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タウリアとマスターカードが提携、バーチャル・カードを使ったB2B支払いソリューションを開始

「タウリア・バーチャル・カード」がシームレスに統合された運転資本ツールを提供、B2B支払いを簡素化

サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 運転資本管理ソリューションの大手プロバイダーであるタウリアは、マスターカードと提携してタウリア・バーチャル・カードを立ち上げました。新しいソリューションは、キャッシュフローを最大化し、支払いの不確実性を最小限に抑える機能など、企業に運転資本管理のさらなる利点をもたらします。「SAP S/4HANA」やその他の主要なエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)プラットフォームなど、「SAP ERP」ソリューション全体でタウリア・バーチャル・カードがシームレスに統合したことにより、企業はこれまで手間だった支払い関連業務をより効果的かつ手頃な価格で合理化できるようになります。

まずは、大手銀行であるデグサ銀行とHSBCの2行が参加することになっています。タウリアの顧客は、既存の発行会社との関係を通じて恩恵を受けることになります。つまり、顧客はバーチャル・カードを展開し、現在タウリア経由で自社の利用銀行から得ている利点を拡張できると同時に、バーチャル・カード支払いの速度、管理、効率を享受することができます。この「自社の利用銀行を持ち込む」機能は、世界80行を超える銀行とつながるマスターカードの革新的なバーチャル・カード・プラットフォームとタウリアの統合によって可能になりました。

このパートナーシップにより、タウリアは、要求に応じてマスターカード経由で生成されたバーチャル・カードを活用することで企業向けの運転資本ソリューションを拡張できるようになります。エンタープライズ・プラットフォーム上で消費者向けとしての質を高めたユーザー・エクスペリエンスを求める企業にとっては、大幅な時間短縮とコスト削減になります。

緊密に統合されたバーチャル・カード・エクスペリエンスを通じて、企業はより優れた支出管理と、サプライヤーへ効率的な支払いをするためのより多彩な選択肢から恩恵を受けます。その一方で、サプライヤーはキャッシュフローが改善され、可視性が向上し、B2B取引全体の摩擦が軽減されます。

タウリア最高製品責任者のダニエル・ワインブラットは、次のように述べています。「マスターカードと提携できることをうれしく思います。完全組み込み型で、カスタマー・エクスペリエンスを優先した運転資本管理ソリューションをお客様に提供することで、国際的な貿易と商取引の世界を変革するという当社の取り組みをさらに強化していきます。」

マスターカードのグローバル・パートナーシップおよびセグメント担当シニアバイスプレジデントであるレベッカ・ミーカー氏は、次のように述べています。「取引先ごとに異なるB2B支払いを行う慣行は、長年にわたり企業の足を引っ張ってきました。バーチャル・カードは自動化を加速し、運転資本へのアクセスを増やすことでキャッシュフローをサポートします。だからこそ当社は、タウリア並びにそのパートナー銀行と提携し、カスタマー・エクスペリエンスを優先しながらバーチャル・カードの利点を拡張することをうれしく思います。」

HSBCでコマーシャル・カード製品管理のグローバル責任者を務めるアラティ・クリエンは次のように述べています。「私たちは、タウリア、そしてマスターカードとのパートナーシップを通じてイノベーションを実現できることをうれしく思います。両社はタウリアのプラットフォーム内で統合されたバーチャル・カード支払いソリューションを当社のお客様に提供することになります。お客様が日常的にご利用になるシステムにHSBCの金融サービスを組み込むことは、当社にとって重要です。」

デグサ銀行取締役のマティアス・ワイスは、次のように述べています。「当行は、SAPに統合されたバーチャル・クレジットカード・ソリューションをお客様に提供できることに大きな期待を抱いています。タウリアとのパートナーシップを成功させてドイツの調達拠点を拡大できることを楽しみにしています。」

以上

タウリアについて

タウリアは、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く、運転資本管理ソリューションのフィンテック・プロバイダーです。買掛金、売掛金、在庫に縛られて自由に使えない価値を企業が活用できるよう支援しており、お客様は当社のプラットフォームと300万社を超える企業からなるネットワークにより、運転資金戦略を実行し、サプライヤーの早期支払いを支援し、持続可能なサプライチェーン構築に貢献することができます。当社の処理額は毎年5,000億ドルを超えており、エアバス、アストラゼネカ、日産を含む世界最大規模の企業から信頼されています。2022年3月に、タウリアはSAPの一員となりました。詳細については、www.taulia.comをご覧ください。

デグサ銀行について

デグサ銀行は、ドイツのフランクフルト/マインに拠点を置く小売銀行です。法人(B2B)だけでなくパートナー企業の従業員(B2C)にも幅広い金融サービスを提供しています。デグサ銀行は、ドイツとオーストリアの大手B2B商業カード発行会社です。デグサ銀行のカードソリューションは、T&E、会計システム、ERPシステムへの複数の統合機会を備えた、高水準のデータ管理による顧客中心のソリューションに依存しています。デグサ銀行は20年以上のカード発行経験があり、特にバーチャル・カードに関しては10年以上の経験があります。

HSBCについて

HSBCホールディングスは、イギリスに設立された株式会社です。ロンドンに本社を置き、ロンドン、香港、ニューヨーク、バミューダの証券取引所に上場しています。HSBCグループを構成する各企業は、包括的な金融サービスを提供しています。当社の国際ネットワークは、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、南北アメリカ、中東、アフリカの62の国と地域にある約3,500以上のオフィスで構成されています。当社は、ウェルス・アンド・パーソナル・バンキング(「WPB」)、コマーシャル・バンキング(「CMB」)、およびグローバル・バンキング・アンド・マーケット(「GBM」)という3つのグローバル ビジネスを通じて3,900万人を超える顧客にサービスを提供しています。HSBCは、多国籍企業から中小企業まで、あらゆる規模の企業に幅広いサービスを提供しています。提供するサービスには、銀行口座、送金サービス、当座貸越、短期および中期融資、財務および外国為替、貿易サービス、法人カードを含むグローバルな資金管理などの従来の法人銀行業務が含まれます。

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