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シェイク・モハメド・ビン・ザーイド殿下が2020年ザーイド・サステナビリティー賞の受賞者10組織を表彰

アラブ首長国連邦アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- アブダビ皇太子でアラブ首長国連邦軍副最高司令官のシェイク・モハメド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下は、年に一度の授賞式で、ザーイド・サステナビリティー賞を10組織に授与しました。授賞式はアブダビ持続可能性週間の開始と同時に行われ、世界の多くの首脳陣が参加しました。

賞金300万米ドルの年に一度のこの賞は、今回で12回目を迎え、アラブ首長国連邦(UAE)の先駆的なサステナビリティー賞であり、中小企業(SME)、非営利組織(NPO)、および高校の革新的で影響力がありインスピレーションにあふれるソリューションを表彰します。これまでエネルギー関連ソリューションを中心に行われてきたこの賞は、2018年に、健康、食料、エネルギー、水資源、グローバル高校の5つのカテゴリーに範囲を広げ、この形式では今回が2年目となります。

授賞式に先立ち、シェイク・モハメド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下は、次のように述べています。「ザーイド・サステナビリティー賞は、持続可能性と人道主義の分野でイノベーションと影響力を讃える世界的使命において、毎年新たな成果を上げています。UAEの次の50年に向けた戦略的準備段階の節目となる今年、私たちは、持続可能な未来の青写真を打ち立てた建国の父であるシェイク・ザーイドのビジョンを讃える共通の取り組みから着想をを得ています。この賞の驚くべき世界的な影響力をさらに強化し、今後も長年にわたって何百万人もの人々の生活を変えていくことを楽しみにしています。」

殿下は、さらに次のように述べています。「UAEは、UAE大統領のシェイク・ハリーファ・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下のリーダーシップの下、ザーイド・サステナビリティー賞などの多くのプログラムとイニシアチブを通して、持続可能性を強化していきます。この賞は、地域社会に貢献し、UAEの寛容のメッセージを広める上での影響力と重要な役割を毎年強化しています。」

シェイク・モハメド・ビン・ザーイド殿下は、受賞者を讃え、次世代のパイオニアとイノベーターが持続可能性の提唱者となるよう奨励することの重要性と、そのような人々が社会文化的・経済的発展への影響力を推進する上で果たす重要な役割を強調しました。殿下はまた、いくつかのプロジェクトの高度なレベルと、世界レベル、現地レベル、地域社会レベルでの長期的影響力を称賛しました。

シェイク・モハメド・ビン・ザーイド殿下は、5つの部門の受賞者を祝福し、賞を授与しました。グローバル高校部門は世界の6つの地域の受賞者に分かれています。

このイベントには、UAEおよび海外のさまざまな各国首脳、大臣、その他の高位の来賓と共に、過去の受賞者、受益者、2020年度の最終候補が出席しました。

健康部門では、スウェーデンのGLOBHEが、健康を脅かす災害の予防と対応を支援するドローンによるサービスと独自のグローバル・ドローン・データ・プラットフォームで賞を獲得しました。このソリューションでは、48カ国の3600人を超えるドローン・パイロットが人工知能(A.I.)を活用して自動データ分析プラットフォームに接続し、マラウィとビクトリア湖でコレラやマラリアの流行に対処することにより、政府および非政府組織(NGO)の介入活動を通じて10万人に影響を及ぼしました。

食料部門では、ガーナを拠点とするOkuafo Foundationが、スマートフォン・アプリケーションで賞を獲得しました。このアプリケーションは、A.I.、機械学習(ML)、データ分析機能を利用して農作物病害や感染を予測・検出し、科学的知識に基づいて推奨されるソリューションをリアルタイムに提供します。このアプリケーションにより、農家は殺虫剤の費用を削減し、作物の生産性と収穫量を最大50%増加させることができ、それにより利益と可処分所得が増えました。

2020年のエネルギー部門の受賞者は、国境なき電気技師団(EWB)でした。この国際的非営利支援組織は、難民キャンプに高品質のソーラー機器を提供し、難民に機器を修理するための訓練を行うことで、長期的な電気の利用を実現し、安全上の懸念などの社会的問題を解決しました。これまで、この組織の革新的なアプローチは、世界最大の難民キャンプであるバングラデシュのコックスバザールの8000人の生活に影響を及ぼしました。安全で持続可能な照明により犯罪が減少し、社会生活とコミュニティー生活を再建するスペースを生み出しました。世界全体での活動により、38カ国の5万人が129件の実施中のプロジェクトの恩恵を受けており、100万人以上の受益者の電気と水の利用を向上させています。

