香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- レノボ・グループ(HKSE:992)(ADR:LNVGY)は本日、当グループの好調な第1四半期業績を発表しました。売上高と利益率は9四半期連続して向上しました。第1四半期の純利益は、前年同期比11%増の5億1600万米ドル、非HKFRS[1]基準では前年同期比35%増の5億5600万米ドルとなりました。売上高は170億米ドルに増加し、恒常通貨ベースで前年同期比5%増となりました。
PC事業以外の売上高は37%に達しました。これは、サービス主導の変革戦略と事業の多角化に向けた継続的な投資が成果を上げ、将来の成長の機会を生み出していることを示しています。この新たな成長エンジンであるソリューション&サービス、インフラストラクチャー・ソリューション、モバイル事業の売上高はすべて前年同期比で2桁台の増加となり、売上の伸びと中期的な利益率の倍増というレノボの広範な取り組みに寄与しています。当グループは引き続き、研究開発(R&D)投資の倍増に取り組み、研究開発費は前年同期比で10%増加し、研究開発人員も前年同期比で29%増加しました。
レノボは、デジタル/インテリジェント変革とハイブリッド勤務の加速がもたらす機会を捉え続けるとともに、業界全体のさまざまな課題にうまく対処しています。全体として、当グループは、業界の長期的な成長の可能性と、新たな成長エンジンへの投資が可能にする機会について、今も楽観的に見ています。当グループは、戦略と執行力、ならびにイノベーション、業務の卓越性、グローバル/ローカル業務モデルという当グループの中核的能力を生かし、マクロまたはミクロの課題をうまく切り抜ける機動力と強靱性を持っていると確信しています。
財務ハイライト:
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22/23年度第1四半期 100万米ドル |
21/22年度第1四半期 100万米ドル |
変化率
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グループ売上高 |
16,956 |
16,929 |
0.2% |
税引き前利益 |
691 |
650 |
6% |
純利益(株主帰属利益) |
516 |
466 |
11% |
純利益(株主帰属利益 - 非HKFRS)[1] |
556 |
413 |
35% |
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基本1株当たり利益(米セント) |
4.39 |
4.02 |
0.37 |
楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)の発言:
レノボの楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「当社は事業の拡大に成功し、9四半期連続して利益率を高めることができました。PC事業以外の売上高は37%に達しました。これらは、当社の戦略的な先見性と強力な執行力、ならびに業務の強靱さによるものです。短期的には外的な課題が残る可能性はあるものの、デジタル化の動向は加速しており、ハイブリッド勤務モデルは定着する流れにあります。当社はこのような機会を捉えることに自信を持っており、投資と革新を進め、持続可能な成長と利益率向上を実現し続けます。」
ソリューション&サービス・グループ(SSG):力強い成長と高い利益率を実現し、グループの全体的な収益性の向上をけん引
機会:
1兆ドル規模のITサービス市場は力強い成長を続けており、ハイブリッド勤務の拡大により、プレミア・サービスや顧客フルフィルメント・サービスに対する需要が高まっています。また、デジタル・ワークプレイス・ソリューションの拡大により、サービスとしてのデバイス、インフラストラクチャー、ワークプレイス管理に対する需要も高まっています。一方、スマートシティ、スマート製造、スマート教育、スマート小売などの垂直ソリューション市場は、2025年まで2桁台の年平均成長率(CAGR)で成長すると予想されます。
22/23年度第1四半期業績:
- 前四半期に、SSGは高い利益率と高成長を実現し、売上高は前年同期比で23%増加しました。営業利益率はほぼ23%と高水準を維持しました。
- すべてのセグメントの売上高が2桁台の力強い成長を見せ、ハードウエアに依存しないマネージド・サービスとプロジェクトおよびソリューション・サービスの売上高は、現在SSG事業のほぼ半分を占めています。
持続可能な成長:
- SSGは、TruScaleサービス型ポートフォリオを広範なデジタル・ワークプレイス・ソリューション市場に継続的に拡大するなど、レノボ独自のIPを使用したソフトウエア・ツール、プラットフォーム、再現性のある垂直ソリューションへの投資を続けています。
