ユニフラックスがSiFAB™製造ラインを発表

クリアレイク・キャピタルの支援を受けたユニフラックスがニューカーライルの施設でSiFAB技術を製造し、最大74人の新規雇用を創出

米インディアナ州ニューカーライル & ニューヨーク州バッファロー--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- （ビジネスワイヤ） -- ニューヨーク州バッファローを拠点とする高性能特殊材料の世界的メーカーであるユニフラックスは本日、インディアナ州中北部の施設に初の大規模なSiFAB（シリコン繊維負極材料）製造ラインを建設する計画を発表しました。これにより、2023年末までに最大74人の新規雇用が創出される可能性があります。

SiFABは専有的なシリコン負極電池技術で、リチウムイオン電池システムのエネルギー密度を一般に普及している技術よりも大幅に向上させることができます。SiFABは現在、高度な試験を実施中で、複数のバッテリーシステムで有望な性能を示しています。この負極技術は、Si担持量を40%以上増やす試験に成功しています。SiFABは、エネルギー密度の向上とともに、電気自動車、携帯電子機器、電動工具、エネルギーグリッド貯蔵、航空宇宙などの用途において、充電スピードの向上と電池駆動時間の延長が期待されています。

ユニフラックスは、ニューカーライルにある既存の製造工場とインフラにより、顧客の需要に応え、SiFABを大規模に開発する上で独自の立場にあります。インディアナ州の工場は、SiFABの長期的な製造能力の構築を開始する最初の工場となります。この新ラインでは、2022年末までに最大20人の新規雇用を創出できる予定であり、2023年末までにさらなる増員を見込んでいます。ユニフラックスは、今年の後半に募集職の詳細情報を当社のウェブサイトで公開する予定です。

ユニフラックスの社長兼最高経営責任者（CEO）であるジョン・ダンドルフは、次のように述べています。「SiFABは、お客さまにとって価値観の大きな変化をもたらす繊維ベースの技術を用いた最新の開発製品です。当社は電気自動車とバッテリーソリューションの充実したポートフォリオを持っていますが、市場を変えるこの材料が加わることになります。ユニフラックスは、既存の製造プロセスで使用できるとともに、市場を一変させる先進的シリコン負極材料を導入する大規模な世界的製造企業です。独自の新技術を開発してきた当社の実績と証明済みの能力は、SiFABによって電池業界の変革に貢献するでしょう。当社の既存施設を活用し、新しいインフラを追加することで、ニューカーライルでのSiFAB製造をサポートできる能力を持っていることから、この極めて重要な材料を提携先に供給するスケジュールを大幅に早めることができるでしょう。当社は展開している既存施設を活用して、当地域に新たな雇用と機会を提供しようとしており、私たちはインディアナ州とセントジョセフ郡で進行中の提携に感謝しています。」

ユニフラックスの研究開発担当シニアバイスプレジデントのチャド・キャナンは、次のように述べています。｢当社はSiFABについて、すべての市場区分（電気自動車、消費者向け電子機器、電動工具、再生可能エネルギー貯蔵）に供給し、当社が世界規模で展開する既存の施設を活用して、高度な品質と一貫性を備えた製品を提供できるよう、当初から大規模製造向けに設計しました。」

インディアナ経済開発公社は、当社の雇用創出計画に基づき、条件付き税額控除として最大110万ドルを提示しました。この税額控除は実績連動型であり、当社がインディアナ州の人々を雇用すると、このインセンティブを要求できます。またセントジョセフ郡も、77万5000ドルの郡税優遇措置を確認しています。

インディアナ州暫定商務長官のジム・スタトン氏は、次のように述べています。｢インディアナ州は製造業の牽引役であり、製造業で働く人々の割合は全米で最も高く、州内の9000施設がこれを支えています。新しいトレンドや技術が今日の製造業の状況を変えている中で、インディアナ州は製造業の長期的な成長を推進し、インディアナ州民に質の高い職業機会を創出するために、ユニフラックスのように先見的な企業との提携を重視しています。」

また、セントジョセフ郡コミッショナーのアンドリュー・コスティエルニー氏は、次のように述べています。｢ユニフラックスによる最近の発表は、セントジョセフ郡だけでなく、当地域全体にとっても素晴らしいニュースです。ユニフラックスは長年にわたり当地域の重要な製造業のリーダーであり、今回の拡張は同社が今後何十年も当郡にコミットすることを示すものです。同社の新しいSiFABラインは、新しい雇用を創出することになるだけでなく、環境配慮型の持続可能な技術の重要性を示すものでもあります。」

繊維ベースの技術と製造において75年以上の経験を持つユニフラックスは、リチウムイオン電池の製造市場向けに提供するシリコン繊維の開発で第一歩を踏み出しました。ユニフラックスは、電気自動車・航空宇宙・化学処理など、世界中の先端産業に加工無機材料を大規模に開発・供給してきた数十年の実績を持っており、最近では自動車・産業市場向けに、Eco-lytic™とFlexCat™という2つの新しい繊維ベース触媒製品を発表しました。

ユニフラックスは、SiFABの詳細の案内やサンプル請求のために新しいウェブサイトを開設し、SiFABの技術・製造・アプリケーションに特化した情報を紹介しています。新しいウェブサイトはsifab.comです。

ユニフラックスについて

ユニフラックスは、先進的用途で使用される高性能特殊材料の開発と製造を行っています。高温産業用遮蔽、電気車両、エネルギー貯蔵、濾過、火災防止など、多数の用途が存在します。ユニフラックスの製品は、人間、建物、設備におけるエネルギーの節約、汚染の削減、安全の改善を最終目標として設計されており、応用的課題のためのグリーンでクリーンで安全なソリューションを顧客に届ける努力を続けています。ユニフラックスは、12カ国の37カ所に製造施設を持ち、世界で2700人を超える従業員を雇用しています。詳細情報は、www.unifrax.comでご覧いただけます。最新情報については、ツイッター、リンクトイン、フェイスブックでのフォローをお願いいたします。

クリアレイクについて

クリアレイク・キャピタル・グループは、2006年に設立された有力な投資会社であり、プライベート・エクイティ、クレジット、その他の関係戦略にわたる統合的事業を実施しています。セクター重視のアプローチを取る当社は経験豊富な経営陣のパートナーとなることを目指し、クリアレイク・キャピタルの経営改善アプローチ（O.P.S.^®）から恩恵を受けることが可能なダイナミックな事業に辛抱強い長期の資本を提供しています。当社の中心的対象セクターは、産業、テクノロジー、消費者です。クリアレイクは現在約390億ドルの資産を運用し、その上席運用プリンシパルは、300件を超える投資を主導あるいは共同主導してきました。当社は、サンタモニカとダラスにオフィスを構えています。詳細情報は、www.clearlake.comとツイッター（@ClearlakeCap）でご覧いただけます。

IEDCについて

インディアナ経済開発公社(IEDC) は、インディアナ州の経済開発活動を主導し、州内での企業の設立、成長、拠点確保を支援しています。IEDCは、エリック・J・ホルコム知事を議長とする15人構成の理事会によって運営されており、実績連動型の税額控除、従業員研修助成金、革新と起業家精神のためのリソース、公共インフラの支援、人材の獲得と維持など、数多くの取り組みを率先して行っています。IEDCの詳細情報についてはwww.iedc.in.govをご覧ください。

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