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新たな研究により、歯周病が環境に与える真の影響と取るべき対策が明らかに

Journal of Dentistryに掲載された査読済みライフサイクルアセスメント(ISO 14040/14044準拠)により、環境影響の大半が臨床ケア・パスウェイに由来し、患者の健康状態と環境の両方を改善する上で、家庭での予防ケアが最も効果的な手段であることが明らかになりました。

ジュネーブ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- P&Gオーラルケアは、Journal of Dentistryに掲載された初の試みとなる新たなライフサイクルアセスメント(LCA)研究を発表しました。同研究では、進行した歯周病の管理は、家庭での予防を通じて歯周健康を維持する場合と比べて、最大で約10倍高い環境影響と関連する可能性があることが示されています。

査読付き論文「Quantifying the Environmental Impact Potential from Periodontal Health to Disease: Findings from a Life Cycle Assessment Study(歯周健康から歯周病に至るまでの潜在的な環境影響の定量化―ライフサイクルアセスメント研究の知見)」では、歯周病の存在、その進行、およびそれに伴う臨床ケアに関連する環境負荷が初めて定量化されています。

この研究は、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)との協力の下、サステナビリティとオーラルヘルスの専門家によって開発されました。ISO 14040/14044準拠の同研究は、口腔医療にシステム全体のライフサイクルアセスメント(LCA)の視点を適用し、歯周組織が健康な状態から進行性の歯周病に至るまでの各段階における環境影響を定量化しました。評価対象には、日常的な家庭での予防ケアから歯科医院での治療介入までが含まれています。

口腔医療における環境サステナビリティへの新たな視点

これまで口腔医療における環境サステナビリティに関する議論は、主にいわゆる「グリーン」製品や廃棄物、製造工程に焦点が当てられてきました。本研究は、歯科専門職による一連のケア・パスウェイ全体と家庭での日常的なケア習慣まで対象を広げています。

研究の追加的知見(概要)

  • 歯周病の進行過程における環境負荷全体の約90%は、臨床での治療介入に起因しています。
  • 家庭での日常的な口腔ケア習慣においては、水の使用が最大の寄与要因です。本研究のパラメーター内では、家庭での総影響について、手磨きと電動歯ブラシによる歯磨き習慣の間に意味のある差は認められませんでした(方法/前提条件については論文を参照)。

なぜ重要なのか:予防が最大の手段であり、適切なツールがその実践を容易に

口腔健康のアウトカムとケア・パスウェイを結び付けることで、本研究は予防の重要性を裏付ける新たな知見を提供し、家庭での効果的な口腔ケア習慣が重要であることを示しています。歯周病の進行を回避することは、より集中的で多くの資源を必要とする臨床的介入の必要性を減らす可能性があり、患者、医療システム、社会、そして環境に好影響をもたらします。

専門家による指導(フッ化物配合歯磨き粉を使って1日2回、各2分間の歯磨きを行い、歯間清掃を実施すること)に加え、研究エビデンスによれば、電動歯ブラシは歯垢の除去や短期的な歯ぐきの健康維持に効果があるだけでなく、特にオシレーション・ロータリー技術を採用した製品は、長期的にも有意な健康上のメリットをもたらすことが示されています。

歯ぐきの健康に関する課題は依然として深刻

  • 世界疾病負荷(GBD)2021のデータに基づく分析によると、2021年には世界で10億人を超える人々が重度歯周炎を抱えて生活していました。
  • 英国で実施された成人口腔健康調査(AOHS)2023によると、以下のことが明らかになりました。
    • 天然歯を有する成人の93%に、歯周病の兆候が少なくとも1つ認められました。
    • 約28%に、歯垢が蓄積しやすく問題が生じ始める部位である歯肉縁下のポケットが3.5mmを超えるなど、歯周破壊の初期兆候が認められました。

業界リーダーからのコメント

「家庭での健康的な口腔ケア習慣は重要であり、適切なツールを使用することで予防の効果をさらに高めることができます。歯垢は歯肉縁や歯間などの清掃しにくい部位に蓄積しやすく、日々の口腔ケアをより効果的に行うことで、問題が深刻化する前に防ぐことができます。20件を超えるランダム化臨床研究(2,600人超の参加者、最長6か月)のメタアナリシスでは、初期の歯ぐきの問題を抱えていた人の88%が、オーラルB iOを使用して健康な歯ぐきを取り戻しました。実際、iO電動歯ブラシを使用した場合、手用歯ブラシと比べて4倍の人が健康な歯ぐきの状態に戻りました。」

– マイケル・グリーフ、プロクター・アンド・ギャンブル、オーラルケア研究開発担当シニアバイスプレジデント

参考文献:Zou Y他、Int Dent J。2023年7月20日;S0020-6539

専門家の見解

「このLCAで重要なのは、製品を口腔健康という実社会の文脈の中に位置付け、家庭での予防と、環境負荷の大きい臨床ケアの必要性を減らすことこそが、サステナビリティの向上に最も大きく寄与することが示されています。」

