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レノボがAIとロボティクスを統合、よりスマートな小売ソリューションの提供へ

実証済みで測定可能なROIにより、3つの新しいサービスが小売業やホスピタリティ業界における配達、顧客コミュニケーション、支払い業務を変革

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- レノボは、ロボティクスと人工知能技術の利点を融合した3つの新しい小売ソリューションを発表しました。ニューヨーク市で開催されるNRF 2025で初公開される予定となっており、各ソリューションは商業環境での実証実験において効果が確認されています。

小売業者はレノボのLenovo Retail Content Management Servicesを利用することで、店舗全体のスクリーンにデジタル・コンテンツを作成、スケジューリング、表示することができ、マルチメディアコンテンツ管理の効率化を実現します。また、リアルタイムの更新やターゲットへ向けたメッセージの配信を可能にすることで、認知度を向上させ、興味を喚起し、追加販売を促進します。この完全なソリューションは必要なすべてのハードウェアとソフトウェアを含んでおり、複数の場所でのグローバルな展開、保守、管理を可能にします。

ある大手食品・飲料チェーンはこのコンテンツ管理サービスを100店舗以上に導入し、プロモーション・キャンペーンの動的な管理、紙製マーケティング資材の使用削減、キャンペーンおよびデバイス管理に必要な人員の削減により、大幅なコスト削減を達成しました。

レノボのLenovo Retail Robotics with Yunjiは、ホテルやショッピングモールで食品、ゲスト用品、ルームサービス、小型荷物の自動独立配送を提供します。このソリューションは、ソフトウェアやサービスをモジュール式ロボットと統合することで、顧客満足度の向上、物流効率の改善、そしてよりスマートなリソース管理を実現することを目的としています。

レノボのRetail Roboticsは、従来の小売ロボットと比較して3つの点で進化しています。第一に、このロボットのモジュール設計により、他の単一タスク専用のロボットとは異なり、幅広い用途に合わせて容易にカスタマイズすることが可能です。第二に、AI、ナビゲーション、視覚認証により顧客との質の高いやり取りが可能となり、配達時間の短縮と相まって顧客満足度の向上を実現します。第三に、ロボットが作動と同時にデータを収集し、AI駆動のフィードバックループを行い、サプライチェーン、顧客サービス、商品管理の意思決定プラットフォームに統合されます。

Yunji Technologyとの提携で開発されたこのロボティクス・ソリューションは、実際の現場でその効果が実証されています。その例として、400室規模のホテルに導入された場合、ゲストのリクエストやテイクアウト・サービスの90%以上を対応し、人件費と時間を大幅に節約するとともに、売上収益を20%向上させました。また、Yunjiのロボティクス・ソリューションは現在、ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ、華住グループ、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ、錦江グループ、マリオット・ホテルズ&リゾーツなど、30,000以上のホテルで導入されています。

レノボのグローバル・リテール・ソリューション部門ゼネラルマネージャーであるローレンス・ユーは、次のように述べています。「AIやその他の技術に関する話題は多いものの、測定可能なビジネス成果をもたらす実用的なソリューションとしての導入例は非常に稀です。今日の小売業者はこれまで以上に大きな課題に直面しており、テクノロジーがより高い効果を発揮することがこれまで以上に必要とされています。レノボは、小売業界で世界有数の大手小売業者と協力してきた実績を有しており、低い設備投資で高い信頼性を持つ、最先端の小売およびホスピタリティ向けソリューションを設計、展開、管理することが可能です。」

小売業におけるAIの課題への対応

AIのような複雑なITを安全かつ責任を持って導入し、最大限の実証可能な投資利益率を実現することは、小売業界の企業にとって依然として大きな課題となっています。

レノボのAI Fast Startはこの課題に対応するもので、小売業者がパーソナルAI、エンタープライズAI、公共AIプラットフォームにおけるユースケースのビジネス価値を数週間以内に実証できるよう支援します。このプログラムでは、小売業者がAI資産、専門家、パートナーにアクセスすることができ、自社のデータを安全に使用して生成AIのユースケース・ソリューションを素早く構築し、独自のニーズに合わせてカスタマイズすることで、完全な導入への進展を加速させます。

レノボのTruScale as a Serviceの幅広い提供サービスでは、低い設備投資コストでAIを迅速かつ柔軟にスケール展開を実現することが可能です。また、 TruScale Device as a Service(DaaS)は、包括的なAIデバイスのポートフォリオを提供し、予測可能でスケーラブルなサブスクリプション・モデルに貴重なITリソースを解放します。TruScale DaaSを利用することで、初期費用を支払うことなく迅速にアップグレードすることが可能です。

レノボのTruScale Infrastructure as a Service(IaaS)は、オンプレミス・インフラの利点とクラウドのような柔軟な体験を組み合わせたサービスです。レノボは、小売業者向けにハイブリッドおよびマルチクラウド環境、無限ストレージ、高性能コンピューティング(HPC)に対応したカスタマイズ・ソリューションを提供しています。レノボの新しいTruScale GPU as a Serviceは、HPC向けTruScaleを強化し、高度なワークロードのオーケストレーションと使用量の計測を行うことで、AIに不可欠なGPUリソースの可用性を確保し、生産性を最大化します。

ローレンス・ユー氏は、次のように述べています。「2025年には世界の小売売上が回復すると予測されていますが、低い消費者信頼感が業界に影響を及ぼし続けると見られています。この成長機会を捉えるため、小売業者はAIを活用してコストを最適化し、顧客満足度を向上させることが重要です。レノボの豊富な小売業界の専門知識、業界をリードするスケーラブルなハイブリッドAIアプローチ、そしてグローバルな提供能力によって、現在の小売業者は持続可能な成功の機会を得ることができます。」

NRF 2025で、レノボのブース#3665・#3877へぜひお立ち寄りください。

レノボの小売ソリューションに関する詳細は、https://techtoday.lenovo.com/us/en/solutions/retailご覧ください。

Lenovoについて

Lenovo(レノボ)は、年間収益570億米ドルを誇る世界的なテクノロジー大手です。フォーチュン・グローバル500で248位にランクインしており、180の市場で日々数百万の顧客へサービスを提供しています。「すべての人に、よりスマートなテクノロジーを」という大胆なビジョンを掲げるレノボは、世界最大のPC企業としての成功を基盤に、AI対応、AI準備、AI最適化されたデバイス(PC、ワークステーション、スマートフォン、タブレット)、インフラストラクチャ(サーバー、ストレージ、エッジ、ハイパフォーマンス・コンピューティング、ソフトウェア定義インフラストラクチャ)、ソフトウェア、ソリューション、サービスのフルスタック・ポートフォリオを展開しています。同社は、世界を変えるイノベーションへの継続的な投資を通じて、誰もがどこでも公平で信頼できる、よりスマートな未来を築いています。レノボは、Lenovo Group Limited(HKSE:992)(ADR:LNVGY)として、香港証券取引所に上場しています。詳細については、https://www.lenovo.comをご覧いただき、最新のニュースは当社のストーリーハブをご覧ください。

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