- SSGは、ハイブリッド/マルチクラウド・ソリューションの提供を開始し、持続可能性製品のポートフォリオの開発を続けています。
- 2022年6月に発表したPCCWソリューションズとの戦略的パートナーシップにより、SSGのプレゼンスがさらに拡大し、アジア太平洋全体でテクノロジー・ソリューション事業を構築する機会がさらに広がります。
インフラストラクチャー・ソリューション・グループ(ISG):21/22年度の過去最高の売上高と利益の伸びは新年度も継続
機会:
ISGは引き続き、ICTインフラストラクチャー市場の力強い成長による恩恵を受けました。サーバー市場だけで、2025年まで2桁台の年平均成長率が見込まれています。エッジ・インフラストラクチャー市場は2025年までに410億米ドルを超える規模となり、ストレージ市場も2025年までに360億米ドル規模に達すると予想されています。
22/23年度第1四半期業績:
- ISGの売上高は初めて20億米ドルを超えました。前年同期比で14%の増加となり、3四半期連続して黒字となりました。
- クラウド・サービス・プロバイダー部門、サーバー部門、ストレージ部門は過去最高の売上高を達成し、いずれも市場平均の伸びを大きく上回りました。
- エッジ・コンピューティングの売上は前年同期比でほぼ倍増しました。ハイパフォーマンス・コンピューティングでは、独自のネプチューン液冷技術を活用したレノボのシステムを増やし、ISG事業はTOP500リストで1位の地位を維持しました。
持続可能な成長:
- ISGは、総合的なポートフォリオと、特にエッジ、クラウド、サービスにおけるイノベーションへの投資を続けています。
- ISGは今後も規模と収益性のバランスを取りつつ、最も急成長するエンドツーエンドのインフラストラクチャー・プロバイダーの1社としての地位に注力していきます。
インテリジェント・デバイス・グループ(IDG):イノベーションと多角化を推進する市場のリーダー
機会:
現在、PC市場は短期的に厳しい状況にありますが、PCは依然として必需品であり、重要な生産性ツールとして認められています。PCの獲得可能な総市場規模は、長期的にコロナ・パンデミック以前の水準を上回って推移すると予想されます。PCと並んでシナリオベース・ソリューション市場が急成長しており、スマート協業市場は2025年までに800億米ドルを超える規模になると予想されています。
22/23年度第1四半期業績:
- IDGは、10億米ドル以上の営業利益を上げ、業界トップの利益率を維持しました。市場平均を上回る成長を達成し、世界トップのPC企業としての地位を維持するだけでなく、この地位を強化することができました。この成功は、ゲーミングやワークステーションなどのプレミアム・セグメントの力強い成長によるものです。
- スマートフォンの売上高は前年同期比で20%以上増加しました。従来の拠点である中南米や北米だけでなく、拡大市場である欧州やアジア太平洋でも成長を遂げました。
- PC以外での拡大が継続し、IDGの売上高の22%はPC以外のスマートデバイス、組み込みコンピューティング/IoT、スマートホームやスマート協業などのシナリオベース・ソリューションによるものです。
持続可能な成長:
- レノボは、スマートデバイスからスマート協業、そして最終的にはスマートスペースまで、ポートフォリオ全体のイノベーションに引き続き力を入れています。
- スマートデバイスでは、革新的なフォームファクター、究極の性能、適応型インテリジェンス、セキュリティーに重点を置いています。デジタル・ワークスペースでは、シームレスな接続と統合に重点を置き、物理的・仮想的協業の最適な構成を実現しています。
業務のハイライトと未来への投資
企業投資 - レノボはこのほど、12億5000万米ドルのデュアル・トランシェのルール144A/レギュレーションS債の売出しの一環として、グリーンノートの初回売出しを完了しました。この売出しは、2022年[2]にテクノロジー部門の環境・社会・ガバナンス(ESG)債として世界で初めて発行された最大規模のもので、レノボのESGの取り組みにおける重要な節目となり、2050年までにネットゼロを達成するという当社のビジョンを支えます。これは、当社が気候変動と持続可能性に関する統合的な目標と意欲を推進し続ける上で重要な進展であり、これにより、当社のESGの取り組みを支援するプロジェクトやイニシアチブに資金を提供し、すべての人にとってよりスマートで持続可能な未来を構築することができます。詳細情報については、当グループのグリーンファイナンス・フレームワークをご覧ください。
グローバル・サプライチェーン - 2022年6月に、レノボは欧州で最初の自社製造施設を正式に開設しました。ハンガリーのユローにあるこの工場は、主に欧州、中東、アフリカ地域の顧客が使用するサーバー・インフラストラクチャー、ストレージ・システム、ハイエンドPCワークステーションの構築に重点を置いており、レノボのグローバルな製造拠点がさらに拡大します。
