クエイズ・エナジー、世界初の超高温地熱発電所の建設に向け、シリーズBラウンドの初回資金調達で1億3400万ドルを調達
クエイズ・エナジー、世界初の超高温地熱発電所の建設に向け、シリーズBラウンドの初回資金調達で1億3400万ドルを調達
- プレリュード・ベンチャーズが初回ラウンドを主導し、日本最大の発電会社であるJERA、および日本有数の総合エネルギー企業である出光興産が参加
- シリーズBの株式による資金調達は、プロジェクトレベルの資本および負債を含む多角的な資金調達戦略の第一段階に
- クエイズのミリ波掘削システムは、テキサス州中部にある実証試験場で深さ1キロメートルにまもなく到達
- シリーズBの調達資金は、オレゴン州中部における世界初の商用超高温地熱発電所プロジェクト・オブシディアンの建設に充当
ヒューストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 大規模な超高温地熱発電の開発をリードする企業であるクエイズ・エナジーは、シリーズB資金調達の初回完了を発表し、1億3400万ドルを調達し、追加の株式および負債による資金調達も近日中に完了する予定です。本ラウンドの資金調達はプレリュード・ベンチャーズが主導し、日本の大手エネルギー企業であるJERAと出光興産が戦略的投資を行いました。サファール・パートナーズを含む既存投資家のほぼすべてが本ラウンドに参加しました。
シリーズBの調達資金は、世界初の商用超高温地熱発電所であるプロジェクト・オブシディアンおよび、5kmを超える深部への到達に向けたクエイズのミリ波掘削システムの継続的な開発・商用化に充てられます。同社は、現時点では未公表の商用電力購入パートナーとの契約による最初の収益獲得に向けて、プロジェクトレベルの株式および負債による資金調達も並行して進めています。今回のシリーズBラウンドにより、これまでの総調達額は2億3000万ドルに達しました。
クエイズは、マサチューセッツ工科大学で開発されたミリ波掘削システムを用いて、従来の掘削方法では経済的に到達できなかった深度と温度の岩石を蒸発除去します。この技術により、同社は世界中のほとんどの場所で300~500℃の岩盤に到達できるという他に類を見ない可能性を秘めており、発電密度では化石燃料や原子力発電に匹敵し、コスト面では再生可能エネルギーに匹敵する地熱発電システムの建設を可能にします。
「当社の目標は、地球上で最も魅力的なエネルギー源で文明を支えることです。今回の資金調達により、実地で実証済みの技術から初の商業収益へと進むことができます」と、クエイズ・エナジーのCEO兼社長であるカルロス・アラケは述べています。
クエイズは、テキサス州中部にある自社の実証試験場でミリ波掘削システムの性能を実証し、2025年には花崗岩層を100メートル以上掘削することに成功しました。これは、同技術が実地条件下で本格的な規模で基盤岩を貫通した初めての事例です。現在、同じ試験場で1キロメートルの深度に迫っており、これはミリ波掘削による史上最深の掘削深度となるだけでなく、あらゆる非接触掘削技術による史上最深の掘削深度となります。これらの成果は、クエイズがプロジェクト・オブシディアンおよびその他の試験場で展開する中核技術の有効性を証明しており、地熱エネルギー開発の可能性を飛躍的に拡大していくことを示しています。
プレリュード・ベンチャーズのマネージング・ディレクターであるマーク・クプタは、「プレリュード・ベンチャーズは創業当初からクエイズを支援してきました。超高温の岩石にアクセスできれば、世界がかつて見たことのない規模で地熱エネルギー開発を実現できると信じてきたからです。チームが現場で成し遂げた成果、および現在プロジェクト・オブシディアンで構築しているものは、その確信を裏付けています。クエイズが技術の実証段階から、地球上のほぼどこでもクリーンで信頼性の高いエネルギーを電力網に供給する段階へと移行していく中で、引き続き同社を支援できることを誇りに思います」と述べています。
出光アメリカズホールディングス・コーポレーションのサンノゼ事務所執行役員兼シニアバイスプレジデント、コーポレート・ベンチャリング責任者の本田圭は、「クエイズのミリ波技術は、これまで到達できなかった深度と温度の地熱を利用できるようにし、地熱発電の可能性を再定義する可能性を秘めています。今回の投資は、大規模かつ安定的で持続可能な電力供給に貢献できる次世代エネルギーソリューションへの出光興産の取り組みを反映したものです」と述べています。
現在建設中のプロジェクト・オブシディアンは、米国で最も研究が進んでいる地熱地帯の1つであるオレゴン州デシューツ国有林内にある連邦政府所有の地熱採掘権地に位置しています。このプロジェクトはギガワット規模の発電能力を有しており、2030年までに送電網への電力供給を開始する予定です。太平洋岸北西部では電力需要の増加と送電容量の制約という課題に直面しており、このプロジェクトによる電力供給は、同地域の送電網の安定化を支えることになるでしょう。
