-

PHC株式会社:ヘルスケアITを推進してきたメディコムが50周年を記念し特設サイトを公開-今後も代理店、連携パートナーとともにお客さんのニーズに応え、更なる飛躍を目指します

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- 診療所、病院、および調剤薬局向けヘルスケアITソリューションのプロバイダーとして、業界をリードしてきたPHC株式会社メディコム事業部(以下、「メディコム」) は、2022年6月に創業50周年を迎え、「常識という限界を超えて:医療と健康に関わるワークスタイルに変革を与え続ける」をテーマに特設サイトを公開しました。日本初の医事コンピューター発売からの軌跡を解説するメディコム50周年の歴史を辿るムービーや、これから目指していく「医療のDX化」についてご紹介をしています。メディコムは、今後も代理店、連携パートナーとともにお客さんのニーズに応え、更なる飛躍を続けてまいります。

特設サイト: www.phchd.com/jp/medicom/50th

■メディコムの50年を振り返って-「創業期」「全国展開期」「電子カルテシステム開発・販売」-

メディコムは、創業2年前の1970年に、当時の親会社である三洋電機株式会社と開業医の診療報酬業務の負担軽減を課題にしていた日本医師会が協力し合い、医事コンピューターの試作機の開発を始めました。三洋電機株式会社による製品提供、日本医師会による販売という分業体制を確立し、メディコムの開発陣、営業、サポート担当、代理店がお客さんを支援する販売とサポート網を全国へ拡大しました。

医事コンピューターが開発されて約30年後の1999年に、当事業は国内において先進技術となる診療所向けの電子カルテシステムを開発しました。これは、メディコムと医療業界にとって大きな転換期となり、現在は、診療所における医事コンピューター、電子カルテシステム、電子薬歴システムが全国シェアNo.1(*1)へ成長を遂げました。

■これからのメディコム

お客さん、代理店、連携パートナーの皆さんの日頃のご支援によりメディコムのこれまでの歴史を築き上げることができました。メディコムは次の時代に向けて、以下のようなサービスを推進することでDXを実現し、新たな価値を提供していきます。

今後に向けた主な方針と施策:

  1. オンライン資格確認等システム(*2)と連携する保険医療機関・保険薬局向け医事コンピューター用ソフトウェアを通じて、保険医療機関や保険薬局と、社会保険診療報酬支払基金および国民健康保険中央会をオンラインで結び、患者さんが提示するマイナンバーカードもしくは健康保険証を利用して保険資格の有効性を自動的にオンラインで確認できるようにすることで、患者さんや医療機関の皆さんに、より利便性の高いサービスを提供します。現在は、診療所・病院・保険薬局におけるオンライン資格確認等システムの導入機関のうち、メディコムは38%(*3)のシェアを達成しており、更なる導入数の増加を目指します。
  2. デジタル化された診療や治療、お薬等の医療・健康等情報を患者さん自身がスマートフォンなどで確認し、健康管理・増進に役立てるPHR(*4) の普及や、「処方箋」を紙ではなく、オンライン上で登録、閲覧、管理ができる電子処方箋の保険医療機関や保険薬局への導入に向けて開発を推進していきます。これらは、厚生労働省が取り組んでいるデータヘルス改革の重要施策でもあり、クラウド連携システム「Medicom Cloud Connect API」を通じて電子カルテシステムやオンライン資格確認等システムと連携することで保険医療機関、保険薬局、および患者さんのより円滑な情報共有を支援していきます。
  3. 米国で遠隔医療のプラットフォームを提供するリーディングカンパニーであるTeladoc Health, Ltd.と提携し、遠隔医療サービス事業への参入を開始しました。医療支援に特化したシステムによって、現場に専門医が不在の医療施設と専門医とを繋ぎ、緊急時や遠隔地の医療機関でも専門医療を支援することができます。さらにメディコムは本事業を通じて、コロナ禍における診療方法の見直しや、医療関係者の働き方改革など、医療を取り巻く課題解決の支援に貢献していきます。

PHC株式会社にて取締役、およびメディコム事業部長を務める大塚孝之は、「メディコムが現在取り組んでいるさまざまな事業は、データとデジタル技術を活用し、社会やユーザーのニーズに応える新しいビジネスモデルの構築を目指しています。メディコムには、50年にわたり蓄積された技術力と医療行政を見据えた先見性があります。それを生かしヘルスケアカンパニーとして『医療のDX』をさらに推進し、医療従事者の業務改革を通じて、患者さんへのより適切で質の高い医療の実現に向けて貢献してまいります」と述べています。

