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生産性の向上と市場投入時間の短縮を実現する生成AI機能の活用を目的とし、ロックウェル・オートメーションとマイクロソフト社がパートナシップを拡大

業界初となるオートメーション設計用生成AIにより製造企業に貢献

ミルウォーキーおよびワシントン州レドモンド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 本日、ロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)とマイクロソフト(NASDAQ: MSFT)社は長年にわたる協力関係を深化させ、生成人工知能(AI)を活用した産業用オートメーションの設計および開発を加速することを発表しました。両社の技術を組み合わせることで、産業用オートメーションシステムを構築するお客様の人材の能力向上や市場投入時間の短縮が可能になります。このコラボレーションの最初の成果となる、マイクロソフト社のAzure OpenAIサービスのFactoryTalk® Design Studio™への組み込みで実現される業界初の機能により、産業用オートメーションシステムを構築するお様客は市場投入時間を短縮できるようになります。

LNS Researchの社長であるマシュー・リトルフィールド氏は次のように述べています。「熟練労働者の不足と、それによって引き起こされる生産性の低下は、製造企業およびサービスプロバイダが直面している最大の課題です。サービスプロバイダのエコシステムが時間、品質、予算に見合ったものを提供する能力を備えていないと、こうした熟練労働者の不足と生産性の低下によりオートメーションプロジェクトのニーズ、価値、複雑さが増大します。既に生成AIには、ITやビジネスにおけるさまざまな場面において労働者の心を捉え、生産性を向上させる能力があることが証明されています。ロックウェル・オートメーションとマイクロソフト社の戦略的パートナシップは、これらの長期にわたる構造的課題の解決に向けた魅力的で高い可能性を秘めた取り組みです。」

ロックウェル・オートメーションとマイクロソフト社は、意思決定者から制御エンジニアやオペレータにいたるまで、それぞれの作業におけるオートメーション強化を目的としたAI活用が、お客様のプロセス合理化と労働者の生産性向上のために両社が協業できる重要な分野であることを認識しています。

ロックウェル・オートメーションの会長兼CEOであるブレイク・モレットは次のように述べています。「ロックウェル・オートメーションのマイクロソフト社の十年来の関係は、お客様のお役に立ち、イノベーションとコラボレーションによって業界を前進させるという共通のビジョンに沿ったベストオブブリードのソリューションを提供する当社の継続的な取り組みを象徴しています。当社は現在の市場ニーズに対処しているだけではなく、産業用オートメーションにおけるテクノロジの未来を形作っているのです。」

FactoryTalk Design StudioへのAzure OpenAIサービスの組み込みにより、エンジニアは自然言語プロンプトを使用したコード生成が可能になり、ルーチンタスクの自動化や設計効率の向上が実現します。また、熟練エンジニアの開発スピードが向上するだけでなく、経験の浅いエンジニアもより効率的かつ効果的に技術習得が可能になります。さらに、集積された膨大な情報から開発者の学習のための関連ヘルプを検索できるようになります。ロックウェル・オートメーションとマイクロソフト社はこの統合テクノロジを拡張し、熟練した作業員だけでなくAzure Open AIサービスのチャットボットとのチャットを使用した品質管理および改善、障害モード分析、製造プロセスの現場作業者のトレーニングなど、将来的にその他の課題解決にも活用することを計画しています。

マイクロソフト社のエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高商務責任者(CCO)であるジャドソン・アルソフ氏は次のように述べています。「爆発的な成長を見せる人工知能の魅力により、企業は信頼できるクラウドおよびAIのプロバイダとしてマイクロソフトと協業することを望んでいます。当社とロックウェル・オートメーションの長きにわたる関係が、同社の産業用オートメーションの専門知識とマイクロソフトの生成AIテクノロジの融合によりさらに強化されるとともに、これが産業界の専門家による複雑な制御システムの作成の迅速化、運用効率の最適化、さらには業界全体でのより優れたイノベーションの推進に役立つことを喜ばしく思います。」

ロックウェル・オートメーションとマイクロソフト社は、産業用メタバースでイノベーションを進化させる方法を探求し続けます。製品をより効果的、より効率的、そしてよりサステナブルに設計・製造するために、両社ともそれぞれのIoT技術、クラウドデータセット、シミュレーション、およびAIを活用しています。

ロックウェル・オートメーションとマイクロソフト社のコラボレーションについては、2023年11月6日~9日にマサチューセッツ州ボストンで開催される2023 Automation Fairにて紹介いたします。

このコラボレーションについては、こちらをご覧ください。

ロックウェル・オートメーションについて

ロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約28,000名の従業員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。www.rockwellautomation.com

マイクロソフト社について

マイクロソフト(Nasdaq “MSFT” @Microsoft)社は、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを実現します。「Empower every person and every organization on the planet to achieve more. (地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。

Contacts

ロックウェル・オートメーションのお問い合わせ先
Chaya Jacobs, Director, PR & Social Media
CJacobs@ra.rockwell.com
+1 414-305-2784

マイクロソフト社のお問い合わせ先
WE Communications for Microsoft
rapidresponse@we-worldwide.com
+1 425-638-7777

Rockwell Automation, Inc. and Microsoft Corp.

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