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スペインのLa Fe大学病院、術前診断においてMasimo W1™による遠隔医療プログラムを拡大

スペインでも有名なこの病院は、成功を収めたMasimo SafetyNet®による術前診断の遠隔モニタリングプログラムをさらに推進

スイス、ノイシャテル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- マシモ(NASDAQ: MASI)は、スペインのバレンシアにあるLa Fe大学病院が高度な健康追跡用ウォッチMasimo W1™による遠隔医療および遠隔モニタリングプログラムを拡大すると発表しました。主要な生理学的パラメーターの正確な連続測定を行うMasimo W1は、Masimo SafetyNet®リモート患者管理および遠隔医療プラットフォームに統合する医療機器として活用可能です(米国を除く)。スペインと世界で最も高く評価されている病院であるLa Fe大学病院は、昨年から術後の患者向けに強化された回復プログラムの一環として、Radius PPG®テザーレスモニタリング機能を搭載したMasimo SafetyNetを使用しています。そのプログラムの初期段階は成功を収めており、外科部長のM.アルジェンティ医師が責任者である病院は現在、ウォッチで収集した心拍変動データの分析に基づくリハビリテーションの改善を目指し、手術が予定されている患者にMasimo W1ウォッチを事前に提供する予定です。

ジョー・キアーニ(マシモの創設者兼CEO)は、「La Fe大学病院は、パンデミックのはるか前から遠隔医療とバーチャル・ヘルスケアの実現に取り組んできました。La Fe大学病院が早めに患者を退院させ、患者の状態を追跡しつつ、術後合併症をより効果的に回避するためのホームモニタリング・プログラムのプラットフォームとしてMasimo SafetyNetを選択したことを大変喜んでいます。La Fa大学病院がMasimo W1の導入を成功させ、医療サービスをさらに改善するのを楽しみにしています。La Fe大学病院の臨床医はMasimo W1を使用すると、術前診察の患者向けのベースライン・データを収集し、侵襲的治療を受ける前に各患者にとって何が正常なのか何がそうでないかをよりよく理解できるようになります」と述べています。

La Fe大学病院の麻酔科の周術期医学部長オスカー・ディアス・カンブロネロ医師は、「スペインのLa Fe大学病院においてMasimo SafetyNetリモートモニタリングソリューションを、強化された回復プログラムに採用することで、術後合併症の診断、患者の安全や、手術を受ける患者の早期退院が可能になります。今後のプロジェクトでは、リハビリテーションを更新し、患者の状態やエンゲージメントを改善するために、術前の環境においてMasimo W1を使用した遠隔モニタリングの効果を具体的に評価していきます」と述べています。

Masimo W1の医療用途への使用は、現在米国でFDAの認可待ちです。

@Masimo | #Masimo

マシモについて

マシモ(NASDAQ:MASI)は、革新的な測定、センサ、患者モニタ、自動化・接続ソリューションなど、業界をリードする幅広いモニタリング技術を開発・生産するグローバルな医療技術企業です。また、マシモ・コンシューマー・オーディオは、Bowers & Wilkins、Denon、Marantz、Polk Audioなど、8つの伝説的なオーディオブランドを擁しています。同社の使命は、生活の向上、患者の回復促進、そして医療費の削減です。 1995年に発売されたMasimo SET®Measure-through Motion and Low Perfusion™パルスオキシメトリは、100以上の独立した客観的な研究により、他のパルスオキシメトリ技術よりも優れていることが示されています。1 Masimo SET®は、臨床医が新生児の重症未熟児網膜症を軽減し、2新生児のCCHDスクリーニング改善にも役立つことが示されており、3 また、手術後の病棟でMasimo Patient SafetyNet™による連続モニタリングに使用することで、迅速対応チームの発動、ICUへの移動、コストの削減を実現します。4-7 Masimo SET®は、世界中の主要な病院やその他の医療現場で、2億人以上の患者に使用されていると推定されており、82022-23年のUSニューズ&ワールド・レポート誌の「Best Hospital Honor Roll」のトップ10にランクインしている10病院のうち9病院でプライマリー技術として採用されています。92005年、マシモはrainbow®パルスCOオキシメトリ技術を導入し、これまで侵襲的にしか測定できなかった血液成分(全ヘモグロビン(SpHb®)、酸素含有量(SpOC™)、カルボキシヘモグロビン(SpCO®)、メトヘモグロビン(SpMet®)、脈波変動指標(PV®)、RPVi™(rainbow®PVi)、酸素予備能指標(ORi™)を非侵襲的かつ連続的にモニタリングすることを可能にしました。2013年、マシモはRoot®患者モニタリングおよび接続プラットフォームを導入しました。これは、マシモおよびサードパーティ製の他のモニタリング技術を容易に追加できるよう、可能な限り柔軟性を備え拡張できるようゼロから構築されています。マシモが追加した主な技術には、次世代型SedLine®脳機能モニタ、O3®局所オキシメトリ、ISA™カプノグラフィ(NomoLine®サンプリングライン搭載)などがあります。連続スポットチェックモニタリングを行うマシモのPulse CO-Oximeters®シリーズには、さまざまな臨床・非臨床シナリオで使用するために設計されたデバイスが含まれており、Radius-7®、Radius PPG®、Radius VSM™などのテザーレスなウェアラブル技術や、Rad-67®のようなポータブルデバイス、MightySat®Rxのような指先パルスオキシメーター、Rad-97®のような病院でも家庭でも使用できるデバイスがあります。マシモの病院と家庭の自動化・接続ソリューションは、Masimo Hospital Automation™ プラットフォームを中心に展開されており、Iris®Gateway、iSirona™、Patient SafetyNet、Replica®、Halo ION®、UniView®、UniView :60™、Masimo SafetyNet®が含まれます。また、Radius Tº®やMasimo W1™ウォッチなど、健康・ウェルネスソリューションのポートフォリオを拡大しています。マシモとその製品に関するその他の情報は、ウェブサイトwww.masimo.comを参照してください。Masimo製品に関する公開された臨床研究は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。臨床研究の詳細については、www.masimo.com/evidence/featured-studies/feature/をご覧ください。