年に一度の2022年ガートナー・グローバル・サプライチェーン・トップ25では、レノボは2021年から7ランク上昇して第9位となり、過去最高の順位を獲得しました。ガートナー・サプライチェーン・トップ25は、リスクの高いサプライチェーン混乱の中で、優れたサプライチェーン管理を示す企業を特定、表彰、紹介するものです。
[1] 非HKFRS指標は、損益を通じて公正価値で測定した金融資産価値の変動、合併買収による無形資産の償却、合併買収関連費用、対応する所得税効果(存在する場合)を戻し入れて調整されています。[2] 出典:ディールロジック、日本を除くアジア、10億米ドル(相当)を超える大型取引
レノボについて
レノボ(HKSE:992)(ADR:LNVGY)は、フォーチュン・グローバル500社の中で171位にランクされる売上高700億米ドルの世界的な大手テクノロジー企業であり、世界で7万5000人を雇用し、180市場で日々、何百万人ものお客さまにサービスを提供しています。すべての人によりスマートな技術を提供するという大胆なビジョンに焦点を合わせ、レノボはインフラストラクチャー、モバイル、ソリューション、サービスの新しい成長分野へと拡大することにより、世界をリードするPCの有力企業としての成功を築いてきました。この変革は、レノボの世界を変える革新と共に、すべての人のためにあらゆる場所で、より包摂的で信頼できる持続可能なデジタル社会を構築しています。詳細は、https://www.lenovo.comをご覧ください。また、ストーリーハブで最新のニュースをご覧ください。
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レノボ・グループ
2022年6月30日締め四半期 (単位:百万米ドル、1株当たりデータを除く) |
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売上高 |
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16,956 |
16,929 |
0.2% |
粗利益 |
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2,869 |
2,824 |
2% |
粗利益率 |
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16.9% |
16.7% |
0.2 pts |
営業費用 |
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(2,092) |
(2,081) |
1% |
研究開発費 |
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(511) |
(466) |
10% |
(営業費用に含まれる) |
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売上高費用比率 |
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12.3% |
12.3% |
0 pts |
営業利益 |
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777 |
743 |
5% |
その他の営業外利益/(費用) - 純額 |
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(86) |
(93) |
8% |
税引き前利益 |
|
691 |
650 |
6% |
税金 |
|
(152) |
(165) |
8% |
当該期間の利益 |
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539 |
485 |
11% |
非支配持分 |
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23 |
19 |
24% |
株主帰属利益 |
|
516 |
466 |
11% |
株主帰属利益 - 非HKFRS[1] |
|
556 |
413 |
35% |
1株当たり利益(米セント) |
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基本 |
4.39 |
4.02 |
0.37 |
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希薄化後 |
4.01 |
3.53 |
0.48 |
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