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GARPが持続可能性・気候リスク認定の受け付けを開始

今までに類を見ないプログラムで不確かな将来への備えをリスク管理者に提供

米ニュージャージー州ジャージーシティ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 世界リスク管理専門家協会(GARP)が提供する最新のリスク管理学習プログラムとなる持続可能性・気候リスク(SCRTM)認定は、明日から登録を受け付けます。

SCR認定は初の世界的な気候リスク管理プログラムであり、企業の気候変動関連リスクへの対処を支援できるように作られています。このプログラムには、政策と規制、持続可能な金融、シナリオ分析などに関するモジュールが含まれます。

SCRの試験は9月に開始され、遠隔監督による受験と世界各地の試験センターでの受験が可能です。

GARPリスク・インスティチュート(GRI)共同プレジデントのジョー・ペイズリー(Jo Paisley)は、次のように述べています。「気候変動によるリスクは、見通し得る将来にわたって上昇し続けます。現在COVID-19によって引き起こされている世界的な健康および経済面の危機は、リスク管理者としての能力に投資する人が将来のリスクへの準備を大きく強化できることを明らかにしています。SCRプログラムの開始は、リスク管理の進歩における重要なエキサイティングな一歩であり、専門家はこの新たな分野を管理する専門的な洞察と知識を得ることが可能になります。」

GARPの「2020年持続可能性および気候リスク管理報告書」によれば、リスク管理者の85%もの多数がSCRに関する知識を深める必要があると回答しています。さらに、回答者の80%以上が、今後2~5年間に所属組織がSCR問題に一段と注力するようになるという予想を示しました。

GARPの認定・教育プログラム担当グローバル・ヘッドのウィリアム・メイ(William May)は、次のように述べています。「企業が持続可能性と気候リスクの問題に対処する方法は、国際的な取り決めや投資家の姿勢から、変化し続ける世界の物質的な現実に関する認識の高まりまで、多数の複雑な要因によって形成されています。SCRについて適切な教育と知識を身に付けたリスク管理者は、不確かな将来への備えを所属組織に提供できると確信しています。」

GARPの教育プログラムは、リスク管理実務を向上させ、変化するリスクの世界で専門家が先を歩む助けとなるように作られています。GARPによる代表的なリスク管理認定のFinancial Risk Manager(FRM®)とEnergy Risk Professional(ERP®)の受付も、5月1日に開始されます。

関心のある方は、garp.org/scrでSCRの登録、スケジュール確認、詳細情報の閲覧が可能です。

世界リスク管理専門家協会について

世界リスク管理専門家協会は、リスク管理実務の向上に注力する非党派・非営利の会員制組織です。GARPは、役割ベースのリスク管理認定であるFinancial Risk Manager®とEnergy Risk Professional®に加えて、Sustainability and Climate Risk™認定と継続的専門能力開発を通じた継続的教育機会(Continuing Professional Development)を提供しています。GARPベンチマーキング・イニ シアチブ(GBI)とGARPリスク・インスティチュート(GRI)により、GARPはリスク管理に関する調査に出資し、実務者、研究者、規制当局間の協力を促しています。1996年に設立され、評議員会による統制を受けているGARPは、ニュージャー ジー州ジャージーシティに本拠地を置き、ロンドン、ワシントンDC、北京、香港にオフィスを構えています。詳細情報についてはgarp.orgをご覧になるか、リンクトインフェイスブックツイッターでGARPをフォローしてください。

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Contacts

Scott Krady, +1 917-647-1810, scott.krady@garp.com

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