-

IQMがスペインに事業を拡大、新事業部門は量子金融と協調設計の量子コンピューターに傾注

フィンランド・エスポー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ)-- IQMクオンタム・コンピューターズ(IQM)は、当社の事業をスペインに拡大し、ビルバオに子会社を設立します。本事業は、ビスカヤ県評議会とビルバオ市役所を通じて、バスク地方政府の支援を受けています

IQMは、フィンランドとドイツの事業所に加えて、スペイン事業所により、量子コンピューターで注目される別の場所を活用する計画です。IQMスペインは、地元の研究コミュニティー、学界および業界の量子専門家と密接に連携し、スペインと欧州で活気ある量子エコシステムを構築していきます。また、国際的なパートナーネットワークを持つIQMは、スペインの量子エコシステムと世界の量子ネットワークをつなぎます。

IQMのヤン・ゲッツ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「バスク自治州大学ビルバオ校のQUTISセンターは、量子計算および量子シミュレーション、量子制御、量子センシングなどの分野で、傑出した経験と専門家を有しています。本日の発表は、当社の特定アプリケーション向け量子コンピューターの成功を加速させ、世界中のお客さまのために量子金融サービスの積極的な開発を行うという当社の約束を示すものです。現地の行政機関は、BeazおよびBilbao Ekintzaを通じて非常に協力的で、最も優秀な人材と成長企業を誘致することに傾倒しています。私たちは、これら組織のチームと協力して、当社の協調設計サービスをスペインから発展させ、世界で提供していきたいと思います。」

このスペイン子会社の技術的目標は、ハードウエアおよびソフトウエアの相互作用を強化する量子金融向け協調設計ハブを構築して、金融の問題を解決することです。とりわけIQMスペインは、特定アプリケーション向け手法を開発し、斬新な量子アーキテクチャーにより、量子ソフトウエアを適切に設計された量子ハードウエアと密接に統合します。IQMがフィンランドとドイツに抱えるハードウエア専門家と市場参入チームが併せ活用することで、IQMは世界の顧客にこのサービスを提供できるようになります。この手法により、特殊な金融アプリケーション向けの有用な量子ソリューションの開発が加速し、スペインを含む欧州が量子金融のリーダーとして確立されることになるでしょう。

IQMは昨年、ビルバオにあるバスク自治州大学(UPV/EHU)と研究契約を結びました。これはJorge Casanova博士(UPV/EHUのラモン・イ・カハル研究員およびIkerbasque研究員)が主導する共同研究で、Mikel Sanz博士(UPV/EHUのIkerbasque研究員)とXi Chen教授(上海大学教授、UPV/EHUのラモン・イ・カハル研究員)が参加しています。

BeazのゼネラルマネジャーのOlatz Goitia氏は、次のように述べています。「私たちはこの地域を国際的に引き合いに出される革新拠点とするために取り組んでおり、そのためには人材と起業家、IQMのような企業を誘致して、保持することが鍵となります。」

Bilbao EkintzaのゼネラルマネジャーのGarcinuño Zabala氏は、次のように語っています。「私たちは、IQMのような欧州の成長企業が、ビルバオでスペイン事業を開始することをうれしく思います。私たちのBIG Bilbao(ビルバオ・アイデア・センター)起業センターが同社の現地事業を支援するほか、Bilbao EkintzaがIQMと協業してビルバオの戦略的経済分野で共同プロジェクトに取り組みます。」

Beazについて:

Beazはビスカヤ県評議会の公営企業で、新規プロジェクトの創出、革新、国際化に取り組む企業や起業家を支援することを目的としています。Beazが直属する県経済振興局の目的と軌を一にしており、経済活動の成長と、十分な能力を備えた従業員の雇用創出に貢献することを目指しています。

https://beaz.bizkaia.eus/en

Bilbao Ekintzaについて:

Bilbao Ekintzaはビルバオ市役所の公営企業として、経済開発のほか、観光地およびビジネス推進の場としてビルバオとそのイベントの新興という分野で、自治体の力を高めており、企業の誘致・創出・成長と、雇用機会のアクセス向上という両方の観点で取り組んでいます。

https://www.bilbaoekintza.eus/en

IQMクオンタム・コンピューターズについて:

IQMは、欧州における超電導量子コンピューターのリーダーで、フィンランドのエスポーに本社を置いています。2018年の設立以来、IQMは従業員110人超を抱える企業へと成長し、ドイツのミュンヘンに子会社を設立して、協調設計の手法を主導しています。

IQMは、オンプレミス型の量子コンピューターを研究機関とスーパーコンピューターセンターのために実現し、当社ハードウエアへの完全なアクセスを提供します。産業分野の顧客には、独自の特定アプリケーション向け協調設計の手法を通じて、量子の優位性をもたらします。

