-

ABBロボティクスとPSYONIC、人間の操作データを活用してロボットの器用な操作能力を向上

  • ABBロボティクスとPSYONIC、Autonomous Versatile Robotics™(自律型汎用ロボット)に不可欠な把持と器用な操作能力の革新に向けて協業
  • ABBの協働ロボットGoFa™がPSYONIC Ability Handのロボット用途向け検証を支援し、触覚センシング、柔軟性のある設計、人間の操作に基づく学習データを組み合わせることを可能に
  • 器用な操作能力は産業界にとって依然として大きな課題であり、ハンドリングの改善によりエンジニアリング時間を最大30%短縮可能¹

サンディエゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ABBロボティクスは、カリフォルニア州のバイオニクス企業PSYONICと協力し、人による義手の使用から得られる実世界の操作データを活用する新たなアプローチにより、ロボットの把持能力と器用な操作能力の向上に取り組んでいます。この協業では、PSYONIC Ability HandとABBの協働ロボットGoFa™を組み合わせ、人による義手の使用から生成される触覚データと動作データを、従来は自動化が難しかった、繊細で変化の大きい作業をロボットが遂行できるよう学習させるためにどのように活用できるかを探ります。

ABBロボティクスのプレジデント、マーク・セグーラは、次のように述べました。「人間の器用な操作能力と、さまざまな物体の扱い方に対する本能的な理解は、産業グレードのロボティクスで再現することが最も難しいものの1つですが、真に自律的で多用途なロボットには不可欠な要素です。ABBロボティクスが次世代フィジカルAIを開発する中で、ロボットは人間と同じように世界を学習し、理解するようになります。PSYONICとの今回の協業は、人間の器用な操作能力とロボットの器用な操作能力との間に長年存在してきた隔たりを埋め、幅広い産業に新たな可能性を開くものです。」

Autonomous Versatile Robotics(自律型汎用ロボット、AVR™)は、変化する環境でロボットが感知し、推論し、移動し、物体を精密に扱えるようにするというABBロボティクスのビジョンです。把持と器用な操作能力は、その中核を成すものです。こうした能力は、産業分野におけるフィジカルAI、すなわち実世界での相互作用から学習し、その知能を産業グレードの信頼性で応用できるロボットシステムの発展にも不可欠です。今回の協業では、自動車、航空宇宙、包装・物流、ライフサイエンスなど、幅広い産業における新たな用途を検討します。反復的な作業、人間工学的に負担の大きい作業、大規模に安定して行うことが難しい作業をロボットが担えるようにすることで、ABBロボティクスとPSYONICは、生産性、柔軟性、職場の安全性を向上させながら、人とロボットがより効果的に協働できるよう支援します。

PSYONICは、統合と開発においてABBロボティクスの研究開発チームと緊密に連携し、触覚機能を備えた物体操作技術を次世代自律型ロボティクス用途にどのように活用できるかを検証しています。

人間の操作データによるロボットの器用な操作能力の革新

もともと義手用に開発されたPSYONIC Ability Handは、軽量な多関節設計で、筋電制御、触覚センシング、柔軟性を備えた機構を組み合わせています。圧力センサーと振動フィードバックシステムにより、ユーザーは接触、把持力、把持の解除を検知でき、同ハンドの柔軟な指は不規則な形状の物体や変形しやすい物体に自然になじみます。

PSYONIC創業者兼CEOのアディール・アクタール博士は、次のように述べました。「巧緻な操作は、最終的にはハードウェアの課題であるのと同じくらい、データの課題でもあります。同じAbility Handを人とロボットの双方で使用することで、動き、接触、把持力に関する忠実度の高い実世界データを取得し、それを活用してロボットシステムをより効果的に学習させることができます。ABBロボティクスのロボティクスプラットフォームとの統合により、PSYONICの技術をより多くの環境に展開し、自動化における最も困難な課題に取り組むために必要なレベルの巧緻性を実現できます。」

この取り組みを支えるため、ABBロボティクスのGoFa™は、産業グレードでの導入に必要な精度と繰返精度を提供し、把持力、指の位置、動きについて微妙な調整を一貫して行い、評価できるようにします。この水準の精度は、人間の操作から得られるデータを、複雑で変化の大きい作業において信頼性の高いロボット性能へと転換するうえで不可欠です。

今回の協業では、不規則な形状や繊細な物体の取り扱いなど、対象物のばらつき、壊れやすさ、複雑さのために従来の把持技術では対応が難しい産業用途で、Ability HandとGoFa™を組み合わせた能力をどのように活用できるかを評価します。国際ロボット連盟(IFR)によると、高度な把持技術とデジタル統合によりエンジニアリングにかかる時間を最大30%短縮できるとされており、導入の加速と自動化の投資対効果(ROI)向上におけるエンド・オブ・アーム・ツーリングの重要性が示されています。

この協業はまた、自動化における長年の障壁を克服するため、ABBロボティクスがエコシステム全体のパートナーと連携するという、同社のより広範な戦略的アプローチを反映しています。ロボティクスとAIに加え、人による義手の使用を通じて生成された実世界の操作データを組み合わせることで、ABBロボティクスはフィジカルAIを前進させ、より能力が高く適応力のあるロボットが実環境で確実に動作できるようにしています。

1国際ロボット連盟https://ifr.org/news/gripping-systems/

ABBロボティクスABBロボティクスは、世界有数のロボティクス企業であり、ロボット、協働ロボット、自律移動型ロボット(AMR)を網羅し、価値創造型ソフトウエアによって設計・編成される、AIを活用した包括的かつ統合的なポートフォリオを有する唯一の企業です。ABBロボティクスは、自動車からエレクトロニクス、ロジスティクスまで、あらゆる規模・業種の企業が、より強靭で柔軟かつ効率的になり、優れた成果を上げられるよう支援しています。ABBロボティクスは、新世代のAutonomous Versatile Robotics(自律型汎用ロボット、AVR)の開発と商用化の最前線にあり、産業グレードの性能を備えた効率的なハードウェアとインテリジェントなソフトウエアの進化を推進するため、パートナーで構成されるグローバル・イノベーション・エコシステムをリードしています。同事業部門の従業員数は約7,000人です。go.abb/robotics

PSYONICPSYONICは、2015年に設立され、サンディエゴを拠点とし、人間とロボットの両方の能力を飛躍的に高めることを目的とした高度で利用しやすいバイオニックシステムを開発しています。同社は、スピード、強度、耐久性、感覚フィードバックを組み合わせた高度なバイオニクスを開発するとともに、ロボティクス、ブレイン・コンピューター・インターフェース、AIが交差する領域で研究を進めています。PSYONIC Ability Handは、市場で最も高速に動作する、器用な操作が可能なハンドであり、触覚フィードバックを提供する初の同種製品です。同製品は、人間のユーザーによる直感的な物理的相互作用を可能にするとともに、ロボットの器用な操作能力を向上させるための豊富なデータセットを生成します。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

For more information please contact:

Media Relations
Rory Smith
Email: rory.smith@gb.abb.com

ABB Robotics



Contacts

For more information please contact:

Media Relations
Rory Smith
Email: rory.smith@gb.abb.com

Back to Newsroom