-

LRN調査により、グローバルな企業倫理・コンプライアンスプログラムにおける主要なギャップと機会が明らかに

第11回の企業倫理・コンプライアンスプログラム有効性に関する年次報告書では、リソースのギャップ、リーダーシップの調整、新たなリスク、世代間の課題に対処するための戦略が浮き彫りに

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 倫理・コンプライアンスソリューションのリーダー企業であるLRNコーポレーションは、待望の2025年倫理・コンプライアンスプログラム有効性報告書「Caught in the Middle」を発表しました。この包括的な報告書では、倫理・コンプライアンス(E&C)プログラムにおけるパフォーマンスギャップの拡大、世代的な隔たり、そして人工知能やグローバルサプライチェーンのコンプライアンスといった新たなリスクが世界的なE&C状況を形成していることについてのインサイトを提供しています。

「倫理・コンプライアンスプログラムは、組織の回復力と信頼にとってかつてないほど重要になっています」と、LRNコーポレーションの最高経営責任者(CEO)であるケビン・ミシェルセンは述べています。「本調査は、複雑な規制環境と進化する労働力の要求に応えるために、組織が優れている点と改善が必要な点を明らかにしています」

今年の報告書では、重要なデータポイントを強調し、経営陣の認識と従業員エクスペリエンスの間に著しい隔たりがあることを明らかにし、経営陣が第一線で働く従業員とより緊密に連携する必要性を強調しています。また、影響度の高いE&Cプログラムと中程度の影響度のE&Cプログラムとの間にある重大な格差も明らかにしており、影響度の高いプログラムは高度なツールや分析を活用して他を引き離しています。

2025年報告書では、E&Cプログラムにおける主なギャップを明らかにしており、その中には以下のようなものがあります。

  • 拡大するリソースギャップ:影響度の高いE&Cプログラムは、影響度が中程度のプログラムと比較して、高度なツール、分析、ベンチマーキングをほぼ2倍も有効に活用しています。このリソース格差がパフォーマンスの大きな差を生み出しています。
  • リーダーシップの断絶:倫理的文化に対する経営陣と従業員の認識には依然として大きなギャップがあり、中間管理職が常に企業価値に沿った意思決定を行っていると考えているのは経営陣が79%、従業員が37%で、経営陣が従業員の2倍以上となっています。
  • 未対応の新たなリスク:人工知能やサプライチェーンの脆弱性など、新たなリスクに対するコンプライアンス対策の導入は、影響度が中程度のプログラムにおいて、最大2.3倍の遅れが生じています。
  • 世代間の課題:Z世代(ジェネレーションZ)の従業員は、他の年齢層と比較して、経営陣の公平性について懐疑的な見方を報告する可能性が2倍高く、労働力の中で最も成長著しいセグメントとの信頼とエンゲージメントを構築するための、カスタマイズされた戦略の必要性を強調しています。

「今回のレポートは戦略と実行のギャップを埋めるための、経営幹部に対する警鐘となるものです」と、LRNコーポレーションのチーフ・アドバイザリー・オフィサーでMBE(大英帝国勲章受章者)のTy Francisは述べています。「透明性、説明責任、積極的なリスク管理に重点的に取り組むことで、企業はコンプライアンスを戦略的優位性へと転換することができます。この最新の調査は従業員エクスペリエンスとコンプライアンス専門家のエクスペリエンスを直接に比較併記したものであり、プログラムの有効性に関する認識の一致やギャップについて理解をさらに深めることができます」

Caught in the Middle」では、E&Cの未来を形作る上で、継続的な改善、協力、イノベーションが持つ力を強調しています。世界中の専門家1,500人以上と従業員1,500人以上を対象とした調査に基づく今回の調査結果は、企業がギャップを埋めるためのロードマップ、ならびにプログラムを強化し、変化する状況に適応し、今日の複雑なビジネス環境で成功する倫理的文化を強化する機会を捉えるためのロードマップを提供しています。

LRNの「Caught in the Middle、2025年倫理・コンプライアンスプログラム有効性報告書」をダウンロードするには、こちらをクリックしてください。

