-

キオクシアとウエスタンデジタルが四日市工場のフラッシュメモリ新製造棟における共同投資について合意

2022年秋から生産開始予定

東京 & カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社ウエスタンデジタルコーポレーション(NASDAQ: WDC)は、三重県四日市市のキオクシア四日市工場第7製造棟(以下、Y7)第1期における共同投資を実施する旨の正式契約を締結しました。両社による共同投資により、2022年(注)4月に建屋が完成したY7第1期での2022年秋からの生産開始を目指します。今回の合意により両社の20年にわたるジョイントベンチャーパートナーシップはまた一つ、重要なマイルストーンを刻みました。

キオクシアの代表取締役社長である早坂伸夫は次のように述べています。「Y7における共同投資によってウエスタンデジタルとの戦略的なパートナーシップがさらに深まったことを大変喜ばしく思います。社会のデジタル化に伴い、メモリ製品の利用は加速しています。キオクシアは引き続き両社の技術的パートナーシップとスケールメリットを生かし、最先端の半導体製品を開発・生産し、有機的な成長を達成していきます。」

ウエスタンデジタルの技術兼戦略統括プレジデントであるシバ・シバラム(Siva Sivaram)は次のように述べています。「Y7における今回の共同投資は、キオクシアとの建設的で良好な関係を裏付けるものであり、また世界における我々のメモリシェアがいかに大きく、メモリとストレージが引き続き重要なこと、そして当社の日本に対する多面的なコミットメントを明らかにするものです。キオクシアとの戦略的パートナーシップにより、R&D機能を強化し生産規模を拡張しながら、最先端技術を導入していきます。今後も共に長期的な成功を目指していきます。」

Y7は世界最大級のフラッシュメモリ工場である四日市工場において両社が共同投資する6番目の製造棟になり、112層、162層、およびその先のノードを含む3次元フラッシュメモリの生産に対応します。

キオクシアとウエスタンデジタルは、今後も3次元フラッシュメモリの共同開発および市場動向に沿った共同投資を通じてシナジー効果を最大限発揮し、それぞれの競争力を強化してメモリ分野におけるリーダーシップを強化していきます。

注:本リリース記載の年表示はすべて暦年となります。

■キオクシアについて
キオクシアはフラッシュメモリ、SSDの開発、製造、販売を行っています。1987年NAND型フラッシュメモリを発明し、2017年に株式会社東芝から分社。2019年10月にキオクシア株式会社に社名変更しました。「『記憶』で世界をおもしろくする」のミッションのもと、世界中の人々にさまざまな「価値」の提供を目指しています。3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASHTM」はスマートフォン、PC、データセンター、自動車などのアプリケーションに大容量記憶デバイスとして搭載されています。

■ウエスタンデジタルについて
ウエスタンデジタルは、データを活用し、データの持つポテンシャルを解き放つという使命を担っています。フラッシュとHDDの両方で、メモリーテクノロジーの進歩に支えられ、私たちはブレークスルー・イノベーションと強力なデータストレージ・ソリューションを生み出し、その願いを実現できるようにします。そして私たちの価値観の核心として、切迫する気候変動に立ち向かうために、Science Based Targetsイニシアチブにより承認された壮大で高い炭素削減目標に一丸となって取り組んでいきます。ウエスタンデジタルおよびWesternDigital®、SanDisk®、WD®ブランドの詳細については、https://www.westerndigital.com/ja-jp をご覧ください。

Contacts

Kioxia Contacts:
山路航太
キオクシアホールディングス株式会社 広報
03-6478-2319
kioxia-hd-pr@kioxia.com

Western Digital Japan Contacts:
髙橋潤
ウエスタンデジタルジャパン 広報
03-4334-7144
jun.takahashi@wdc.com

Kioxia Corporation LogoKioxia Corporation Logo

Kioxia Corporation

NASDAQ:WDC


Contacts

Kioxia Contacts:
山路航太
キオクシアホールディングス株式会社 広報
03-6478-2319
kioxia-hd-pr@kioxia.com

Western Digital Japan Contacts:
髙橋潤
ウエスタンデジタルジャパン 広報
03-4334-7144
jun.takahashi@wdc.com

More News From Kioxia Corporation

キオクシア:MicrochipのAdaptec® SmartRAID 4300シリーズ RAIDストレージアクセラレーターとキオクシアSSDの相互互換性と相互運用性を確認

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は、当社の2.5インチ エンタープライズおよびデータセンターPCIe® 5.0 NVMe™ SSD、およびPCIe 4.0 NVMe SSDが、Microchip Technology Inc.(マイクロチップ・テクノロジー社、以下Microchip)のRAIDストレージアクセラレーターであるAdaptec® SmartRAID 4300シリーズとの相互接続試験を行い、相互運用性を確認しました。 次世代エンタープライズおよびAIデータセンターには、現在から将来への技術をシームレスに統合するためのエコシステムの連携と相互運用性が重要です。この相互接続において、キオクシアのデータセンターおよびエンタープライズ向けSSDを活用し、セキュリティーを備えたスケーラブルなハードウェアアクセラレーテッドRAIDアーキテクチャーを実現します。今回Microchipが行った試験で相互運用性が確認されたのは、PCIe 5.0対応エンタープライズNVMe SSDの「KIOXIA CM7シリーズ」、データセンターNVMe...

キオクシア:KIOXIA AiSAQ™技術のMilvusベクトルデータベースへの採用について

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社のApproximate Nearest Neighbor Search(ANNS)技術であるKIOXIA AiSAQ™(キオクシア アイザック)が、オープンソースのベクトルデータベース Milvus(バージョン 2.6.4以降)に正式に採用されました。MilvusユーザーはKIOXIA AiSAQ™で最適化されたベクトル検索により、実用的かつコスト効率の高い形でAIアプリケーションを活用することが可能になります。ベクトルデータベースを活用したい開発者は、従来の大規模ベクトル検索を行う際にボトルネックとなるDRAMの容量に左右されることなく、高性能ベクトル検索を活用できます。 現在、AI業界では巨大なモデルの構築から、スケーラブルでコスト効率に優れた推論ソリューションの整備へと重心を移しています。その過程で中心となるのが、外部データを用いてAIの回答精度を向上させるRAG(Retrieval Augmented Generation)技術であり、KIOXIA AiSAQ™はSSDベースのベクトルアー...

キオクシア:高密度・低消費電力3D DRAMの実用化に向けた基盤技術を発表

東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- キオクシア株式会社は、高密度・低消費電力3D DRAMの実用化に向けた基盤技術として高積層可能な酸化物半導体チャネルトランジスタ技術を開発しました。本成果は、米国サンフランシスコで開催されたIEEEの電子素子に関する国際会議IEDM(International Electron Devices Meeting)にて、12月10日(現地時間)に発表しました。本技術を用いることで、AIサーバーやIoT製品など幅広いアプリケーションにおいて低消費電力化を実現する可能性があります。 AI時代を迎え、大容量のデータを処理するために、より大容量かつ低消費電力のDRAMの実現が期待されています。従来のDRAMではメモリセルの微細化が物理限界に近づいており、さらなる大容量化に向けてメモリセルを3次元に積層する研究が進んでいます。メモリセルを積層する際に、従来のDRAMと同様の単結晶シリコンをトランジスタのチャネル材料に使用すると、製造コストが高くなり、かつ、メモリ容量に比例して、メモリセルをリフレッシュするための電力も増加する課題が...
Back to Newsroom