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ナノコ、業界カンファレンスでプレゼンテーションを実施へ

英ランコーン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- カドミウムフリー量子ドットおよびその他ナノ材料の開発・製造における世界的リーダー企業のナノコ・グループ(LSE:NANO)は、生産のスケールアップを進める中で、商業活動を強化しています。今後数か月で複数の主要業界イベントに参加して、当社の技術の紹介、顧客や開発パートナーとの関係構築、ソリューションの普及を推進していきます。

3月には、ナノコの創業者兼CTOであるナイジェル・ピケット博士が、ロンドンで開催されるソサエティ・フォー・インフォメーション・ディスプレイ(SID)英国支部の会合で講演します。「ディスプレイの応用とその先に向けた分子シーディング技術」と題する講演では、ナノコの技術がマイクロLEDやその他のディスプレイをいかに強化し、より効率的かつコスト効率に優れた大量生産を実現するかを説明します。業界が、より明るくエネルギー効率の高いスクリーンを目指す中で、ナノコはパートナーと協力し、その技術を商業製品へ導入しようとしています。

3月下旬には、イメージ・センサーズ・ヨーロッパに参加し、スポンサーを務めます。このイベントは250人以上のビジョン技術の専門家が集まる主要業界会議であり、ナノコのチームは潜在的な顧客やパートナーと交流して、量子ドットベースのナノコのイメージングソリューションがさまざまな業界で新たな可能性を切り開いていることを紹介します。

4月には、フロリダ州オーランドで開催されるSPIEディフェンス+コマーシャル・センシングのカンファレンスで、イメージセンサーに関する最新の成果を発表します。「分子シーディング技術:未来のセンシングアプリケーションの実現」と題したプレゼンテーションでは、ナノコの技術がいかにして量子ドットの大規模生産を可能にし、高性能赤外線イメージセンサーを手頃な価格で手に入れやすくするかを紹介します。これらのセンサーの需要は増加しており、ナノコはこの分野で重要な役割を担う企業としての地位を確立しつつあります。

ナノコの創業者兼CTOであるナイジェル・ピケット博士は、次のように述べています。

「分子シーディング技術は、量子ドットの大量生産に向けた、当社の基盤となる知的財産です。この技術により、高品質な材料を効率的に製造し、エレクトロニクス業界の厳しい要件を満たすことができます。私たちは、これが量子ドットを大量生産する唯一の実現可能な方法だと考えています。この技術はディスプレイ技術の進化において重要な役割を果たしてきましたが、私たちは今、ナノコが最大の製品ポートフォリオを持つ量子ドットを活用したセンシングアプリケーションにおいても、同様の可能性を見出しています。」

ナノコのCEOであるドミトリー・シャシュコフ博士は次のように述べています。

「私たちは、業界に向けて最新の成果を発表し、ビジネスの商業化に向けて次の一歩を踏み出すことを楽しみにしています。これらの業界イベントは単に技術を発表する場ではなく、QDイメージセンサーの大規模な普及に欠かせないパートナーや顧客との関係を築く場でもあります。ナノコは今後1~2年が業界の重要な転換点になると考えています。低コストでウェーハスケールの生産プロセスが確立されることで、QDイメージセンサーはコンシューマー、自動車、産業、防衛セクターなど幅広い用途に展開されるでしょう。」

ナノコ・グループについて

ナノコ(LSE:NANO)は、ナノマテリアルの生産およびライセンス供与を行う企業で、エレクトロニクス産業で使用される特許取得済みのカドミウムフリー量子ドット(CFQD®)およびその他の特許取得済みのナノマテリアルの製造に特化しています。2001年に設立され英国ランコーンに本社を置くナノコは、特許による世界クラスのIPポートフォリオと商業規模の注文に対応する既存のスケールアップ施設の構築を続けています。

詳細は、 www.nanocotechnologies.com をご覧ください。

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Contacts

Sodali & Co
nanoco@sodali.com

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