JERAベンチャーズ代表兼JERA株式会社マネージングパートナーである小玉丈は、「グローバルエネルギー企業であるJERAは、次世代地熱発電がもたらす課題の規模およびそれによって得られる機会の大きさの双方を深く理解しています。ミリ波掘削技術は、地熱発電を真にグローバルなベースロード電源へと変える可能性を秘めています。この有望な技術と事業の発展に向けて、クエイズと協力できることを楽しみにしています」と述べています。
サファール・パートナーズのパートナーであるパリナズ・モタメディは、「クエイズ・エナジーのパートナーおよびサポーターであることを誇りに思います。世界中で電力需要が飛躍的に増加する中、サファール・パートナーズは地熱エネルギーが非常に重要な役割を果たすと確信しており、クエイズはこの業界に変革を起こすための独自のポジションを確立しています。掘削プロセスを根本から見直し、ミリ波技術を活用してこれまで到達できなかった深度や温度帯に到達することにより、世界規模での超高熱地熱エネルギーの利用を可能にしています。サファール・パートナーズは創業当初からクエイズと協力してきましたが、今回の資金調達ラウンドは、同社が科学的ブレークスルーから商用展開へと移行する上で重要な転換点となります」と述べています。
シリーズBラウンドでの1億3400万ドルの資金調達は、より広範な資金調達プログラムの第一段階となる株式による資金調達にあたります。クエイズはこれまでに合計2億3000万ドルの資金調達を完了しています。プロジェクトレベルの株式および負債による資金調達を含む、資金調達プログラムの追加部分は、今年後半に発表される見込みです。
クエイズ・エナジーについて
クエイズ・エナジーは、世界中のほぼあらゆる場所においてクリーンで信頼性の高いベースロード電力を大規模に供給するために、地球深部の熱エネルギーを活用できるようにしています。技術革新とプロジェクト開発の両方を手掛け、地表のはるか下にある超高温の地熱エネルギーを利用するソリューションを構築・運用しており、現在の最も効率的な化石燃料発電所および原子力発電所にも匹敵する発電を実現しています。マサチューセッツ工科大学(MIT)での10年以上にわたる研究を経て開発されたミリ波掘削技術を活用し、超高温地熱を現代のエネルギーシステムの基盤とし、世界中の地域社会および国々に、手頃な価格でゼロカーボン電力および真のエネルギー自立を提供することを目指しています。
プレリュード・ベンチャーズについて
プレリュード・ベンチャーズは、気候変動の緩和に最も貢献できる可能性を秘めた初期段階のスタートアップ企業に投資および支援を行う、気候変動対策に特化したベンチャーキャピタル企業です。10年以上にわたり目的意識の高い創業者を発掘し、人々と地球のより良い未来のために世界経済を再構築する、業界をリードする次世代ビジネスを築くために必要な資金および専門知識を提供してきました。プレリュード・ベンチャーズはサンフランシスコに拠点を置いており、詳細はpreludeventures.comをご覧ください。
JERAについて
JERAは、世界のエネルギー問題に対する最先端のソリューションの提供に注力するグローバルなエネルギー業界のリーダーであり、日本最大の発電会社です。2015年に設立され、日本の電力の3分の1を発電しており、世界最大級のLNG購入企業の一つです。JERAは、上流事業における天然ガスの探査・生産、LNGプロジェクト、燃料の調達・輸送、および世界規模での発電事業など、エネルギーサプライチェーン全体にわたり、グローバルな事業展開と強みを持っています。責任あるエネルギー転換を支援するため、JERAは2050年までに国内外の事業におけるCO₂排出量を実質ゼロにすることを目指しています。
詳細はhttps://www.jera.co.jp/englishをご覧ください。
出光興産について
出光興産は、燃料、石油化学製品、高性能材料、潤滑油、再生可能エネルギー事業を手掛ける、日本有数の大手エネルギー企業の一つです。同社は、出光アメリカズホールディングスを通じて、米国における事業展開を拡大し、米州全域における出光グループのイノベーション、事業開発、および事業運営の支援を推進しています。
サファール・パートナーズについて
サファール・パートナーズは、運用資産総額(AUM)が10億ドルを超える、創業初期から成長段階までの企業を対象とした投資プラットフォームであり、MITやハーバード大学をはじめとする世界有数の大学から生まれた特許で保護されたテクノロジー企業に投資を行っています。サファールは、クリーンテック・先端材料、ロボティクス・量子技術、ライフサイエンスの3つの分野に注力しています。投資先企業の最初の機関投資家となることの多いサファールは、ベンチャー投資にプライベート・エクイティの手法を取り入れており、創業から商用化に至るまで企業をサポートするための柔軟性と専門知識を備えています。サファール・パートナーズについての詳細は、https://www.safar.partnersをご覧ください。
将来予測に関する記述について:
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