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アブダビの技術イノベーション研究所のセキュア・システム研究センターがRISC-VベースのドローンへのセキュアPX4スタックの統合を発表

アラブ首長国連邦アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- アブダビの先端技術研究評議会(ATRC)の応用研究の支柱である技術イノベーション研究所(TII)のセキュア・システム研究センター(SSRC)は本日、センター独自のセキュアPX4スタックを活用した初の縮小命令セットコンピューター(RISC-V)ベースのドローン・フライト・コントローラーをデビューさせたと発表しました。この飛行は、このRISC-V+セキュアPX4スタック・システムの試験と検証の成功により、RISC-VベースのUAVシステムを現実化していくSSRCの道程における一つの成果となります。

今年に入り、センターはRISC-Vインターナショナルの戦略的メンバーになりました。RISC-Vインターナショナルは、未来の発展に方向性を与え、RISC-Vのフリーでオープンな命令セット・アーキテクチャー(ISA)の採用を推進する会員運営の非営利組織です。SSRCは、RISC-Vベースのセキュリティーの高いフライト・コンピューター・システムを構築することに注力しています。本日の成果は、この道程における重要な中間成果であり、センターは、商業的に入手可能なRISC-V開発プラットフォームを使用してDroneCode PX4オープンソース・ソフトウエアをRISC-Vに移植しています。

TII最高経営責任者(CEO)のレイ・O・ジョンソン博士は、次のように述べています。「RISC-VのISAは、コンピューティング・システムの世界に革命を起こしています。TIIは、世界の未来を確かなものにしている画期的ソリューションの拡大中の集合体にこの能力を組み込んでいくことを、誇りをもって、一歩ずつ進めています。現在、ドローンや同種の自律システムのユースケースが、eコマースやヘルスケアから通信やセキュリティーまで、いくつものセクターに広まっています。この成果は、能力とセキュリティーのある世界を形成するために機能する先端技術の最前線にある世界的研究センターとしての私たちへの信頼をさらに強化するでしょう。」

SSRC主任研究員のShreekant(Ticky)Thakkar博士は、次のように述べています。「この活動において私たちは、ゼロトラストのドローン・システムのリサーチを先駆的に進めるリーダーとして、世界地図の上にTIIを据えています。DroneCodeコミュニティーは、PX4オートパイロットとフライト・コントローラーのハードウエア・コードおよび仕様の先進的なオープンソース・コミュニティーです。このプロジェクトを現実のものとするための作業の多くの部分で、NuttXリアルタイムOSとPX4フライト・コントローラー・ソフトウエアをRISC-Vプラットフォームに移植することが必要でした。SSRCは、計画されているセキュリティー改善の一部を既存のPX4ソフトウエア・スタックに既に含めてあり、今後もこのソフトウエアの開発を継続し、変更点をオープンソースに還元していきます。」

Shreekant(Ticky)Thakkar博士は、さらにこのように述べています。「この成果を通じて、私たちは、ドローンおよび自律システムのセキュリティーの研究・開発における地域的専門能力を明確化することを意図しています。これは、未来のスマートシティーの形成に際立って大きな影響を与えることになる領域であり、スマートシティーを安全なものにし、新たなサービスの機会も大きく促進します。」

この後行われる行動として、SSRCは、オープンソースのPX4フライト・コントローラー・ソフトウエア・スタックとNuttXリアルタイムOSのセキュリティーとレジリエンスの改善を、オープンソース・コミュニティーと協力して継続していきます。さらに、センターは、NuttX OSとPX4のメモリー保護の改善、リムーバブル・メディア上のデータの保護、商業的に入手可能な信頼の基点コンポーネントの利用を含むロードマップを提示しました。

TIIのSSRCのドローン・ソフトウエア・リード・エンジニア・アーキテクトでドローンコード・セキュリティー・スペシャル・インタレスト・グループのテクニカル・リードを務めるJukka Laitinenも、2021年9月のPX4オートパイロット開発サミットで、現在のドローン・プラットフォームをより良くより安全でより堅牢なものにすることについて発表を行いました。

SSRCは、このハードウエアの初期プロトタイプを使用した初めてのTIIカスタム・フライト・コントローラー・ハードウエアの実現に向けて進んでいます。これには、民生既製品のRISC-V SoCが使用され、2022年第1四半期の実現が予想されています。これにより、研究者と業界が既存の商用フライト・コントローラーをTIIセキュア・フライト・コントローラーに置き換えることが可能になります。

*配信元:AETOSWire

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