(*1) 出典: 株式会社富士経済「2022年 医療連携・医療プラットフォーム関連市場の現状と将来展望」(2020年企業シェア 数量ベース)
(*2) 厚生労働省HP: オンライン資格確認の導入について(医療機関・薬局、システムベンダ向け) 
(*3) 厚労省Webサイト(オンライン資格確認の都道府県別導入状況について)における公表データと2022年3月27日時点の運用機関数(病院・診療所・薬局の合計)より算出
(*4) PHR: Personal Health Record の略語。一般的には、生涯にわたる個人の保健医療情報(健診(検診)情報、予防接種歴、薬剤情報、検査結果等診療関連情報 及び個人が自ら日々測定するバイタル等)。(民間PHR事業者による健診等情報の取扱いに関する基本的指針(経済産業省)より抜粋)。または、それらの情報を記録し、管理すること。

<PHC株式会社・メディコム事業部について>

1969年に設立されたPHC株式会社は、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行い、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)の日本における事業会社です。ヘルスケアソリューションの事業領域においてヘルスケアIT事業を行うメディコム事業部は、1972年に国内で初めて医事コンピューターを開発、発売しました。以来、事業ブランド「メディコム」を掲げ、電子カルテシステムをはじめとしたヘルスケアIT製品・サービスの提供を通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率改善に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp/medicom/about

Contacts

【お問い合わせ先】
PHC株式会社 メディコム事業部 マーケティング部 扇谷卓見
E-mail:mc_dotcoi@gg.phchd.com

PHC Corporation


Release Versions

Contacts

【お問い合わせ先】
PHC株式会社 メディコム事業部 マーケティング部 扇谷卓見
E-mail:mc_dotcoi@gg.phchd.com

More News From PHC Corporation

PHC、-85℃ ノンフロン デュアル冷却 超低温フリーザー「TwinGuard ECO」シリーズに小型モデルを追加しラインアップを拡充

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス株式会社 (本社:東京都千代田区)傘下のPHC株式会社 バイオメディカ事業部(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「PHCbi」)は、本年9月に製薬企業、研究施設、医療機関向けに発売した-85℃ノンフロン デュアル冷却 超低温フリーザー「TwinGuard ECO(ツインガードエコ)」シリーズ(品番:MDF-DU703VXHS1-PJ[729L]、MDF-DU503VXHS1-PJ[528L])(*1)に、新たに360Lのコンパクトモデル「MDF-DU303VXHS1-PJ」(*2)を追加し、ラインアップを拡充することをお知らせします。本製品の発売は、2026年1月を予定しています。 細胞遺伝子治療やワクチンなどの研究開発の進展に伴い、長期保存する貴重な生体試料や細胞医薬品の品質維持がこれまで以上に重要となっています。そのため、保存機器の故障による試料の品質劣化や損失リスクを低減し、安定した温度環境を長期的に維持できる、高い信頼性を備えた保存機器が求められています。 「Twin...

PHC、ノンフロン 大容量フリーザー付き薬用保冷庫「MPR-N650FH/MPR-N650FSH」を12月に国内で販売開始

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス(本社:東京都千代田区)傘下のPHC株式会社 バイオメディカ事業部(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「PHCbi」)は、製薬企業および研究施設・医療機関向けに、冷却性能と省エネルギー性能をともに向上させた、ノンフロン-30℃大容量フリーザー付き薬用保冷庫「MPR-N650FH/MPR-N650FSH」(*1)を2025年12月より販売開始しますので、お知らせいたします。 近年、細胞医薬品やワクチンなどの研究開発が進展する中で、医薬品の保存要件はますます多様化し、冷蔵保存や冷凍保存において、より厳密な温度管理が求められています。また、気候変動への対応として温室効果ガスの排出削減が喫緊の課題となり、医療・研究現場においても省エネルギー性能に優れた環境配慮型製品へのニーズが高まっています。 「MPR-N650FH/MPR-N650FSH」は、医薬品の品質保持と環境への配慮を両立したフリーザー付き薬用保冷庫です。インバーター制御コンプレッサーと「新サイクルデフロスト」機構などの採用...

PHC、移動式免疫発光測定装置「パスファースト®」をリニューアルして販売開始

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区)傘下のPHC株式会社 診断薬事業部(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「PHC IVD」)は、このたび、新たに改良された移動式免疫発光測定装置「パスファーストⓇ」を2025年10月に国内で販売を開始する予定です。本製品は、2025年10月3日(金)から5日(日)までパシフィコ横浜で開催される「JACLaS EXPO 2025-臨床検査機器・試薬・システム展示会-」に出展いたします。 PHC IVDが製造販売する「パスファーストⓇ」は、大規模病院から診療所まで、幅広い医療現場で活用されている、卓上型のコンパクトで移設が容易な免疫発光測定装置です。MAGTRATION(*1)技術を組み合わせた化学発光システムを採用し、迅速かつ高品質な検査を提供しています。「パスファーストⓇ」は、全血・血漿・血清を用いて測定が可能であり、医療現場における多様なニーズに柔軟に対応できる検査機器です。測定に必要な試薬がすべて一つのカートリッジに収められ、廃液も格納される...
Back to Newsroom