– ブレット・デュアン教授、共著者、ダンディー大学名誉教授、トリニティ・カレッジ・ダブリン客員准教授

「歯周病が進行するにつれて、ケアはより集中的になります。予防によって生涯にわたる治療の必要性を減らします。これは、患者、医療制度、環境サステナビリティのいずれにとっても重要な意味を持ちます。」

– ニコラス・マーティン教授、共著者、シェフィールド大学、FDIにおけるサステナビリティ・タスクチーム議長

「環境影響のおよそ90%は臨床治療に由来し、進行した歯周病ではその影響が最大10倍に達します。予防は、私たちが持つ最も強力な手段の1つです。」

– スティーブン・マリガン博士、共著者、シェフィールド大学、FDIにおけるサステナビリティ・タスクチーム創設メンバー

「歯周健康は口の中だけの問題ではなく、全身の健康と密接に関連しています。歯ぐきの病気と、糖尿病や心血管疾患などの全身疾患と強い臨床的関連性があることが分かっています。そのため、家庭での予防ケアが重要なのです。一貫した効果的な歯垢除去、特に、歯肉縁や歯間部の歯垢を継続的かつ効果的に除去することは、炎症のコントロールに役立ち、長期的な健康維持を支えます。」

– アンドレア・ピローニ教授、ローマ・サピエンツァ大学歯周病学教授

論文を読む

Journal of Dentistry(2026年)“Quantifying the Environmental Impact Potential from Periodontal Health to Disease: Findings from a Life Cycle Assessment Study” (歯周健康から歯周病に至るまでの潜在的な環境影響の定量化―ライフサイクルアセスメント研究の知見)

論文はこちらhttps://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0300571226004057

著者:ブレット・デュアン、ニコラス・マーティン、スティーブン・マリガン、ヨースト・デワーレ、ローレン・ウェデル

編集者向け注記(方法論およびISO)

本研究は、ライフサイクルアセスメント(LCA)に関するISO 14040/14044の枠組みの要件に従って実施され、国際規格への準拠を確保するため、第三者による検証を受けています。分析対象のシステムには、患者の家庭で健康な歯ぐきと歯を維持するという機能単位(予防ケア)に関連するすべての活動と製品に加え、歯周健康を維持する、または歯周病を治療するために歯科医院で行われるすべての活動と製品(歯科医院への移動を含む)が含まれています。本研究ではエンドポイント正規化(endpoint normalization)を用いて、評価対象システムにおいて特に重要な環境指標を選定しています。この手法は、評価対象システムにおいて最も関連性の高い5~6項目の環境指標に分析を集中させることを目的としています。関連性の高い環境指標とは、環境影響カテゴリー全体の累積環境負荷の少なくとも80%を占める影響カテゴリーを指します。

Journal of Dentistryについて

Journal of Dentistryは、保存修復歯学分野における主要な国際誌であり、臨床実践、研究、産業、政策に国際的な影響を与えることを目的とした査読済み研究を掲載しています。

プロクター・アンド・ギャンブルについて

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)はそのブランドを通じて世界中の消費者に奉仕しています。信頼される高品質のトップブランドが、当社の世界的に強力なブランド群を構成しています。当社ブランドには、オールウェイズ®、アンビピュア®、アリエール®、バウンティ®、シャーミン®、クレスト®、ドーン®、ダウニー®、フェアリー®、ファブリーズ®、ゲイン®、ジレット®、ヘッド&ショルダーズ®、レノア®、オーレイ®、オーラルB ®、パンパース®、パンテーン®、SK-II ®、タイド®、ヴィックス®、ウィスパー®があります。P&Gコミュニティーは、世界の約70か国で事業を展開しています。P&Gとそのブランドについての最新ニュースと情報は、 https://www.pg.com をご覧ください。P&Gのに関するその他のニュースは、 https://www.pg.com/news をご覧ください。

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プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)傘下のオーラルB®とクレスト®は、長年にわたりオーラルケアのイノベーションをリードしてきました。それぞれ1950年と1955年に創設された両ブランドは、科学的根拠に裏付けられた専門知見と、電動歯ブラシや歯磨き粉から、マウスウォッシュ、ホワイトニング、歯間ケア・ソリューションに至る包括的なポートフォリオを組み合わせています。世界中の歯科専門家から信頼される両ブランドは、虫歯予防、歯ぐきの健康、エナメル質の強化、知覚過敏の軽減、そして口腔全体の健康に向けたソリューションを引き続き前進させています。

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Katrin Meincke, Communications Director Procter & Gamble, +41(0)796350596; meincke.k@pg.com

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