オーストラリアの大手ETF運用会社のベータシェアーズが世界的に業界経験豊富なブレイク・グロスマンを非常勤取締役に任命

シドニー--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- （ビジネスワイヤ） -- オーストラリアの大手ETF運用会社ベータシェアーズは本日、元ブラックロック副会長のブレイク・グロスマンを非執行取締役に任命したと発表しました。

グロスマンは世界の指数およびETF業界の先駆者であり、世界中の何百万人もの投資家にとってポートフォリオの構築方法を一変させた上場投資信託への道を開きました。

グロスマンは、バークレイズ・グローバル・インベスターズ／iシェアーズのグローバル最高経営責任者を2002年から同社がブラックロックに売却される2009年まで務めていました。1985年から2002年までは、バークレイズ（BGI）およびその前身組織において、1992年から2002年まで在任した最高投資責任者を含め、要職を歴任しました。1992年にグロスマンはBGIのアドバンスト・ストラテジーズ・グループを設立し、同社のクオンツ戦略、エンハンスト・インデックス戦略、アセット・アロケーション戦略の開発責任を担いました。2009年のブラックロックによるバークレイズ・グローバル・インベスターズ買収後、グロスマンは2011年前半までブラックロックの副会長を務めていました。

現在グロスマンは、金融テクノロジーおよび資産運用分野におけるプライベート投資および早期投資を専門とするサードストリーム・パートナーズのマネジング・パートナーを務めています。また、グロスマンはフィナンシャル・エンジンズ、アクシオマ、ETF.comなど、いくつもの有力金融サービス会社の取締役を務めてきました。

運用資産残高がおよそ1000億豪ドルに達するオーストラリアのETF業界は急ピッチで成長しており、過去10年間に年率34%、2021年3月31日までの12カ月間に75%の成長率を記録しています。

このような急成長にもかかわらず、世界で4番目の規模の年金市場を持つオーストラリアで運用資産総額に占めるETFの割合はわずか3%にとどまります¹。オーストラリアにおけるETFの浸透度は、米国（運用資産の約19%）、カナダ（運用資産の約13%²）といった市場に大きく見劣りします。

約10年前の創業以降、ベータシェアーズは急成長中のオーストラリアのETF業界を代表する運用会社に成長しています。2020年には、ベータシェアーズはオーストラリアのETF業界への新規資金流入額の26%を占め、純資金流入額でシェア第2位となりました。ベータシェアーズの資産総額は2020年初頭の約100億豪ドルから2021年3月時点で160億豪ドル以上に増加しています。

ベータシェアーズの最高経営責任者のアレックス・ビノカーは、グロスマンの任命について次のように述べています。「グロスマンをベータシェアーズの取締役会に迎えることを大変うれしく思います。当業界において世界的な比類ない経験を有するグロスマンは、発展の次段階に入る当社に極めて貴重な専門的知見をもたらすことになります。」

グロスマンは、次のように述べています。「私は以前から、ベータシェアーズの見事なイノベーション、投資家重視の姿勢、強力な気風に敬服しており、この度、同社の取締役会に加わる機会を得られたことを大変うれしく思います。ベータシェアーズの成長の次の段階を支え、顧客のための極めて高度で効率的な投資ソリューションの幅をさらに広げていくことに貢献することを楽しみにしています。」

グロスマンの任命に先立ち、ベータシェアーズは、事業活動の大幅な拡大に拍車をかけることを目的に世界的な大手グロース・プライベート・エクイティ投資会社のTAアソシエーツから大規模な投資を受けたことを発表しています。

ベータシェアーズについて

ベータシェアーズは、オーストラリア証券取引所（ASX）で取引される上場取引商品（ETP）を扱うオーストラリアの大手運用会社です。ベータシェアーズは、オーストラリアと海外の株式、債券、キャッシュ、通貨、コモディティ、オルタナティブ戦略をカバーし、ASXで最も幅広いETPを提供しています。ベータシェアーズは現在、160億ドルを超える運用資産を保有しています。

¹ 出所：2020 Willis Towers Watson Global Pensions Asset Study

² 出所：ベータシェアーズ、ASX、Chi-X、ICI

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