IQMは、フィンランド初の商用量子コンピューターをVTTと共同で構築しています。IQMが率いるコンソーシアムは、特定アプリケーション向け量子プロセッサーの商用化に向けて、ドイツ教育研究省から2021年2月に1240万ユーロを獲得しています。

詳しい情報については、www.meetiqm.comをご覧ください。

登記事業所:
IQM Finland Oy
Keilaranta 19
02150 Espoo
Finland

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

IQM Quantum Computers
Raghunath Koduvayur, Head of Marketing and Communications
Raghunath@meetiqm.com, +358504876509

Provincial Council of Biscay
Aitziber Diez Zorrilla
Head of Communications
aitziber.diez@bizkaia.eus

Bilbao City Hall
Yolanda Brazal
Head of Communications
yolanda.brazal@bilbao.eus

IQM



Contacts

IQM Quantum Computers
Raghunath Koduvayur, Head of Marketing and Communications
Raghunath@meetiqm.com, +358504876509

Provincial Council of Biscay
Aitziber Diez Zorrilla
Head of Communications
aitziber.diez@bizkaia.eus

Bilbao City Hall
Yolanda Brazal
Head of Communications
yolanda.brazal@bilbao.eus

More News From IQM

IQM、フィンランドの生産施設拡張に4,000万ユーロ超を投資 イノベーションの加速と成長を促進

フィンランド、エスポー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 超伝導量子コンピューター分野のグローバルリーダーであるIQMクアンタム・コンピューターズは、フィンランドにある最先端の生産施設を拡張するため、4,000万ユーロを超える投資を行うと発表しました。 この戦略的拡張により、先進的な量子プロセッシングユニットの開発、製造、試験、ならびに量子コンピューターの組立が加速され、次世代計算を担うスケーラブルで誤り訂正可能な量子システムの実現に向けた道を切り拓きます。 本拡張は、同社が最近実施した3億ドル超のシリーズB資金調達と整合しています。施設は延床面積8,000平方メートルに拡張され、クリーンルームおよび量子データセンターの規模を拡大します。また、組立ラインの能力を2倍に高め、フルスタックの量子コンピューターを年間30台超生産できる体制を整えることで、同社システムへの高まる需要に対応し、研究・イノベーション・開発活動を支援します。 追加のクリーンルーム設備への投資により、IQMの開発ロードマップに基づき、2030年までに耐故障性量子コンピューティング(フォール...

IQM、エラー訂正向けの新量子コンピューター製品ライン「Halocene」を発表

フィンランド、エスポー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 超伝導量子コンピューターの世界的リーダーであるIQMクアンタム・コンピューターズは、新製品ライン「IQM Halocene」を発表しました。この新製品ラインは、量子エラー訂正の研究向けに設計された、オープンかつモジュール式のオンプレミス量子コンピューターに基づくもので、次世代量子コンピューターへの大きな飛躍となるものです。 IQM Haloceneの最初のリリースは、高度なエラー訂正機能を備えた150量子ビットの量子コンピューターとなります。このシステムにより、ユーザーはエラー訂正能力やエラー訂正研究をさらに発展させ、論理量子ビットを用いた知的財産の創出が可能になります。さらに、Halocene製品ラインでは、Noisy Intermediate Scale(NISQ)アルゴリズムの実行およびエラー緩和技術の開発も可能になります。 「Haloceneは、パートナーや顧客とともに活発な量子エコシステムを構築していくなかで、当社のテクノロジースタックを共同開発してきた成果です」と、IQMクアンタム・コン...

IQM、スケーラブルな量子誤り訂正を実現すべくNVQLink技術でNVIDIAと提携

フィンランド、エスポー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 超伝導量子コンピュータの世界的リーダーであるIQMクアンタム・コンピューターズは、量子コンピュータの応用を実現するうえで鍵となる誤り訂正を測定するために、NVIDIAのNVQLinkを自社の量子コンピュータに統合すると発表しました。 NVQLinkは、量子ハードウェアとAIスーパーコンピューティングを接続するNVIDIA CUDA-Qと統合された、オープンかつ相互運用可能なプラットフォームです。量子コンピュータと画像処理装置(GPU)アクセラレーテッドコンピューティング間に低遅延・高スループット接続を提供することで、量子コンピュータと高性能な古典コンピュータが共存するハイブリッド型の有用なアプリケーションの実行や量子誤り訂正に必要な計算タスクのリアルタイムによるオーケストレーションを可能にします。 今日の量子コンピュータはシミュレーション、最適化、機械学習におけるアルゴリズムを解き放つ規模に達しつつある一方、物理量子ビッレベルでの誤りが依然として量子コンピューティングの商業的優位性を妨げています。...
Back to Newsroom