ORi、RPVi、Radius VSMはFDA 510(k)認可を受けておらず、米国では販売されていません。Patient SafetyNetという商標の使用は、University HealthSystem Consortiumのライセンスに基づくものです。

参考文献

  1. パルスオキシメトリとMasimo SET®の利点に関する臨床研究の発表は、同社ウェブサイトサイトhttp://www.masimo.comを参照してください。比較研究には、学術集会で発表された要旨や査読付き学術誌記事からなる独立した客観的な研究が含まれます。
  2. Castillo A et al. 「臨床における変化とSpO2技術による早産児の未熟児網膜症予防」Acta Paediatr.2011 Feb;100(2):188-92。
  3. de-Wahl Granelli A et al. 「パルスオキシメトリによるスクリーニングが管依存性先天性心疾患の検出に与える影響:3万9821人の新生児を対象としたスウェーデンの前向きスクリーニング検査」BMJ. 2009年1月8日;338。
  4. Taenzer A et al. 「パルスオキシメトリ監視がレスキューイベントと集中治療室移動に与える影響:事前および事後の一致研究」Anesthesiology.2010年:112(2):282-287。
  5. Teanzer A et al. 「術後モニタリング – ダートマス体験」Anesthesia Patient Safety Foundation Newsletter.2012年春夏。
  6. McGrath S et al. 「一般病棟のサーベイランス・モニタリング管理: 戦略、設計、および実装」The Joint Commission Journal on Quality and Patient Safety.2016年7月;42(7):293-302。
  7. McGrath S et al.「 鎮静剤および鎮痛剤投与に伴う入院患者の呼吸停止: 連続モニタリングが患者の死亡率および重篤な疾病率に及ぼす影響。J Patient Saf.2020年3月14日 doi: 10,1097/pts.0000000000000696。
  8. マシモの推定データ。
  9. http://health.usnews.com/health-care/best-hospitals/articles/best-hospitals-honor-roll-and-overview

将来の見通しに関する記述

本プレスリリースには、1995年私募証券訴訟改革法に関連して、1933年証券法第27A条および1934年証券取引法第21E条で定義される将来予想に関する記述が含まれています。これらの将来予想に関する記述には、特に、Masimo W1™およびMasimo SafetyNet®の潜在的な有効性ならびにローザンヌ大学病院によるMasimo W1の導入に関する記述が含まれています。これらの将来予想に関する記述は、当社に影響を与える将来の出来事に関する現在の予想に基づいており、リスクと不確実性の影響を受けます。これらのリスクはすべて予測が困難であり、その多くは当社の影響下にないため、以下を含むがこれらに限定されない様々なリスク要因の結果として、当社の実際の結果が将来予想に関する記述で示されたものと重大かつ不利な原因となる可能性があります。つまり、臨床結果の再現性に関する当社の仮定に関するリスク、Masimo W1およびMasimo SafetyNetを含むマシモ独自の非侵襲的測定技術が良好な臨床結果および患者の安全に貢献するという当社の信念に関するリスク、マシモの非侵襲医療のブレークスルーが費用効果の高いソリューションおよび独自の利点を提供するという当社の信念に関するリスク、ローザンヌ大学病院がMasimo W1の期待される利益を実現できないリスクまたはローザンヌ大学病院が本リリース記載の方法で今年後半に患者にMasimo W1を提供できないリスク、新型コロナウイルスに関連するリスク、その他、SECのウェブサイトwww.sec.govから無料で入手できる証券取引委員会(「SEC」)に提出した当社の最新報告書の「リスク要因」セクションに記載されている要因などです。当社は、将来予想に関する記述に反映された予想が妥当であると信じていますが、当社の予想が正しいかどうかはわかりません。本プレスリリースに含まれるすべての将来予想に関する記述は、上記の注意書きによってその全体が明示的に修飾されています。本プレスリリースに含まれるすべての将来予想に関する記述は、上記の注意書きによってその全体が明示的に制限されています。今日現在においてのみ語られるこれらの将来予想に関する記述に過度の信頼を置かないようご注意ください。当社は、新たな情報、将来の出来事またはその他の結果にかかわらず、これらの記述またはSECに提出した当社の最新の報告書に含まれる「リスク要因」を更新、修正または明確にする義務を一切負いません(適用される証券法に基づき必要な場合を除く)。

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