LRNコーポレーションの報告書について

2025年倫理・コンプライアンスプログラム有効性報告書は、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域の倫理・コンプライアンス組織のデータポイントを追跡する、LRNの10年にわたる調査・分析シリーズの最新報告書です。本調査は、倫理的文化ベンチマーク報告書行動規範報告書など、現在進行中の他のLRNの研究を補完するものです。LRN業界研究を組み合わせることで、コンプライアンスプログラムの未来を形作るベストプラクティス、ベンチマーク、革新的戦略について、他に類を見ない洞察が得られます。

LRNコーポレーションについて

LRNは原則に基づく行動を促進することで、複雑なコンプライアンスや倫理上の課題に企業が対処できるよう支援しています。世界の2,800社以上、数千万人の学習者が、持続可能な競争優位性を生み出す企業慣行や行動を定着させるために、LRNの分析、サービス、eラーニングコースを活用しています。詳細はLRN.comをご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

メディア
Bob Spoerl
LRN@bearicebox.com

LRN Corporation


Release Versions

Contacts

メディア
Bob Spoerl
LRN@bearicebox.com

More News From LRN Corporation

LRN、AI活用インサイトと業界ベンチマーク機能を備えたCatalyst Revealの次世代バージョンを発表

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 倫理とコンプライアンス(E&C)ソリューションのグローバルリーダーである LRNコーポレーションは、Catalyst Revealプラットフォームに大幅な機能強化を実施したと発表しました。これには、複雑なE&Cデータを簡潔で実行可能な重要点や教訓としてまとめる業界初の新機能「Reveal Insights」と、組織が6つの主要な次元で、同業他社と対比したプログラムのベンチマークが可能な新しい「プログラム成熟度評価(PMA)」が含まれます。 「データに圧倒され、どこに焦点を当てればよいか分からないため、重要なポイントが把握できた上で、上級管理職と自信を持って共有できるようにすることが必要だと、E&Cリーダーから伺っています。多くの場合、詳細で微妙な分析を支援する社内データチームがないのが現状です」と、LRNコーポレーションのチーフプロダクト&テクノロジーオフィサー、パリジャット・ジャウハリは述べています。「そこで当社は、数千もの利用可能なデータポイントをスキャンして上位10の重点領域を抽...

LRN、金融サービスコンプライアンスコースで主要な認定を取得

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 倫理・コンプライアンス(E&C)ソリューションのグローバルリーダーであるLRNコーポレーションは、公認証券投資協会(CISI)、シンガポール銀行金融研究所(IBF)、CPD認定サービスという世界的に有名な3組織から、新しいコース認定を取得したことを発表しました。 これらの認定はLRNの研修コンテンツの教育的な質、信頼性、応用性を強調します。そして、倫理的な文化の強化、リスクの軽減、規制要件の変化への対応を目指す組織にもたらす価値をさらに高めるものです。継続的な学習と、個人の資格証明や組織の説明責任との結びつきがますます強まる環境において、認定を受けた研修は極めて重要な役割を果たします。 LRNコーポレーションのマーケット責任者であるマット・プラスは、次のように述べます。「世界的に認められた認定機関の裏付けを得たコースは、学習者の皆様に、そのコンテンツが包括的で目的に合致していることを保証します。認定は、各コースが教育の質、構造、成果に関する所定の基準を満たしていることを証明するものであり、組織のあらゆ...

LRN、調査報告書で倫理文化、実効性の確保、リスク管理におけるギャップを明らかに

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 倫理・コンプライアンス(E&C)ソリューションで業界をリードするLRNコーポレーションは、2025年倫理・コンプライアンスプログラム成熟度 に関する世界レベルでの調査を発表しました。この調査は、世界中の企業コンプライアンス プログラムの現状に関する最も包括的な見解を提供します。世界的な規制環境がますます複雑になる中、この調査では、E&Cプログラムの成熟度にはばらつきがあり、企業文化の測定、管理者の説明責任、実効性確保の一貫性など、長期的な成功に不可欠な分野で重大な問題があることが明らかになりました。 LRNコーポレーションのCEOであるケビン・ミチエルセンは、「組織が、監視強化、複雑性の増大、そして急速に進化するリスクに直面する中、企業のE&Cプログラムの強靭さと洗練度が真の差別化要因となります。最新の調査データは取り組みの前進を示している一方で、組織に対し、特に中間管理職レベルで、倫理的行動を日常の意思決定に組み入れることが求められています」と述べています。 このレポートでは、LRN...
Back to Newsroom