水資源部門では、米国のCeres Imagingが受賞し、独自のスペクトル・イメージング・センサーとA.I.ベースの分析機能により農業での水の使用を最適化しました。Ceres Imagingのデータ駆動型テクノロジーは、効率的な灌漑を可能にし、増え続ける世界人口の飢えと渇きを満たす十分な水を供給しました。Ceres Imagingは現在、米国とオーストラリアで約100万エーカーの土地でサービスを提供しています。

ザーイド・サステナビリティー賞の審査委員長で元アイスランド大統領のオラフル・ラグナル・グリムソン氏は、次のように述べています。「毎年、ザーイド・サステナビリティー賞の受賞者は、革新的な貢献で私たちを驚かせ、魅了しています。これらの活動により、世界で最も恵まれない地域や脆弱なコミュニティーが良い方向に変革されるでしょう。これらの受賞者は、老若男女すべての人の励みであり、間違いなく私たち全員に影響を与える持続可能な開発の優先事項を実現する上での重要な存在です。」

アラブ首長国連邦国務大臣でザーイド・サステナビリティー賞事務局長のスルタン・アーメド・アル・ジャーベル閣下(博士)は、次のように述べています。「UAEの賢明な指導者のビジョンと指示を高く評価しています。それはこの賞の成功と目標に不可欠なものであり、故シェイク・ザーイドの持続可能性ビジョンを支えています。この賞が始まって以来最も激戦となった大会の1つに参加された今年の受賞者の皆さま全員を祝福します。」

ジャーベル閣下はさらに次のように述べています。「この賞の目的には、全く新しい世代の先駆的なイノベーターと将来のサステナビリティー・リーダーが共感しており、すでに世界の3億3500万人に、直接的または間接的に影響を与えています。また、ザーイド・サステナビリティー賞は、最近発表された「20by2020」などのイニシアチブを通じて、さらに影響力を高めようとしています。このイニシアチブでは、受賞者と最終候補が開発した持続可能性ソリューションを今年末までに20カ国の脆弱なコミュニティーに適用する予定です。」

グローバル高校部門では、世界の各地域を代表する6校が賞を獲得し、高校は学校または地域社会向けに開発したソリューションを構築または強化するプロジェクト案を提出します。2012年に導入されたこの部門の目的は、若者がより持続可能な未来に貢献するパイオニア、イノベーター、サステナビリティー提唱者となるよう奨励することです。

2020年の受賞者は、米州代表のAir Batalla(コロンビア)、サハラ以南アフリカ代表のハキミ・アリユ・デイ・セカンダリー(ナイジェリア)、中東・北アフリカ代表のアル・アマル中学校(モロッコ)、欧州・中央アジア代表のユナイテッド・ワールド・カレッジ-モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、南アジア代表のブルーム・ネパール・スクール(ネパール)、東アジア・太平洋代表のユータン・タラワ・イエタ中学校(キリバス)です。

この賞では、組織は現地のコミュニティーまたは国に影響を与えたソリューションを提出できます。健康、食料、エネルギー、水資源部門の受賞者は、それぞれ60万米ドルの賞金を獲得します。グローバル高校部門では、自校または周辺コミュニティーのいずれかで実施したい学生主導の持続可能性プロジェクトを応募するよう奨励しています。

ザーイド・サステナビリティー賞について

ザーイド・サステナビリティー賞は、UAE建国の父である故シェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーンの遺志を讃え、2008年にUAE指導者によって設立されました。この賞はUAEの先駆的な世界的な賞であり、世界の持続可能性と人道主義的ソリューションを表彰するものです。

ザーイド・サステナビリティー賞の授賞式は、毎年、アブダビ持続可能性週間に開催され、恵まれないコミュニティーや人々に役立つ影響力のあるソリューションの開発と推進に取り組むパイオニアとイノベーターを称賛・表彰し、未来の世代のために、今、持続可能な遺産を構築します。

ザーイド・サステナビリティー賞は、健康、食料、エネルギー、水資源、グローバル高校の各部門に分かれています。

詳細については、www.ZayedSustainabilityPrize.comをご覧ください。また、ソーシャルメディア・プラットフォーム(ツイッターフェイスブックインスタグラムユーチューブ)をご覧ください。

*配信元:AETOSWire

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