バーチュオッゾがオンアップを買収し、より包括的で直感的なサービスプロバイダー向けクラウドインフラソリューションを実現

CSP、MSP、ホスティングプロバイダーは、最終顧客に従量課金制XaaSソリューションを提供する能力の向上により、直接的な利益を獲得

スイス・シャフハウゼン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- （ビジネスワイヤ） -- バーチュオッゾの使命はクラウドの未来の形成に貢献することにあり、当社は包括的で性能が高く、柔軟で使いやすいという特性を備えるとともに、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウドの使用例をサポートするクラウドインフラソリューションを提供することで、サービスプロバイダーの力を高めています。こうした目的のために、高効率の仮想化およびハイパーコンバージドソフトウエアのソリューションを手掛ける世界的リーダー企業である バーチュオッゾは本日、ロンドンを拠点とするソフトウエア企業としてサービスプロバイダー向けクラウドソリューションに特化した オンアップを買収すると発表しました。この買収により、バーチュオッゾの既存のクラウドIaaS／PaaS製品が強化されるとともに、地域市場での活動範囲が拡大します。

将来対応性のあるクラウドの柔軟性・容易性・自動化

両社の技術と研究開発の面での強みが統合することで、IaaS、PaaS、XaaSのソリューションを顧客に提供することに傾注しているクラウドサービスプロバイダー（CSP）、マネージドサービスプロバイダー（MSP）、ホスティングプロバイダーの進展的ニーズに直接対応できます。

結果として生まれるソリューションスタックは、バーチュオッゾの使いやすい仮想化、コンテナ化、ストレージ、オーケストレーションの機能と、オンアップの柔軟なセルフサービス管理プラットフォームの高度な機能を組み合わせたものとなります。そうしてサービスプロバイダーは、今日において最も直感的かつロバストで、あらゆるクラウドの使用例をサポートできるクラウドインフラとプラットフォームのソリューションを利用できるようになります。

バーチュオッゾのアレックス・ファイン最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。｢バーチュオッゾは従来、高密度のサーバー仮想化とソフトウエアディファインドストレージを主たる専門としてきました。ここ数年、ハイパーコンバージドインフラへと事業を拡張することに成功しましたが、これは市場の発展に欠かせないものです。これらの優秀な基礎的技術を容易かつ柔軟にスマートな方法で利用できることは、MSP、CSP、ホスティングプロバイダーの成功にとっての核心であり、従って当社にとっての核心でもあります。オンアップは、この約束を共有しており、バーチュオッゾに素晴らしいエンジニアリングの才能と補完的な技術をもたらし、クラウドインフラ業界を全体として発展させる私たちの取り組みに貢献してくれます。オンアップのチームと共に仕事ができることは、私たちにとって光栄であり、大きな喜びです。」

市場の成長が革新を促進する

時期と需要が、今回の買収の背景にある要因として重要です。シナジー・リサーチ・グループが先日発表した報告書によれば、クラウドインフラの需要は2020年に1290億ドルに達し、対前年比で35%増となりました。この市場の約3分の1は、各国・地域・多国籍のサービスプロバイダーとしての非ハイパースケーラーが占めています。これらのプロバイダーは、バーチュオッゾの技術の恩恵を受けています。

また、S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス傘下の451リサーチは、2021年度の分析「オルタナティブクラウドプロバイダー市場の需要と機会」において、オルタナティブCSPがより大規模なマルチクラウドポートフォリオで役割を見つけ得ることや、「オルタナティブとは『～の代わりに』ではなく『～に加えて』を意味することができる」¹と指摘しながら、オルタナティブCSPにとっての潜在的な新機会について検討しています。これらの報告書では総合的に、オルタナティブなCSPとMSPは最新のクラウドサービスへと移行している顧客に選ばれる提携先となる上で有利な立場にあることを示しています。

オンアップのディトレフ・ブレデル最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。｢バーチュオッゾは、クラウドオーケストレーション、ユーザーインターフェース、コンテンツデリバリーネットワークの分野におけるオンアップの技術的専門性に加え、当社の非常に優秀なスタッフがもたらす価値を認めています。共同ソリューションスタックの統合と発展は、両社のお客さまに大きな利益をもたらすでしょう。」

本取引の条件は公表していません。契約に基づき、オンアップはバーチュオッゾの一部門として事業を継続し、オンアップのスタッフはバーチュオッゾの組織構造に統合されます。事業は通常通り継続され、買収後の統合をブレデルが支えます。

オンアップについて

オンアップは、ホスト、MSP、通信事業者が独自のパブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウドを構築・販売できるようにするためのソフトウエアとサービスを提供しています。2010年7月に設立されたオンアップは、現在までに93カ国のサービスプロバイダーに6000以上のクラウドを導入しています。オンアップは、EU、米国、アジア太平洋地域に130人のスタッフを擁しており、英国のロンドンに本社を置いています。詳細情報についてはhttps://onapp.comをご覧ください。

バーチュオッゾについて

バーチュオッゾ（www.virtuozzo.com）は、ハイブリッド仮想化、ストレージ、およびクラウド対応ソフトウエアソリューションの大手グローバルプロバイダーです。当社のソフトウエア定義のハイパーコンバージド・セルフサービス・プラットフォームとリソース管理能力を使用すれば、ホスティングプロバイダーとサービスプロバイダーは、エンドカスタマーにパブリッククラウドサービスとプライベートクラウドサービスを提供できます。バーチュオッゾは21年前に最初に市販されたコンテナー技術を開発した業界のパイオニアです。当社は世界中の450を超えるサービスプロバイダー、ISV、企業にソフトウエアソリューションとサービスを提供し、基幹系クラウドワークロードを実行して50万を超える仮想環境を実現しています。オープンソース・コミュニティーの重要勢力のバーチュオッゾは、KVM、Docker、OpenStack、OpenVZ、CRIU、Linuxカーネルなどの多数のオープンソース・プロジェクトの後援者や貢献者になっています。

¹ Demand and Opportunity in the Alternative Cloud Provider Market, Liam Eagle, 451 Research, a part of S&P Global Market Intelligence. January 2021.　（「オルタナティブクラウドプロバイダー市場の需要と機会」、リアム・イーグル、S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス傘下の451リサーチ、2021年）

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