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Wasabi、米GrayMeta社からAIによるリッチメタデータ生成のデータプラットフォーム「Curio AI」を買収

AIを搭載したメディア・エンタメ業界向けのインテリジェント ストレージを、今春にリリース予定

BOSTON & TOKYO--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- Hot Cloud Storageを提供するWasabi Technologies(本社:米国マサチューセッツ州ボストン、以下 Wasabi)は、メタデータ作成の自動化ソリューションを提供するGrayMeta社(本社:米国)から、AIを活用してリッチメタデータを生成するインテリジェント データプラットフォーム「Curio AI」の買収を発表しました。取引詳細は非公表ですが、本買収にはCurioの根幹をなす知的財産権と、先見性を持った担当チームメンバーが含まれています。また、これに伴いGrayMeta社のCEOであるアーロン・エデルが、WasabiのAI・機械学習部門のシニア バイスプレジデントに就任します。Wasabiは、Curio AI技術を組み込んだAI搭載のインテリジェント ストレージを、メディアエンターテインメント業界向けに2024年春にリリースする予定です。

Curio AIは、Wasabiに保存されている映像・動画について、秒単位でインデックスを作成することができます。Wasabiの最高経営責任者(CEO)であるデビッド・フレンドは、次のように述べています。

「詳細なメタデータのない映像・動画アーカイブは、分類番号ラベルが貼られていない書籍を扱う図書館のようなものです。AIを活用すれば、顔やロゴ、物体、そして特定の声さえも見つけることができます。逆にAIの活用がなければ、探しているひとコマを正確に見つけるために、面倒で時間のかかる手作業が必要になります。Curio AIの買収により、Wasabiはメディアストレージに革命を起こします」

映像・動画は、ストレージ業界における最大のビジネスチャンスの一つです。何百エクサバイトものアーカイブが老朽化したテープ・システム上に存在しており、毎年、映画やテレビ、スポーツイベント、ニュースや広告、企業コミュニケーション関連といった、無数にある貴重な生映像や未使用シーンなどから、さらに何エクサバイトもの映像アーカイブが新たに作成されています。これらの膨大なデータから必要となるひとコマの映像を見つけるには、検索可能なメタデータがなければ、非常に時間がかかり非効率です。

Curio AIは、AIを活用してメディアライブラリのリッチメタデータを生成する、インテリジェントなデータプラットフォームです。編集者や製作者は、人物や場所、イベント、感情、ロゴやランドマーク、背景音などに基づいて、特定のメディアデータのひとコマを、即座に検索し抽出することができます。また、Curio AIは、50以上の言語の音声を検出して書き起こすことができます。お客様は、詳細にわたって具体的かつ、よりパーソナライズされた体験からメリットを得ることができ、企業は適切なコンテンツを可能な限り迅速に市場に提供することができます。WasabiのCurio AI搭載ストレージは、例えばサッカーのイングランドプレミアリーグのリバプールFCのようなお客様に、大量のデジタル資産を超高速に管理するために必要なメタデータを提供します。

新たにWasabiのAI・機械学習部門のシニアバイスプレジデントに就任するエデルは、次のように述べています。

「AIを搭載したストレージによりWasabiのお客様は、何百万時間にもおよぶ映像・動画の中から必要なものを瞬時に探し出すことで、現在のアーカイブが持つ価値をさらに活用できるようになります。これは、オブジェクトストレージの発明以来、ストレージ業界において最も重要な進展になると確信しています。デビッド・フレンドと彼が築き上げたWasabiの優れたチームメンバーとともに、メディアエンターテインメント業界の新しい未来を切り拓いていくことを楽しみにしています」

また、Wasabi CEOのフレンドは次のように付け加えました。

「Wasabiは、クラウドストレージ業界において、他社ではあまり見られない軌跡をたどってきています。クラウドストレージ専業ベンダーである当社の利点は、価格、性能、信頼性、革新性の面で、業界をリードできることです。Curio AIの買収により当社は、業界初となるAI搭載のインテリジェント クラウドストレージを導入する準備が整いました。Wasabiの標準的なクラウドストレージと同様、AIを搭載した当社のCurio AIストレージは、シンプルかつ高速で、高い信頼性を持ち、低価格で提供されます。Curio AIの買収により当社の顧客は、単にデータを保存できるだけでなく、必要なものを正確に探し出し、即座に抽出することができるようになります」

Wasabiについて

Wasabiは、シンプルで低価格なHot Cloud Storageを世界中の企業に提供しています。複雑な階層や下り転送料金、API料金を必要とせず、無制限にデータを保存し即座にアクセスすることができます。世界中の顧客から信頼されているWasabiは、テクノロジー業界で最も急成長している先見性のある企業の1つであると評価されています。Carboniteの共同設立者であり、クラウドストレージのパイオニアであるDavid FriendとJeff Flowersによって設立されたWasabiは、ボストンを拠点とする非上場企業です。WasabiはBoston Red SoxのProud Partnerであり、リバプール Football ClubとBoston Bruinsの「オフィシャル クラウド ストレージ パートナー」でもあります。Wasabiに関する日本語サイトは、こちら

Wasabiの最新情報は、SNS(Facebook)や、ブログThe Bucket(日本語)でも紹介しています。

※本プレスリリースは、1月23日に米国で発表された英文リリースの抄訳です。

Contacts

【報道関係者のお問い合わせ先】
Wasabi Technologies Japan合同会社
広報代行 アシュトン・コンサルティング
TEL: 03-5425-7220 Email: Wasabi-JapanPR@ashton.jp

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