-

ERS Genomicsと日本エスエルシーがCRISPR/Cas9ライセンス契約に署名

ノーベル賞を受賞したCRISPR技術を遺伝子改変動物モデルの開発に応用

DUBLIN & SHIZUOKA, Japan--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) --ERS Genomics Limited(本社:アイルランドダブリン、以下「ERS社」)と日本エスエルシー株式会社(本社:静岡県浜松市、以下「日本エスエルシー」)は、非独占的ライセンス契約を締結したことを本日、発表しました。このライセンス契約により、日本エスエルシーは、ERS社のCRISPR/Cas9特許ポートフォリオへのアクセスを付与されます。ERS社は、エマニュエル・シャルパンティエ博士が共同保有する、基盤的なCRISPR/Cas9知的財産への広範なアクセスを提供するために設立されました。日本エスエルシーは、研究分野に動物モデルを提供しているバイオテクノロジー企業です。

日本エスエルシーは、非近交系、近交系、免疫不全、コンジェニック、ハイブリッド、疾患モデル、トランスジェニックなど、さまざまなポートフォリオから動物モデルを提供して研究機関をサポートしています。 CRISPR/Cas9技術を利用することで、いっそうのサービス拡充が可能となります。

ERS社は、共同創設者で最近ノーベル賞を受賞したエマニュエル・シャルパンティエ博士から、研究プラットフォームとしての使用を含むCRISPR/Cas9基本特許の独占的な全世界ライセンスを保持しています。

ERS社CEOのEric Rhodesは、次のように述べました。 「CRISPR/Cas9技術を活用しサービス提供する日本の当社パートナーは増加しており、そのリストに日本エスエルシーが加わることを光栄に思います。日本エスエルシーは高品質な動物の生産と供給を行っており、ERS Genomicsを通じてCRISPR/Cas9技術のライセンスを取得したことを非常に嬉しく思います。」

日本エスエルシー代表取締役社長の髙木博隆は、次のようにコメントしました。「革新的なCRISPR/Cas9技術の使用は、当社の実験動物の生産と供給に大きく貢献することになります。CRISPRで編集されたマウスおよびラットモデルの作成が可能となる今回のライセンス契約をERS Genomicsと締結することを大変喜んでいます。」

当契約の経済条件詳細は非開示です。

Contacts

本件に関するお問い合わせ先:
日本エスエルシー株式会社 バイオテクニカルセンター
ERS Genomics社に関するお問い合わせ先:
住商ファーマインターナショナル株式会社(ERS Genomics社日本総代理店)
創薬支援部 提携グループ
Email: alliance@summitpharma.co.jp

ERS Genomics Limited


Release Versions

Contacts

本件に関するお問い合わせ先:
日本エスエルシー株式会社 バイオテクニカルセンター
ERS Genomics社に関するお問い合わせ先:
住商ファーマインターナショナル株式会社(ERS Genomics社日本総代理店)
創薬支援部 提携グループ
Email: alliance@summitpharma.co.jp

More News From ERS Genomics Limited

日本特許庁が、シャルパンティエ/ダウドナの重要CRISPR特許を支持

ダブリン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- エマニュエル・シャルパンティエ博士が共同所有するCRISPR/Cas9の基本特許へのアクセスを広範に提供するために設立されたERSゲノミクス・リミテッドは、日本特許(JP6692856)に対する2回目の異議申し立てが却下されたことを発表しました。 シャルパンティエ博士がカリフォルニア大学理事会およびウィーン大学(CVCとして知られる)と共同出願したこの特許は、2021年にも日本特許庁(JPO)から支持を受けていました。1 審査では、新規性と進歩性が争点となりました。異議決定書2では、JPOは特許性に対する異議申し立てを却下し、特許を完全に支持するものとしました。これにより、CRISPR/Cas9技術の利用に関する特許コレクションの一部としてその有効性と価値をさらに確認しました。 ERSゲノミクスの知的財産および商業開発担当バイスプレジデント、マイケル・アルシエロは、このように述べています。「JPOによるこの決定は、CRISPR/Cas9の基本特許を強化し、この基本的な技術を活用する際に正しい知的財産が確実に整備さ...

ERS Genomics: CRISPR/Cas9ゲノム編集技術に関する

ダブリンと東京--(BUSINESS WIRE)--株式会社ニッポンジーン(代表取締役社長:金山晋治、本社:東京都千代田区、以下 ニッポンジーン)は、ERS Genomics Limited(代表取締役社長:Eric Rhodes、本社:アイルランド ダブリン)と、CRISPR/Cas9ゲノム編集技術特許に関してライセンス契約を締結いたしました。 これにより、ニッポンジーンは、CRISPR/Cas9技術を使用する研究用試薬の開発および製造販売することについて、日本国内で非独占的に実施する権利を得ました。 ニッポンジーンは、ゲノム編集技術に必要な研究用試薬を供給することにより、健全な生命科学の発展を支援してまいります。 ニッポンジーン 代表取締役社長 金山 晋治 コメント CRISPR/Cas9技術はライフサイエンス研究に革新をもたらし、様々な分野で応用される重要な技術となりました。当社は、この革新的な技術についてERS Genomicsからライセンスを得ることで、ゲノム編集に関連する幅広い研究用試薬を供給することが可能になります。当社の「健全な生命科学の進歩・発展を支援する」の基本方...

ERSゲノミクス:日本特許庁がシャルパンティエ/ダウドナの重要CRISPR特許を支持し、第3の特許を認める

ダブリン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- エマニュエル・シャルパンティエ博士が共同所有するCRISPR/Cas9の基礎的な知的財産への広範なアクセスを提供するために設立されたERSゲノミクス・リミテッドは本日、シャルパンティエ博士がカリフォルニア大学理事会およびウィーン大学(総称してCVC)と共同で出願した第2の日本特許(JP6692856)に対する異議申し立てを日本特許庁が却下したと発表しました。本特許は、デュアルガイド形式またはシングルガイド形式で多様な真核細胞で使用する組成物および方法をカバーするものです。さらに、日本特許庁は、Cas9タンパク質のキメラバージョンをカバーする第3のCVC特許(JP2019-210828)を許可しました。 JP6692856の審査において、異議申立人は新規性と進歩性を争点としました。日本特許庁は、異議決定書1において、発明の特許性を再確認し、CRISPR/Cas9技術の利用に関するこれら特許の基本的な価値を改めて確認しました。 また、日本特許庁は、CVCグループによる2019-210828を許可しました。本特許は、細...
Back to Newsroom