたらす強固なデジタル基盤です。さらに、持続可能性と環境負荷をめぐるこのOEMの約束と実践を示しています。

セアトのSEA/EK13機能開発CAEマネジャーを務めるザビエル・カスティーリョは、次のように述べています。「バーチャル・プロトタイピングは、セアトの高品質指標を迅速かつ収益性の高い方法で満たすための入り口です。ESIのソフトウエアと数値シミュレーション・材料科学の専門性は、従来の物理的な試作品や試験車両からの排出物や廃棄物を削減しつつ、ユーロNCAPの5つ星評価を達成するために必要な自由度を当社にもたらしてくれます。これは、当社のグリーンディールの目標を成功裏に達成する上で、計り知れないほど重要で基幹的なものです。」

ESIグループのクリステル・ド・ルブレ最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「セアトがデジタル変革とグリーンディール目標の両方を達成できるように支援することは、自動車業界の未来を築くために当社が約束した取り組みの実践を示すものです。私たちが共有する構想は、突き詰めれば、物理的な試験や試作品を一切使用せず、持続可能な製品革新や製造プロセスということです。このような勇敢で刺激的な目標を持つ自動車メーカーと提携し、ソリューションを開発することは、当社のあらゆるチームにとってやりがいがあるもので、非常にやる気が出ます。」

ESIグループについて
1973年に設立されたESIグループは、環境への影響、消費者と労働者の安全と快適性、適応可能で持続可能なビジネスモデルなど、産業界が大きな課題に取り組み、大胆な成果を約束する世界を構想しています。ESIは、予測物理モデリングと仮想プロトタイピングの専門知識を軸に、信頼性の高いカスタマイズされたソリューションを提供し、産業界がその複雑さを管理しながら、適切なタイミングで正しい判断を下せるようにします。主に自動車・陸上輸送、航空宇宙、防衛・海洋軍事、エネルギー、重工業の分野で活動しているESIは、20カ国以上で事業を展開し、世界各国で1200人の従業員を擁し、2020年は1億3260万ユーロの売上高を記録しました。ESIはフランスに本社を置き、ユーロネクスト・パリのコンパートメントBに上場しています。
詳細情報については、www.esi-group.comをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。